旅館は、設備よりも「○」
昨夜、旅先で旅館に泊まりました。
旅行サイトで予約して、温泉が無く、事前に建物が古いことは知っていました。
実際着いてみると、確かに古い。
部屋も臭い訳ではないけど、古っぽいニオイというか。
清潔感も…、うーん。
エアコンは、リモコンの電源は入るけど、ディスプレイが表示されない。
運転切替ボタンを押すけど、冷房なのか暖房なのか分からない。
温度を上げるボタンを押しても、何度なのか分からない。
と、旅行の気分を下げるマイナス部分はあるけれど、一方でフロントの男性の対応がステキでした。
遅い時間のチェックインだったので、駐車場は満車。
フロントに行くと、
「駐車場ですよね。すみません、いっぱいなので…」
と近くの駐車場までの道を丁寧に案内してくれた。
車を置いてフロントに行くと、
「今日は終わってしまったのですが、近くに公衆浴場があって、明日の6時から入れます。場所ですが…」
とオススメの浴場や、シャンプーやタオル、ドライヤーなどは無いので、旅館のものを持っていって良いとか、
他にも、こちらが知りたいこと、行った時に困らないように先回りした情報を、詳しく教えてくれました。
そのスタッフさんのおかげで、私は良い印象の方が強く残りました。
そして、何か大事なことを学んだ気がしました。
何かマイナスな状況があっても、対応次第で相手の満足度を上げることはできる。
例えば、仕事で相手が行う手続きに、結構な手間をかけさせてしまうような場合。
「え、そんなに色々書類用意しなきゃいけないの?」と相手は思う。
でも、例えば、「その手続きをするなら、この手続きもされた方が良いですよ。
その時にもその書類が使えます。」
とか、用意しなきゃいけない事実は変わらないけど、相手が知りたい情報を先回りして丁寧に伝えることで、相手の印象は変わるかもしれない。
設備や環境を変えることは、難しいかもしれないけど、
自分の言動は変えることができる。
目の前の人のために、全力でできることをする。
そういう生き方を改めてしていきたい、そう思うことができました。
それに気づくことができました。
ありがとうございます。
旅館は、設備よりも人。
そんな話でした!
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