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河川:治水:手取川扇状地の霞堤(石川県川北町)
霞堤とは不連続に築かれた堤防で、不連続堤とも呼ばれる。写真のように、①と②は一部重なり合う区間があるが、連続しておらず、開口部がある。ここではさらに内側(人家がある側)に③の堤防が築かれている。
![](https://assets.st-note.com/img/1642945238554-1T1LDevIy6.jpg?width=1200)
霞堤は、不連続で開口部を持つ(洪水時には堤防の内側に水が氾濫する)ため、氾濫する可能性がある堤防が治水上どんな役割を果たすのか議論の対象になることがある。
私は、ある程度傾斜を持った扇状地においては、氾濫を防ぐというより、流路を固定するための役割だと思っている。
地理院地図
![](https://assets.st-note.com/img/1642945966103-rGydgzhHBN.png?width=1200)
写真には石刎も写っている(赤で囲った部分)。水流が直接堤防に当たるのを防ぎ、水路の中央に導く役割を果たしている。
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