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自分の生き方

みんなそれぞれに色んな自分のポリシー的なものを持って生きていると思います。
自分の場合は公私共に一つベースにしているものがあって、それは

「親切に見返りを求めない」

というものです。これは自分が社会人になりたての頃、別の部署の先輩に「おい、うちでお前のところの○○を片づけておいてやったからな。普通はさっさとお礼の一言でも言ってくるもんだろう。」と言われた事がきっかけになります。
その片付けてもらった業務に関しては別にこちらから依頼したものでもありません。そしてこちらで片付けられないものでもありませんでした。自分たちの作業分担から一通り片付いたところで終わらせようと割り振っていた物を、言い方は悪いですが「勝手に」他の部署が気を回してやってくれただけです。

普通の流れであれば、こちらはまだその事に気付いていないのですから「○○はこっちの作業のついでに片付けておいたから!」的に伝えてくれればこちらも「ありがとうございます」という自然な受け答えで終わったはずです。でもその先輩は余計な一言をつけてきました。
この場合、誰しもが「え、なんで頼んでもいないのに小言言われないといけないの?」となると思います。実際に自分はそうなり、「ありがとうございます」ではなく、「はぁ、すみませんでした。」と答えました。

これについてですが、この私の返答はその先輩が当初望んだものでしょうか。多分違いますよね。先輩自身も多分こんな雰囲気になるとは思っていなかったのだと思いますが、そこにはある心理が働いて思わず余計な一言が出てしまったんだと思います。(普段は気さくで良い先輩なので)

やってあげたのに何もないの?

先輩の中に生まれた感情は多分これだと思います。自分も学生時代はそういう思考に至っていたのでよくわかります。でもそれを先輩にされたときに祖母や両親によく言われて来た事をはっと思い出しました。

「自分から相手にした支援は真っ先に忘れなさい。見返りを求める様な浅ましい人間にはなるな。ただし相手に支えられた事は一生忘れてはいけないよ。」

他にも似たようなもので「もしお金を貸さなければいけなくなったら、それは返してもらわなくて良いと思って貸しなさい。」というのもありました。
要するに自分から善意としてした事に対して相手に見返りを持つんじゃないよってことです。そうすることで、あいつお礼が無いなとか一々腹を立てる必要がなくなるんですよね。
逆に言えばそのくらいの気兼ねが持てないようなら他人に干渉するなってことです。周りでも良く耳にしませんか?「あいつ食事に誘ったのにごちそうさまも言ってこないよ」とか(笑)

こういう経験から自分は常にそれを生き方のベースとして、職場においても部下に指導方針として「親切に見返りを求めるな」を掲げています。このちょっとした考え方の変化で生き方がとても楽になるので、賛同いただける方は実践してみてください。ある意味自己満の世界になりますが、自己満こそが人生を楽しくする秘訣だと自分は考えていますので☆


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