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BUMP OF CHICKENと15年越しの夢の話

COUNTDOWN JAPAN 初日の12/28、初参戦しました。
丸一日以上たった今でも醒めやらぬ余韻。夢のような時間で、最高に贅沢で幸せな1日だったなぁ。

詳細なセトリやMCについては、ROCK IN JAPAN公式レポ等でも取りあげられているので、このnoteは完全に個人的にBUMP OF CHICKENと私について書かせていただきます。
完全に翌日の余韻と勢いで書いてます。とっ散らかってますが、どうぞお付き合い下さい。

はじめてのフェス

そもそも所謂“フェス”が初めての私。今回の初参戦まで、興味はあれど中々きっかけが掴めず、興味より恐怖心が勝っている状態でした。

“もの凄い人混みとモッシュでパリピの波にいつの間にか飲まれて潰れ死ぬかも”
“初見のアーティストを聞いてたら古参のファンに突然後ろからナイフで刺されて死ぬかも”
“ていうか訳分からんうちに死ぬかも”
生きては帰って来れない、パリピ共の戦場。来るもの全員がキラキラしていて、眩しさすら鋭利。それがフェス…。
なんて本気で考えてたんですよね。あー無知って怖いな。

そんな私が今回行こうと思った決め手が、BUMP OF CHICKENでした。HY、あいみょん、佐藤千亜妃、スキマときて、彼らも出演するだなんて…、28日、(個人的に)アツすぎるだろう…!

こりゃ例え死んでも行こう

はい。彼らが出る事を理由に、自ら戦場に飛び込むことに決めました。
BUMP OF CHICKEN、大好きですし、大好きでした。
もちろん今も大好きだけど、今以上に、15年前 当時13歳の中学生だった私は、確実に彼らに生かされていました。

授業中は暇さえあればノートに歌詞を書きまくり、教科書の隙間はニコルの落書きで埋め尽くされていました。
帰宅したら当時流行っていた携帯の待ち受け「歌詞画」をネットで漁りまくる。メディア露出もそもそも少ないけど、当時ネット上に動画が今ほど溢れてなかったんですね。
その結果、雑誌を眺めるだけでは飽きたらず、それをカラーコピーし、ファイリングした下敷きを自作する始末でした。

全てのアルバムを繰り返し聴きまくって、暇さえあればラフメイカーのAAフラッシュ動画を観て(わかる人にはわかる)
毎週火曜はSCHOOL OF LOCK、日曜深夜はPONTSUKA!!を聴いて、その後も朝までまた好きな曲を聴きながら寝る。
イカの歌が頭から離れなくなる。(今もたまにあります)

そんな中学生でした。
もうとにかく彼らの音楽が大好きで、歌詞が大好きで、存在が正義で、当時の私にとって雲の上の存在。神様。

この目で1度でいいから見てみたい。聞きたい。
正直、夢に出てきた事もありました。でも、どうしたら会えるのかわからない・・・。(田舎のイモ学生だったので、ライブという手段や行く方法を知らなかったんです)

そのくらい子供で稚拙で、でも その時見えていた狭い世界ではそれが全てで、
つまりBUMP OF CHICKENは恐らく当時の私の全てでした。


そして涙のふるさとも彼らだった

ここまでの思いや愛を抱えながらも、1度も叶うことなく、気づけば15年ほど時が過ぎていました。
歳をとればとるほど見える世界も広がり、沢山の音楽を知り、彼らの音楽と同じくらい素敵に感じられる音楽にも、数多く出会いました。
それでもこの15年間ずっとどこかで、当時の夢のようなものを叶えるチャンスを望んでいた気がします。

それがついに、15年もかかっちゃったけど、叶えられた。今27歳の私の目の前には、同じだけ歳をとった彼らと、同じだけ長い間愛された歌たちと、同じだけ彼らを愛する多くのファン達が、そこにありました。

何を聴いても感極まってしまう自信はあったけれど、気づいたら登場からアンコールまでずっと泣いていたな。
「スノースマイル」に始まり、大好きな「ギルド」という曲で完全涙腺崩壊し、アンコールの「ガラスのブルース」はまさに当時の私が一番好きな歌。もう涙が止まりませんでした。
気づいたらパリピ共ではなく自分の鼻水と戦ってました。
そんなの想像もしてなかったよ。

それくらい、13歳の私の夢を 「今」叶えられたことって、本当に嬉しかったんです。
15年も時が経っているのに、当時思い描いていたままの風景が目の前で起きているなんて、今考えても、どう考えても、すごすぎる。

ありがとう BUMPと BUMPファンの皆様、
素敵な音楽を創り続けてくれている彼らと、彼らの音楽が変わらず沢山のファンに愛され続けているからこそ、叶えられた夢でした。
本当にすごい景色でした。ありがとうございます。

そして最後に、自分ではチケット全く取れなかったので、友人を通して譲っていただいたものだったんです。その出会いにも感謝。本当にありがとうございます。

(ついでに)

ありがとう 13歳のわたし、
当時彼らの音楽に出会って、こんなに好きになっていなければ、27歳にもなって、ひとつの音楽でこんな感動を味わえなかったよ。おかげで一生忘れられない1日になりました。

そして、COUNTDOWN JAPAN、全く戦場じゃなかった。
そこでキラキラしていたのはマナーの鏡のようなパリピと、思い思いに歌を歌うアーティスト達でした。BUMP OF CHICKENだけでなく、どのアーティストも最高のパフォーマンスでした。すごく印象が変わったので、いつかまた行きたい。いや、行く。

1年の締めくくりにこんなに素敵な時間を過ごせたのが、めちゃくちゃ幸せな記憶すぎて、思わず記録に残してしまいたくなったので、書きました。

(もし同じ境遇の方がいたら、好きなBUMPの歌とか、おすすめのバンドとか、コメントやらスキやらで教えて下さるとうれしいです。お気軽に〜〜!)

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