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思い出の続きをみる

昨日、大学時代の知り合いのライブを見に行った。相変わらず熱くて楽しそうでかっこよくて、最高だった。

彼(彼女)らのライブを見ると、思い出の続きを見ているようで毎回少し泣きそうになる。

今思うと大学時代の思い出は、常に私以外の誰かが主人公だった気がする。まるで短編映画集だ。

自分は主人公ではなくて、ステージで輝く先輩や同級生の人生を覗き見していた。そんな感覚。

だから彼らのライブを見ていると大学時代の思い出の続きを見ているような気分になるのだ。


「自分の人生では自分が主人公だ」と言うけれど、自分のことを主人公だと思っている人はどれほどいるのだろう。

自分が主人公の人生を歩むのは難しい。毎日毎日平凡な日々を送っている。

こんな映画誰が見るだろうと思う。

だからきっと他人の人生を覗き見している方が楽しいのだろう。

ハイスペックな恋人や推しのアイドル、出来のいい子供。輝く誰かの人生の一部になることが、自分の人生を輝かせる手段のひとつになっている。

私は軽音部に所属し、ステージで輝く人達と仲間になることで、大学時代を輝かせていたのだと思う。

だから大学時代に憧れていた彼らが今もステージで輝いていると、思い出の続きを見ているようで感傷に浸ってしまうのだ。

私も誰かの記憶の中で主人公になれていたりするのだろうか。
なりたいな、主人公に。


昨日行ったライブの推しバンド

My Past Summer

犬のやすらぎ

ぐっとくる曲たち

※再生を押すとfriendが流れるけど、sideが最推しです


AppleMusic以外でも配信中なので聴けなかった人は他のアプリでも調べみてほしい。本当に良い曲なので。

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