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"テンション"って何なんだ

今年、一番考えて悩んだことだったかもしれないし、
別にそうじゃなかったかもしれない。

「何してるときが一番テンション上がるの?」と、とある人に聞かれた。

正直今までそんなこと考えたこともなくて、
「う~ん、仕事でお客さんに褒められたときですかねえ」と
ちょっと背伸びした回答をしてしまった。
後々考えてみると全然違ったと思う。

それほど弾んだ話題ではなかったが、
自分は「うわ!何であんなこと言ってしまったんだ!」と、
過去の発言や行動への後悔に長期間苛まれる面倒なタイプなこともあり、
「別にお客さんから褒められたところでなあ。。。」と
気付くと脳の片隅に居残るタイプの質問だった。

「そもそも"テンション"って何・・・?」
ググった。

テンション【tension】
1 精神的な緊張。また、不安。「テンションが高まる」
 2 (1の誤用から)俗に、気分や気持ちのこと。
 「朗報にテンションが上がる」「いつもテンションの低い人」
 3  張り。張力。伸長力。「ロープにテンションをかける」
(weblio辞書 デジタル大辞泉より引用)

一般的には気分、気持ちを指す言葉として使われているだろうが、
この使われ方はどうやら誤用らしい。初めて知った。

思えば、本来の意味である「精神的な緊張」が解消されたときが
一時的だが一番テンションが上がっているかもしれない。

この方向で考えてみると…

①中学生の頃、激烈な叱り方をする教師に
「便器ブラシで洗面台を洗った奴がいる」と犯人探しをされ、
本当は自分がやったけどシラを切り通したとき
 
(容疑者全員でちゃんと掃除したので完全犯罪)

②高校生の頃、初めて学校のライブでドラムを叩いて
 なんだかんだ演奏が終わったとき

③大学の合格発表

④初めてのサウナ施設で3セット全てととのったとき
 (勝手に"グランドスラム"と呼んでいる)

4つ出てきてしまった。

 ①は文字通り。
開放された後、バレて叱られている世界線を想像するほど緊張した。

②もヤバかった。
金魚草(リンク押すと分かる)みたいになっていないかマジで不安だった。
学校なんて狭いコミュニティだと
「こないだのライブでリアル金魚草がいたぞ」
なんて評判になっていたら、ずっと"そういう人"扱いされていただろうし、
今思えばよく自分にあんな勇気があったなあと思う。

③はシンプルに緊張した。
実家で1人でWebで確認して、感情の行く先が無くて、踊った。
試験落ちたら無職って、正気の沙汰じゃないと思う。

④は最高。やうやう白くなりゆく山ぎは、
すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。

結局順位を付けると、1位はサウナになった。
もう考えるのを止めた。

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余談だが、ドラマ「サ道」でととのった際の表現は実写だと思う。
パチンコのビッグボーナス演出のようなコレ。
マジで実写。

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結局自分は、何をしているとき一番テンションが上がるのか依然分からない。このnoteを書いている最中でも分かってない。

人は全員それぞれの経験があって、考え方があって、
好みがあって、環境があるんだから、結局人それぞれなんだろうけど。
自分はパッと思いつくのがサウナだっただけで。

みんな、何をしたときテンションが上がるんだろう。
そんなこと面と向かって人に聞こうとも思わないから、謎なまま。




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