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NO Run No Life-走らずにはいられない。「跳びしまBASE」を支える多動男まっちゃんこと、松本政大について語ること。

おはこんばんは!跳びしまBASE管理人みかん1号です。
今日は久しぶりに10キロ走って、ヘロヘロです。眠いけど、書く!

いきなり「村上春樹」のココロ

「走り続ける人たちを応援する」が、とびしまBASEのテーマですが、今日は、マリリンと私のランニングのコーチ、私たちを応援し続けてくれてるまっちゃんについて書こう!ということで、「村上春樹」をググっています。

えっ?何故、村上春樹?
今、大崎下島といえば、アカデミーの外国映画部門でノミネート候補とされ、話題になってる村上春樹原作の映画「ドライブ マイカー」のロケ地なんですよ!その村上春樹が何故、跳びしまBASEと関係あるのか?ハルキストの皆さんなら、もうお分かりですね? はい、村上春樹さんもランナーなのです。こんな本も書いてるくらい。

「走ることについて語るときに僕の語ること」

これ!村上春樹の小説がわからなくても、この本には、ランニングがどれほど彼の作家という仕事に影響を与えたか、また彼が挑戦した数々のマラソンについても書かれていて、もしかしたら、村上春樹の作品の中で、一番、生の村上春樹を感じられる本かも知れません。

生身の人間としてのランナー。すべてのランナーは、走り続けるという体験を通じて、何かを共有することができる。その体験を最高の形で教えてくれたのが、まっちゃんでした。

まっちゃんがいなかったら「跳びしまBASE」は生まれてなかった

そのまっちゃんは、今、毎日、単身赴任した初めての町で、雪の中を走っています。❄️

「おはよう!今日も朝ランできた!マジ嬉しい。昨日は仕事で携帯ぶん投げたいくらい感情が久々に揺れ動いた。ランニング、もっとスピードあげたいけど、あと一週間は我慢。水シャワーも頭キンキンでスッキリ!」

ちょっと前に、足を痛めてからも、走ることをやめず、時々、そのランニングの感想が、まっちゃんからメッセンジャーで届きます。

大企業の中で普通のサラリーマンとして仕事し、その後、陸上関係組織で事務局長をすることになって5年間、オリンピックも終わって、次に任命されたのが、北陸の街の営業職。初めての営業、単身赴任で、営業を勉強しようと色々な方法でチャレンジ。が、現場はなかなか過酷で、毎日のように事件や試練が襲いかかってくる。そんな中で、まっちゃんは真冬の勤務先で、水シャワーを始め、走り出しました。

実は、マリリンと私は、NIKE RUN CLUBという、走った記録を残せるアプリで繋がっていて、まっちゃんも一応入っていたのだけど、今年になって、やっとそのアプリを使って走るようになって、毎月の走行100キロチャレンジにも一緒に挑戦中。

「二人が走るのを見ながら応援しとって、なんかモヤモヤしとったんよ。なんか違うって。で、自分でも走ろうって思って」

まっちゃんが日常を振り切るように走っている様子の書かれたメッセージを読んで、マリリンが思い出したように、

私も、走ってなかったら、ここまで来れんかったかもしれん。ランニングのおかげで、どれだけシンドイ時期を乗り切ったか。

とシミジミ。

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お互いの事情を深堀して聞く代わりに、私たちは、走った後の気持ちよさや、苦しかったこと、走りながら考えたことなどを共有する。その気持ちを分かり合えるランニング仲間がいるということに感謝する。そうなんよね。まっちゃんは、コーチでもあるけど、コーチである前に、私たちのランニング仲間なんよね。

「俺さぁ、市民ランナーって言葉、嫌いなんよねー」
まっちゃんにマラソンを語らせると、必ず出てくるのがこの言葉。市民ランナーとプロのランナーを分け隔てすることに、ずっと疑問を持っているというまっちゃん。走ると決意したすべてのランナーにリスペクトして、私たちのような素人に対しても、ちゃんと話を聞いて、真剣にアドバイスしてくれる。それは、まっちゃんの、誰に対しても同じ態度を取れるという、天性のフラットさや誠実さもある。村上春樹も、実業団アスリートも、オリンピック選手も、ど素人のおばさんランナーも、みんなランナー。それぞれが、いろんな理由で走り続けてる。

ランニングの恩恵には、差別はない。まっちゃんが教えてくれたのは、走り方とかマラソンの完走の仕方とかだけではなく、誰でも走ることを楽しんでいい。誰でも、走ることによって感じることで何かをつかめるということだったかもしれません。

そして、もう一つ。まっちゃんが、走り続ける理由。

「陸上に恩返しがしたいんよ」

これはまたじっくり、本人の言葉で語ってもらいますかね。


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