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King Kidsのシンデレラガールの話

Xでつぶやいて終わろうと思っていたけれど、やっぱり書き足りねぇ…!となったのでこっちにきてしまった。


King Kids第二弾が来た。

クリスマスイブにシンデレラガールである。


いつも通りここにぶちまけるのは私の「好き!」という感情のもと、全て私の個人的な感じ方なので、そこはご了承いただきたい。


さて。

最初からまず個人的な話になるが、大変申し訳ないことに、私はそもそも半年前までKinKi Kids以外に全く興味がなく、キンプリは出会った時既にデュオであったで、実は彼らのデビュー曲であるシンデレラガールも、サビを聞いたことがあるかもしれないというレベルでしかなく、私はこの国において割と稀な人種であった。

(その後も海人くんのダンス目的で公式YouTubeに上がっているものは見たのだけれど、ダンスプラクティスと違って、カメラワークがあり私が見たいものとはちょっと違ったので、新旧共に一回見て終わっていた)

シンデレラクリスマスでの話と重なるが、音楽的好みの問題からもあの曲がそれほど琴線に触れるタイプということもなく、この曲は単純に「キンプリのデビュー曲である」という認識しかなかった。

キンキファン側でも、キンキにシンデレラガールを歌ってほしいと思っていた方は多かったようで、Xでは盛り上がっているのを見掛けてはいたが、特別な思い入れがない私は密やかに、ただ、同じ「シンデレラ」でつながってくれてありがとう程度な選曲だった。

とはいえ、100%いいものがくるという確信だけはあって、本日9時過ぎにはシンデレラガール推しに変わっていることだとは思う。

だって、あのキンキ率いる上質なバンドであの4人が歌うのだ。

既に声の相性の良さはシンデレラクリスマスで衝撃と共に認識済みだ。

そりゃあ期待は高まる。


と、ここまで事前に書いていて、自分の予想通り、現在

シンデレラガール超絶いい曲!好き!大好き!

ということで鬼リピ状態である。

なんと単純なことか。

でもそのくらい良かったのだ。

4人の歌声が。


シンデレラガールの話

そんなこんなで当日21時。

前回と同じカウントダウンを前にドキドキしながらPCの前で待機していた。



いつものオープニングの後。

最初の3音。

「キミは」

これだけで、ゾワッと鳥肌がたった。

KinKi Kidsの完璧なまでのユニゾンが、その一瞬で、ものすごい大人なシンデレラガールの世界を作り上げた。

キンキの歌唱力、表現力、経験値、掌握力全てがどんと押し寄せてきた。

本当に見事だった。

お互いを一瞥もしないまま1音目のアタックから一瞬のずれもなく、持ち歌でしたっけ?というレベルで。

これぞKinKi Kidsだった。

もう、これで素晴らしい1曲になるのは約束されたようなものだった。

追いかけて音が重なり出す生バンドの音も、信頼の吉田健さん率いるメンバーが、いつも通り圧巻の演奏を聞かせてくれて、今回のためだけに書かれた譜面であることも一目瞭然だった。

原曲よりも少し音を下げている気がしたがどうだろう。

それも影響しているのかもしれないけれど、原曲の持つ輝きはそのままに、とても大人びたシンデレラガールが幕を開けて、幕開けと同時に感動が押し寄せた。

キンキの声に廉くんと海人くんの声が乗ることで、鮮やかな若さとキンプリならではな輝きが乗って、キンキ2人が作る落ち着き成熟した湿度のある空気に風を入れて、ものすごく新鮮な世界観が出来上がり、なんだか妙に感動してしまった。

こういう現象こそを化学反応と言うのかもしれないと思った。

光一くんは最初の「幾つになっても」からアレンジ仕掛けてくるし、剛くんのソロパートは”私の大好きな堂本剛”が歌っていて、最高であった。

11時の”じゅ”の頭がもう堂本剛だった。

大好きだ。


廉くんと剛くんが、光一くんと海人くんが、それぞれ笑顔を向けあうところで、きゅううううと締め付けられた。

ストリングスも入った生バンドの音を楽しんでいる4人も見ていて最高だった。

推しが楽しそうにしているのを見るのはオタクの幸せそのものである。

(廉くんが、そのことを正確に理解していてくれてありがとうであった)

しかも今回は私にしてみたら×4人なのだからたまらない。


歌割りもまた、前回同様素晴らしかった。

個人的な好みの極みだが、とても良かった。

と感じたのだけれども、元々の歌割りを知らなくて、調べに行ってみたらちょっと驚きであった。

そうか、6人で歌うということは、こういうことなんだ…と人数の多いグループの歌割りについてしみじみと思ってしまった。

と同時に、今回の歌わりも元々の歌割りがベースになっているようで、その巧妙さ加減に感心した。

声の親和性については、シンデレラクリスマスでも実感したけれど、どの組み合わせで歌われても全く違和感がなくて、最高であった。

剛くんと廉くんの高音、光一くんと海人くんの高音、それぞれがそれぞれの色があるのに気持ちいいし、4人で歌われた時の多幸感ったらない。

そして、最後のワンフレーズ。

I wanna always be your King & Prince

私には「いつも、いつまでも、あなたのKing & Princeであり続けたい」と聞こえた。

これを歌えるのは廉くんと海人くんだけであり、それすらも裏切らなかったKing Kids、最高であった。


「硝子の”少年”」という曲を、KinKi “Kids”という屋号を、四十を超える大人になっても守り続けるKinKi Kidsが、若き2人に、君たちのデビュー曲もいくつになっても歌える素晴らしい曲だよと、音楽も人共に成長するものだよと、アイドルとして26年目を走り続ける彼らが一緒に歌うことで証明してくれたようで。

キンキ2人からキンプリ2人への盛大なエールであったようで。

「自分の勝手」と言い、全て自分の責任だと背負いながらこのコラボを実現させてくれた光一くんと、その意志を尊重し、静かに賛同し、いつものようにその隣にいてくれてた剛くん。

キンプリの状況を見て、何も言わず、ただただ音楽で寄り添って、愛情を伝えてくれた。

本当に”かっこいいオトナ”の見本のような人たちだと思った。

そしてそれを全身で感じ受け止め、しっかりと言葉と歌で返してくれたキンプリの2人も、かっこいいオトナであった。


トークの話

話は遡り、その前日、またしても4人のトークが公開された。

食後、ひと段落し、まだダイニングに座ったままスマホを開き、その情報を目にして、文字通りガタッと立ち上がってしまった。

来た…!まさかのクリスマスイブに標準を絞ったタイミングで…!

と一気に興奮状態になり、一回座ったが、タップして出てきた動画に、もう出だしからして、ああああああとなって結局立ち上がり、スマホを見たまま文字通り部屋をうろうろした。

が、あまりに笑顔を隠せず、笑い声を堪えられる自信がなかったので、家族を残し自室に篭った。


私が想像していた4人の空気感だった。

これだ、こういう会話を待ってた、と思った。

たぶん、1回目の4人でのトークが前回のメッセージ動画で、着替えやスタンバイ時間があり、もう一曲歌ってからの今回のトークという流れなのだろう。

4人でいることに、それぞれが少し慣れた感じがした。

特に左2人にそれがよく現れてた気がする。

兎にも角にも私が見たかった4人の雰囲気がついに見れて大興奮であった。

思っていた通り、4人の世界はLove & Peace, & so fun だった。


Xでも書いたけれど、まずは蓮くんの”King Kids”の取り扱いの巧妙さよ…というのが一番最初に来た。

今回「言ってて気持ち良くなってきた」と言ってくれてるが、これを撮ったのは確実にMステ生放送の前なのに、Mステでは「もうちょい時間必要かなぁ」とか言ってるわけで。

撮影日と放送日が入れ子になってるのを把握した上でのこの流れ。

なんてできる子…。

ちょっとしたことだけど、こういう洒落た小技効かせてくる人に弱い人間なので、ああもう永瀬廉…!ってなるところからスタートした。

発案者である光一くんが素直に嬉しそうなのがなお嬉しかった。


シンデレラガールについて、光一くんの中であの曲が出た時から気になっていた、気に入ってたのは多分、本当なんだろう。

以前ライブMCで口にしていたくらいだ。

「シンデレラガールの方がいいって人ー」

と客席に投げてC&Rで遊んでいたのが、2019-2020の年末年始ライブだ。

もちろんデビューしたキンプリに勢いがあったからというのもあると思うけれど、当時からシンデレラクリスマスとシンデレラガールで引っかかっていたんじゃないかな、と、とてもロマンチストな人なので、笑いながら話してくれていたが、それはそれであり得るなぁなどと思っている。

自分達のデビュー曲を大切に歌い続けているからこそ、デビュー曲の大切さを知っていて、思うところがあったのだろうという部分もある。

真相は謎だけれども、シンデレラつながりと光一くんの漢気で実現したのは間違い無いだろう。


今回のメッセージ動画では、剛くんが海人くんを使い出した(言い方失礼だが)のも、わくわくした。

もう展開が全部楽しくて仕方がなかった。

「〜やないかいをいうやくね」の子供みたいな言い方もひらがな喋りも可愛いし、「はい わかりました」のひらがな喋りも可愛くて、左半分本気で可愛いしかなくて、顔が緩んだままどうしようもなかった…。


ここで剛くんが光一くんにもう一回同じことをやらせてさらっと光一くんももう一回喋りだして進んで行くが、これもある種キンキのお家芸で、どっちらかの「もう一回やって」はどんなことであっても何も言わずに100%相手の望み通りさらっともう一回やるのがKinKi Kidsである。

ので、でたw となったのは私だけではあるまい。

*もう一回やってで素直にやるのが通常運転なキンキの証拠映像↓
未見の方、可愛いので良かったらぜひ…



その後、シンデレラ擦りからの、私的今回の山場

光一くんも剛くんもれんかいちゃん大好きじゃん…!!

っていう渾身の俺得すぎて転がった。

地声で低く笑う剛くんの笑い声が入っているのもなんだか嬉しかった。

剛くんの2人への接し方もそうだけど、もう光一くんの海人くんへの「素直!」と廉くんへの「ねぇ」っていう呼びかけ。

大好きじゃん…!!

が連発して私の中が大騒ぎだった。

本当に素直でわかりやすく、かわいく愛おしい人だと思う…。

そして、多くの人が食いつてたと思うけれど、光一くんの「大変だろ」に対しての廉くんの一連の返事。

惚れる…。

永瀬廉は喋れば喋るほどイイオトコなのが露出してくる。

光一くんも聞いときながら「でもそれで助かってんだな」と1人で先に納得してるのも、なんか色々察するものがあって、ぁぁああ…堂本光一…!ってなるし

それすらもちゃんと拾ってくれてる廉くんさすがだし

話を全部聞いた剛くんが「いいよいいよ、すごく良い」って言ってくれるのも、堂本剛…!ってなるし

このやりとり全部のきっかけ作ったのは海人くんだしで

ほんとに…みんな最高だよ…状態になっていた。

King Kidsの空間は愛情と平和でできてる。


その後も細かいツボが連発していて、大渋滞だった。

光一くんが廉くんに話していてもいつも通り一番遠くから相槌打つ剛くんの声入ってるし、剛くんも廉くんのリアクションをすかさず拾ってくれるし、廉くんは当たり前に全方位網羅してくれるし、3人の関西弁につられて何気に関西弁出てくる海人くんいるし…

みんな楽しげで、私の感情も楽し過ぎて忙しいかった。

でも、その流れでありながら、海人くんの話を「一回聞いてみよう」って3人同時に言い合ってるも愛情が溢れるKing Kidsって感じで。

結局廉くんが引き継いで上手く纏めて、キンキ2人にこにこで。

デュオになった後輩2人がうまくやってそうなのを聞いて嬉しそうで。

こっちまで嬉しくなって。

なんて素敵な4人だろう。


実はお誘いするのにドキドキした、という光一くんも、きっと2人のことと、2人のファンのことまで全部ひっくるめて考えて考えて、各所に相談し自ら動いてくれたんだろうなと思うと、本当に感謝しかない。

それに対して「すぐやりたいって言った」「全曲やりたい」な廉くんと海人くんもありがたいし。

黙って見守ってくれる剛くんの愛も深すぎて。


キンキは人の曲をカバーすることに対して基本的には消極的だと私は感じてきた。

相手への敬意がゆえである。

なので、一旦カバーするとなると本当に、とても大切に、精一杯に歌ってくれる。

そんな人たちだと知っているからこそ、シンデレラクリスマスを、あれほどキンキの世界観を崩さずに歌ってくれた廉くん、海人くんに「一生懸命歌ってくれて嬉しかった」と光一くんが言ってくれたのも、なおさら嬉しかった。


光一くんは「何か親和性があれば」と言うが、こっちから見たらキンキとキンプリは親和性だらけなので、ぜひ、第3弾、第4段も続けていただきたい。

なんならKing Kidsでアルバム出して、ライブもして欲しいくらいだが、そんな欲張りは流石に現実味がない。

毎月なんて贅沢も言わない。

季節ごととかどうだろう。

それも難しいなら毎年クリスマスの定例行事にしていただければ…

なんて強欲なオタクは思ってしまう。

何ならとりあえずみんなで座って、今回の企画についてどうだったか改めて話し合うKing Kids座談会をお願いしたい。

ついでにそんな座談会シーンと、今回の撮影裏のあれこれは、King Kidsのオフショとして売っていただければ幸いである。


ちなみに、キンキの曲には歌詞の中だが「シンデレラ」が出てくる曲はまだある。

「キミもシンデレラさ」と歌っているのだ。

”シンデレラだけやないかい”のリベンジもできることだし、ああいう曲調に廉くん、海人くんの声が入るバージョンも聞いてみたい。

2人いないと絶対に歌えない重なりがある歌でもあるし、曲のテイストが全然違うので、面白いと思うのだけれどもどうだろう。

これを光一くんが思い出してくれることを祈りたい。

ついでにちょろっとでも踊ってくれたりなんかしたら泣いて喜ぶ。


とりあえずは2曲とTV出演1回で幕を閉じてしまったKing Kids。

素敵な歌声と楽しい動画とキラキラとした光の粒が振るような感動をありがとう。

双方のファンとしては本当に嬉しいクリスマスプレゼントであった。

あれほど多幸感ある歌を届けることができる4人にこそ、幸せな時間がたくさん訪れるように祈りたい。

そして、またいつか、近いうちに再結成してくれることを願っている。





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