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King & Princeライブツアー2023ピースの円盤を見た話

ようやく、ようやく、見れた。

King & Prince、ライブツアー2023ピース。

大感動だった。

伝わった、全部伝わったよ、と思った。

ありがとう、十分だ、大丈夫だ、そのまま二人で歩いて行ったらいいよ、大丈夫、伝わってるよ、と、こちらからも目一杯伝えたい気分であった。


既出の通り、私は5人体制を知らない。

King & Princeを知った時はデュオであった。

けれど、基本的に深掘り系オタクなので、海人くんに情緒をめちゃくちゃにされて以降、密かになかなかの勢いで過去情報や周辺情報を掘りまくった。

なので、今となっては新規のわりに大方の経緯は把握したつもりではいる。

それと同時に、過去の複雑さゆえに、色々なスタンスのファンの方々がいることも知り得てしまい、至る所に地雷が埋まっている印象を持ち、私にはこの沼は無理かもしれん、と感じた時期も正直あった。

けれど。

立ち去るには勿体なさ過ぎる魅力が二人にあるがゆえ、結局のところご覧の通りどっぷりと浸かっている。


彼らの二人体制になって初のライブツアー映像。

これを見てどう思うかも、もちろんそれぞれであろう。

どう解釈しようが見た人の自由である。


私は、ありがとう、大丈夫だよ、と思った。

少なくとも私は大丈夫だと感じたし、2人もそのままで大丈夫だよ、と伝えたい気持ちになった。

いや、あなた達が大丈夫と見せてくれたから大丈夫と感じたよ、が正しいかもしれない。

何が大丈夫なのか、具体的には言いようがなく、私自身にもわからないけれど、「大丈夫」がすごくあった。

過渡期を知らないから簡単に大丈夫と言えるだけじゃないかと言われるかもしれないけれど、少なくとも、大丈夫だよ、安心してね、と伝えたい彼らの思いは感じたのだ。

勝手ながらそう思った。

至る所で、ファンを気遣う言葉を漏らしていた彼らの、その思いが十二分に溢れていた。

お互いを思いやるその気持ちも、十二分に溢れていた。

「感動をありがとう」である。


私は入り口が海人くんであり、基本的には海人くん寄りではあるけれど、もはやほぼ箱に近い。

今回の感動の際たるものを3つあげると、その一つが廉くんの1番いい顔は海人くんを見つめる時と、会場を見渡す時であると知ったことだった。

話をしようよで海人くんと顔を合わせている時、めちゃくちゃいい顔するじゃないか、と思って何だか泣けてきた。

あのオトコマエ具合であれをされては、長年顔を突き合わせ続けたメンバーとはいえ、そりゃ照れもするだろう。

照れた海人くんがまた最高にかわいかった。

全体通して言えることだけれど、特に話をしようよの時間は、自分たちの今を、自分たちの関係性を伝えたいというそれが全面に出ていたと思う。

なんて賢いんだろうと思った。

それが自分たちの魅力の一つであると、彼ら自身も、彼らのスタッフも、確信を持っていないと、出来ないことではなかろうか。

同時にファンへの信頼も無いと無理だろう。

なんせ、お互いしか見ていない時間なのだ。

海人くんがファンを想って作ったという曲を、2人で、お互いしか見ていない時間を持ちながら歌うのだ。

このことの全方面への信頼度は計り知れないし、そこで見せたお互いへの底なしの愛情もまた計り知れない。

2万人の愛情を灯したペンライトと、スタッフチームの愛情を乗せたスポットライトの中のあの笑顔である。

泣くわ。

しかも、続くのは彩りである。

あの歌詞を歌う海人くんをいい笑顔で見守り

「描く未来にはいつも君がいればいい」

である。

泣くしかない。

人の思いなんて知れないものと、涙ながらに口にした人が、真っ直ぐに見つめて手を伸ばした先に、同じようにその歌詞を共に口ずさみ手を伸ばし返す相手がいることに、泣いた。

それを笑顔で何万人ものファンにその想いを見せてくれる2人に号泣であった。

2人が紡ぐ生きたドラマであった。

私がべらぼうに弱いやつであった。


実は廉くん繋がりでもう一つ、私が弱いものがある。

ichiban である。

海人くんに涙腺の鍵を持ってかれたので、それはもう海人くんが踊る動画はアホほど見た。

ダンプラ動画は過去も含め見漁っているので、ichibanもアホほど見た。

(視線はほぼ海人くんに固定されてはいたが)

けれど、2人体制になって初披露したichiban 以来、この歌は私の中で廉くんの歌になっている。

以前にも書いたけれど、あの時ichibanを披露した廉くんに込み上げるものがあった。

ファンのため、海人くんのために仕上げてきたのだと、勝手ながら感じ取ったことは以前に書いたが、その後、雑誌の取材で答え合わせがあって、廉くんの想いとおおよそ外れていなかったことにも感動した。

そんなふうに、想いを乗せて踊る人なんだという意味でも感動した。

その裏に、あのタイミングでichibanを披露すべきだと強く押した海人くんの慧眼と覚悟と、廉くんへの信頼があったことも私に感動を呼び込んだ。

そうして今回のツアーにも入れられたichiban。

私は海人くんのダンスフェチでもあるので、もう出だしの2人の向かい合った体制の、あの海人くんの廉くんを覗き込むような姿勢での笑顔からぶっ刺されたわけだけれど、楽しげに踊る姿に胸高鳴らせつつも、廉くんの歌だなぁと思ってしまった。

曲調も踊りも、私の中のイメージでは廉くんぽさはない。

でも、歌われる歌詞を噛み砕くと私のイメージの廉くんであった。

この曲が生まれた背景もある程度認識しているので、一部の方々にはお叱りを受けそうな受け止め方ではなかろうかと想像するのだけれども、申し訳ない、あのCDTVが強く残りすぎてあれ以降私の中ではそうなっているので仕方がない。

このライブツアーはきっとまだ物語の序章で間違いない。

予想や想像通りのストーリーはその深い愛情と信頼を抱えた笑顔で爽快にぶっちぎり続けてほしいと思うし、既にそれを実現している彼らに壮大な拍手を送りたい気分である。


2つ目は歌声だ。

特に海人くんの。

緊張がほぐれ、喉が開き、楽しげに歌い出した時の伸びやかさがひどい。

ああ緊張とれてきたのかな、とか、楽しくなってきたんだなぁとかが、本当に素直でわかりやすくて、びっくりするけれど、楽しくなってきた時の海人くんの歌声が私には大層えげつない。

私の心が既に海人くんから発せられるあらゆるモノに対して無防備で、神経剥き出し状態であり、かつ既に好きという贔屓目もあるのかもしれないけれど…どこまでも自由に羽ばたいていくような声に聞こえて感動してしまうのだ。

そして相変わらずの英語の綺麗さとめちゃくちゃに気持ちいいあのリズム感。

自由さとのびやかさと、きれいときもちいいがひどすぎて、その心地良さがたまらない。

海人くんの歌声と英語の相性の良さを疑っていない英語の抑揚大好きマンな私は全編英語か大半英語のソロ曲かカバー曲くださいとずっと思っている。

廉くんも素直な人だなぁと良く思うけれど、ライブ中の歌声にはそこまで波を感じなくて、全曲通してすごく安定してるイメージがある。

あの魅力的な声を存分に響かせるHappy ever afterのロングトーンの見事さには思わず1人で拍手を送った。


最後の一つはやっぱりダンスである。

King & Princeは多彩な魅力があって本当に素晴らしい。

ダンスナンバーもどの曲もすてきで大興奮であった。

けれどひとつ特出してここに書き残すならば。

趣味大爆発だけれどもTL Connectionの最後の10秒がめちゃくちゃにツボであった。

何それ何その一瞬ズルすぎる好きすぎる!!!

という大興奮の10秒であった。

あためぇに止めて巻き戻した。

廉くんがベンチの上、その前に海人くんというあの布陣が大成功すぎる。

廉くんの腕の動きと海人くんの首の動きが連動するのが好きすぎた。

同じ体制をとる瞬間に視線が左右に振れるのも天才だった。

あれは海人くんの一瞬のアレンジなんだろうか…わからないけれど、2人が視線を左右別方向に振って世界を広げる瞬間があって、あの狭く区切った空間の中に2人きりで、首を向ける方向の違いだけで横への広がりを魅せるのがめちゃくちゃにかっこいいのがずるい。

全方向に奥行きがすごい海人くんが下のせいで重心は低めのままに動きの躍動感は圧倒的に感じるのに、縦の線が綺麗な廉くんが上なせいで縦の空間はものすごくまっすぐ綺麗に広がってるように見えて、めたくそ美。

あの赤で閉じ込められた空間の形にめちゃくちゃあってると思った。

2人の作り出した空間の美。

と、その感動、が一気に押し寄せた10秒であった。

複数人数が揃って踊るかっこよさもいいのはわかる。

多人数が揃うことで圧巻なダンスがあるのもわかる。

けど、「2」であることを強みに変えた表現力を全面に出してくるかっこよさが大好きなので、これはもう最高にドストライクであった。

「2」が奏でる物語はストレートでわかりやすいし、その可能性も無限大だと信じている。

キンキを3、4年見てきた身としては、「2」が最小で最強の唯一無二の数字であることは既に実感しているけれど、キンプリもまた違う色味を持った最小で最強の唯一無二な「2」の物語が続くのは間違いないと思った。

(素数の特性を元に「2」が最小で最強の唯一無二の数字であることを満員のドームで熱弁したのは何を隠そう堂本光一先輩である)


書きたいことはたくさんあるし、たくさんの感動をもらったけど3つに頑張って絞ると私のハイライトはこんな感じであった。


あ、でももう2つだけ…。

Recolorの演出も素敵でとても好きでした、ってことと、どのアングルから撮られても2人揃ってとんでもなくスタイルが良く、シルエットで分かるくらい違うのに顔の大きさ腰の高さ手足の長さといったバランスのお揃いさ加減が最高でずっと見目麗しく大好きであったことは追記しておきたい。

特に海人くんの立ち姿が本気でドストライクな私には、映るたびに毎回毎回ため息ものであった…。


最後にどうしてもどうしても吐き散らしたい、たった一つの愚痴がある。

ライブとしてはもちろん大満足であった。

それはもちろん間違いない。

特典も特盛状態で心から感謝している。

だが。

だがである。


ソロアングル……

ソロアングルの画角……

髙橋海人のソロアングルの意味を考えていただきたい… 

お顔がいいのはわかる、知ってる。

お顔のアップはある程度の画角で映っていればこちらで勝手に拡大して見ることは出来る。

が、アップの画角しかないと、全身を見ようとしてもどうしたって無理なのである。

ソロアングル特典があるが故の期待が壮大に裏切られてしまって大ショックであった…。

私の中のソロアングルはイコールRe:SenseのNamae Oshieteのソロアングルだったのだ。

あの時のソロアングルは、基本的には全身を映し続けてくれていて、足元が止まった時や手が口元に行った時、表情魅せた時にのみアップになるという、映し方としても私の理想的な一品であった。

あれの印象が強すぎて、今回の画角には壮大なショックを受けた。

膝下がほぼ入ってないってなんだ。

伸ばした指先が切れるってなんだ。

息を呑んで頭抱えましたわ。

え…待って…嘘でしょ…?!

という衝撃。

そしてCHASE IT DOWNが入っていないという衝撃…。 

勝手に入っていると勘違いしていた私が悪いのだけれども…

見たかった…。

海人くんが起き上がるところだって、絶対かっこいいはずなのに映ってない…。

見たかった…。

個人的な趣味による勝手な文句で大変申し訳ない…。

大変申し訳ないし、とても生意気で、大層おこがましいけれど…ソロアングルの画角はどうか考え直して頂きたいというのが正直な感想で…。

以上、どうしても吐きたかったわがままな1ファンの愚痴であった。


ということで。

本編とソロアングルを見終わったので、これからちょっとずつでも特典を楽しんでいきたい所存である。

ドキュメントやコメンタリーなんかを見たらまた少し情報が加わることで本編の印象が変わったりするのかもしれないけれど、ひとまずは吐き出したいことを吐き散らした気がする。

気まぐれで適宜加筆修正するかもしれないけれど。

一旦ここで終わっておこう。

本当に、心から、今後の彼らの躍進が楽しみである。







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