ようやく開く、光と炎
まばゆい…
光の中からやってきた…
DXチルソファードランサー 究極コンプリートボックス
自身はどんなに好きな特撮作品であっても武器玩具に手を出すことにためらいを持ってしまうタイプで、せっかく買うならやっぱり”アイテム連動”が欲しくなってしまう。
逆に連動がない＝単体で完結して遊べる、というのはその通りだが、さすがにそれらすべてに手を出していると出費にキリがないので…自分の中で一つの線引きとして保たせていた。いたのだが…
ウルトラマンブレーザー最高の作品すぎ！！！！！！！！！！！
映画まで見に行っちゃったし！！！！！！！！！
だからコイツを手に入れてなりきり体験を完遂させるぞ！！！！！！！！！！！！
という理由で今手元にある。
セット商品なので裏面の密度がすごい。聖剣ソードライバー+水勢剣流水エンブレムセットくらい箱がデカい伝わらないので、サイズ感としてのワクワクはもちろん、遊びの幅をこれでもかとスペースを使って紹介してくれているのにもテンションが上がる。
やっぱりDX玩具の箱はね…デカければデカいほどいいんですよ…
ブリスターパックだ！！！！！
あくまで自分が追っている玩具に限っての話だが、最近は折り込まれた段ボールに入っていることが多いので…これだけ大きな商品でブリスターを採用しているパターンを久々に見て懐かしい気持ちになった。
メインアイテムの「チルソナイトソード」
落ち着きのあるシャンパンゴールドと、ビビッドな紫と金が光るガラダマ、日本刀のような渋みのある持ち手。派手になりすぎない色味とまばゆいギミック部の対比がとてもカッコいい。
ライダー玩具などが統一感を持ってデザインされているのに対して、こちらは一本の剣としてどれともつかない固有のデザインになっているのが面白い。作中では割と脈絡なく鉄の棒からこの見た目になったが
そして発光は落雷をイメージしたリレー発光になっていて、絶妙なディレイを合わせることで視覚と聴覚に若干のラグが生じる現実の雷を見事に表現している。青緑色のクリアパーツからくっきりと緑色に発光し、光量もしっかりあって”明るい”というより”まぶしい”という感じ。
サブアイテムの「ファードラン」
赤いボディにメタリックブルーのライン、大きなオレンジのクリアパーツが印象的。作中では体表のほとんどを爆炎で覆っていたので具体的なシルエットが分からなかったがかなり鳥っぽく、下腹部が膨らんでいるようだ。
変形可動だけでなくポージング用にほんのりクリック可動があるので、飛行ポーズも再現できる。素立ちの状態だとかなりずっしり構えているような印象があったが、脚を手前にして上を向かせてやるだけでかなり浮遊感が出る。
翼が縦に突き出ているので羽ばたいている表現ができないかと思っていたものの、カメラワークの妙で意外とそれっぽく見える。実際に手に持ってみるとパーツっぽくなく”生物としてルックスが担保されている”ので、フィギュアとして飾っておく満足度も高いように感じる。
そしてファードランを合体待機状態に変形。翼を手前で合わせ、脚を後ろ側に曲げる。かなりスペースを食いそうなビジュアルから槍先っぽい二又になり、足先の絶妙な位置取りによってこれだけで自立している。
クリアパーツを合わせて刃先を作る…というのは魔弾戦記リュウケンドーの「DXアルティメットドラゴン」の分離合体を彷彿とさせる。誰にも伝わらない
さらにチルソナイトソードと合体！チルソファードランサー！
デカすぎて撮影スペースに収まりません！！！
あまりの長さに全体像すらまともに写せてないので、その確認ついでにさっそくサイズ比較。クソデカ合体武器の親戚「プログライズホッパーブレード+アタッシュカリバー」と並べてみるとその大きさが伝わるかと思う。ホッパーブレードの刃先と比べるとさすがにファードランは負けてしまうが、持ち手の長さや合体前の基本アイテムで比較してもほぼ同レベルの戦いになっている。
こうして並べるとチルソファードランサーの急造感ただようビジュアルが特に魅力的だ。元々チルソナイトソード自体不意の産物であるし、ファードランもワームホールから現れた未知の怪獣ということで”イレギュラー同士の即席合体”になっているのが逆にリアリティがあるような。
合体玩具である＝合体後に融合感が見られる引き算デザインにする、という基本をぶっ壊す歪な完成像が”神秘のアイテム”を軸にしているウルトラマンらしさに繋がっていて、かなり新鮮味のある体験だ。
これでブレーザーのなりきりに必要なアイテムがひとしきり揃ったので、これからは劇伴を聴きながら思う存分遊びつくすことができる。
やはり武器玩具は必要。解像度が上がって楽しいぞ。
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