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持続化補助金に採択された計画書を公開!リユースショップの事例

 銀座パリスは、不要になった貴金属やブランド品などを買い取り、他者へ販売する事業を全国展開するフランチャイズチェーンです。今回の記事でご紹介するのは、同フランチャイズチェーン加盟店のうち、埼玉県富士見市で事業を展開する銀座パリス鶴瀬店です。

 同店は、オリジナルホームページの作成、看板の設置、チラシの作成とポスティングに要する費用の一部を小規模事業者持続化補助金で調達しようと考え、計画書を作成し、採択という結果を得ることができました。

 そこで、同店店長のご協力を得て、作成した計画書の内容から採択のポイントを何回かに分けてご紹介していきます。初回の今回は<経営計画>「1.企業概要」について見ていきます。

 なお、リサイクルとは、廃ペットボトルからベンチを作るなど資源の「再生利用」を意味し、リユースとは中古のブランドバッグを他者が形を変えずに使うなど「再利用」することを意味します。業界団体は「リサイクルショップ」ではなく「リユースショップ」という呼称を推していることもあり、当記事では同店を「リユースショップ」と称することとします。

1. 持続化補助金に採択されたリユースショップの計画書のポイント【企業概要編】

持続化補助金に採択されたリユースショップの計画書のポイント【企業概要編】(1)事業概要を表形式で示す

 同店では<経営計画>「1.企業概要」欄において、下図のように自店の「屋号」「事業所所在地」「代表者名」「 設立年月日」「 経営理念」「事業内容」「主要取引先」「取引銀行」「沿革」を列挙した表を作成しました。

実際に採択された計画書の一部を修正しています。

 これらを冒頭で明確にしたことは、事業のイメージが湧きやすく、それをベースにしてその後の計画を読み進めることができますので、理解が進みやすくなることが期待できます。また、これらを表にしたことで読みやすさを高めた点もポイントと言えるでしょう。

持続化補助金に採択されたリユースショップの計画書のポイント【企業概要編】(2)立地をビジュアルへ訴求する

 同店のように店舗を構えてビジネスを行う事業者は、店舗立地が業績に大きな影響を及ぼします。同店は、都内池袋駅から急行を乗り継いで35分程度の東武東上線鶴瀬駅を最寄り駅としており、そこから徒歩6分という好立地ですが、この内容を下図のように地図も活用して説明しました。

実際に採択された計画書の一部。

 そして上図のように、埼玉県の中で富士見市はどこにあるのかが分かるようにした埼玉県の地図、また、富士見市の中で自店がどこにあるのかが分かるようにした富士見市の地図を活用しました。さらには、下図のように店頭や代表の写真も活用してリアリティを高めた点もポイントと言えるでしょう。

実際に採択された計画書の一部。

持続化補助金に採択されたリユースショップの計画書のポイント【企業概要編】(3)現状を数値で説明する

 同店は、下図のように直近期1年間における売上高の上位商品名、それらの売上高や売上構成比の一覧表を盛り込みました。このように具体的な商品名と数値を述べることは、事業内容やその規模が把握しやすくなります。

実際に採択された計画書の一部を修正しています。

 リユースショップと言っても、古着や古本を扱うショップもあり、読み手のイメージに振り回されないように、正しい情報を述べたことは、採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

 今回は、持続化補助金に採択されたリユースショップを事例として採り上げ、<経営計画>「1.企業概要」を記載する際のポイントとして、(1)事業概要を表形式で示す、(2)立地をビジュアルへ訴求する、(3)現状を数値で説明する、を挙げました。次回も今回同様「1.企業概要」のポイントを見ていきます。

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