テーマソング

少し時間を巻き戻し。

R君は帝王切開で産まれた。

まず、R君がワゴンに乗せられて「産まれましたよ」とお目見え。

晴れて新米パパになった私と妻の両親、私の母は元気な産声をあげるRくんの姿に一同感激の嵐。（父はのっぴきならない事情で来られなかった：実家の犬の世話。だから初孫だってばよ）

次は妻の縫合待ち。

産院の待合室で感動に浸りながら待っていたわけですが、

TVがありNHKの「みんなのうた」の放送が始まりました。

聴きなれた唄が流れます。

BUMP OF CHIKEN『魔法の料理～君から君へ～』

音楽シーンに疎い私の、数少ない好きなバンドの中でも上位に位置するアーティスト。（詩の内容にジーンときちゃうタイプ）

子供時代の自分へ、大人になった自分が語り掛ける類の唄。

小さかった時の思い出のワンシーン、考えていたこと、感じたこと。

あの頃たくさんあった大切な宝物。

それらを失くして得たものが今、宝物だよと。

息子がたった今産まれたわけですから、

勝手に変換されたんですよね、「父から息子へ」に。

その瞬間からもう、止まりません。

R君の手を引いて歩く姿。

一緒に笑う姿。

叱る姿。

産まれたばかりのR君が、頭の中でどんどん成長していくんです。

このタイミングで好きなアーティストの一曲。

運命的なものを感じずにはいられません。

このバンドの唄の中でも、まあまあ好きだった方。

いっきにランクアップです。

しばらくはヒットチャート数週間ぶっ続け１位。

いつか聴かせてあげたいな。

さて、R君の近況報告。

まだまだひよっこR君、NBA界の新星R君よろしく、

我がチームに堂々１位指名で入団です。

‎BUMP OF CHICKEN『魔法の料理 ~君から君へ~』