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生徒指導はしたくない。

ちゃんとした活動がスタートして3週間経過。
今週はなぜか35分授業。時間割通りとはいかないが、概ね沿っている印象。

生徒指導に来たわけじゃない

おしゃべりなど授業態度の指導はマラウイの先生がやれと思います。

授業3回目のクラスでキレる

先週まで6年の1クラスだけ授業していました。しかし火曜日に突然「明日から隣のクラスもやって」と言われました。

隣のクラスは
・教育実習生らしき先生が結構厳しめに指導している
・嫌がらせしてきたやつがいる
こともあって、そもそも印象の悪いクラスでした。

翌日、最初の2コマはそれなりに授業を終えます。
しかしその後、授業担当の先生不在で急遽3コマ目をやらねばならぬことに。

子供の様子からして、

朝6時くらいから授業をうけていて疲れている
前のコマの授業が適当でわりと騒いでいた
教室に外国人の私しか居ない

こともあり、授業中、終始ざわついていました。
この時点で私はいらつく。笑

そして練習問題の時間。
女子4、5名がずっとしゃべっている。注意しても「ノートがありませーん」と笑いながら言ってくる始末
(さっきまで持っていたので明らかな嘘をついている)。

ここで私のスイッチが入ってしまった。

答え合わせの時間。
おしゃべりしていた女子たちを指名、黒板に答えを書かせます。

案の定、出来ない。

そこで私は「話、聞いてないからだよね」と真顔で言い放つ。笑

すると大半の真面目な子供たちが手を挙げ、正解していきます。(相当簡単な問題だったから)
例の女子一人も、最後らへんに手を挙げ、正解(立ち直り早い)。

そして授業の最後、日本だったら感情的に叱っていたと思いますが、ここはマラウイ。
英語に翻訳せねばならない分、冷静にならざるを得ません笑。

何とか言葉をひねり出し、

「私はあなたたちの計算力を上げるためにここに来ている。勉強したい人には教えるけど、勉強する気がない、おしゃべりしたいのなら出て行け。」

やる気ない人が邪魔しているのは許せない

世界のどこにいても、絶対に学ぶ権利は保障されるべきと思っています。

マラウイなら特に。家の手伝い、児童労働、早期妊娠などで学校に行きたくても行けない子もいる。
そんなマラウイで学校に来れているにも関わらず授業中しゃべって、勉強したい子の邪魔をしている状況がどうしても許せなかった。笑

いつか私が怒った理由を英語で伝えられるようにはなりたい。
が、その前に彼らの英語力が追いつかない気もします、、

翌日はまともに授業を受けてくれました。

ただ得た学びもある。
偉そうに算数を教える唐突にきた外国人でも、いくら言葉がつたなくても、真剣に伝えようとすれば伝わること。

このチャンスをくれた心根が腐った女子たちに感謝。
(その日一日中「出て行けは言い過ぎたな」と猛省

絵が上手な子が1冊しかない教科書を見て黒板に描き、それを子供が描いています笑。
これはScienceで人々がSmokingしている様子だそうです。謎。

子供が私を舐めてかかって仕方ない。

なぜなら私は、
現地語話せない(英語以上にこの要素大きい)
体罰しない
(我が校は木の枝・教科書でたたく、平手打ち。なぜか子供は笑っている)
マラウイの先生より話しかけやすい(恐くないから)

ただもう一方のクラスはうるさいけれど授業はしやすい。
おそらく賢い子が多く、9割の子供の根が悪くなく、やる気もあって雰囲気が良いクラスだから。

そして、何より私を「先生」として見てくれている賢い子供が多い印象があります。

距離をつめれば学習指導に支障がでる。
ただ仲良くならねば個人的にもつまらない、子供にとっても異文化理解を学ぶチャンスが失われるかもしれない。

両立できるベストな方法が絶対にあると思いますが、日本以上に子供との距離間に悩みます。

突然増える祝日

もともと4連休のイースター休暇。しかし近くの教会の何かのせいで5連休になりました。笑
校長の一声で祝日が増えるシステムだけは、日本も見習うべき。

ただ私は3ヶ月ルール(到着3ヶ月以内は任地から離れてはならない)のためやることがない。
(活動報告書や教材研究など探せばあります)

が、概ね生活も活動も絶望するほど困ってはいないので、ぼちぼちやっていこうと思います。

大家がそこら中で作っている豆。これをウォッチマンが煮てくれました。
おいしいけど、こんなにいらん。


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