新規事業部部長からフリーランスへ転身。人生が幸せかは自分に問えばいい
こんにちは、みぞっちです!
2023年6月からはじまった、仕事・人生に悩んでいる30代のあなたへ、いろんな方からエールや、喝を送ってもらう、インタビューの記事の第四弾です!
早速今回のインタビューのご紹介をします!
今回のインタビュー相手は、古市健太朗(ふるいちけんたろう)さんです。(以下、ケンさん)
ケンさんは7年勤めたインテリア系の会社を昨年2022年に退職。半年後に同じ会社に勤めていた奥様も退職し、夫婦で1つの場所に定住しないノマドワーカーとなることを決意しました。現在はクリエイティブ制作のディレクターを中心に、Instagramの運用代行などでフリーランスとして活躍されています。
もともと自分の使命は「地域活性をすることだ」と考えていたケンさんは、大学では地域経済を専攻していました。実際に地方創生事業の現地スタッフとして、大学を休学し「まちづくり協議会」という自治団体で働いていたこともあるそうです。その活動を通して、地域活性には利益を生み出すことが必要だと強く感じ、お金を稼ぐ方法を学ぼうと考え営利企業への就職を選択。
特定の業界にはこだわりませんでしたが、大学の知り合いを通じて前職の社長と出会い、その人柄に魅かれて入社を決意しました。前職の会社では、入社4年目で新規事業部の部長に抜擢され、3年間で13億を売り上げることに成功します。
はたから見ると、会社員を辞めるのがもったいないほどの経歴をお持ちです。そんなケンさんが経歴にとらわれず退職し、ご自身の人生の軸を持って活動されている理由についてお伺いしました。
自分の人生は自分のもの
ー傍から見ると順風満帆に見える会社員生活ですが、フリーランスになったきっかけを教えてください。
7年会社に勤めることで、たくさんの経験を積ませていただきましたし、成長もさせてもらいました。新規事業部部長のポジションも経験させていただき、我ながら順調にキャリアアップしていたなと思います。しかし、30歳を目前に将来のことを考えたとき、このまま大きな変化がなく、同じような生活が5年、10年と続くことが怖くなり、自分の成長と自己実現を求めて会社を辞めようと決意しました。
ーそれまで大きく成長を感じていたから、その怖さを余計に感じたのかもしれませんね。部長の立場だと、会社から引き止められたのではありませんか?
自分で立ち上げた部署が3年目だったので、会社だけでなく、取引先からも引き止められました。仕事に対する責任感はもちろんありましたが「自分の人生の責任は自分にしか取れない」と考え、退職を決意。フリーランスになって1年が経ちますが、会社員時代よりも大きく成長していると感じており、辞めたことに後悔はありません。
1番大切にした価値観は〇〇
ー退職を決めた頃は結婚して1年ほど経っていたかと思うのですが、奥様の存在は大きかったですか?
「新婚旅行は海外に行きたいけど、2週間は短い!」と妻から言われたことが、退職するきっかけの一つでした。それまで2週間を短いと感じたことはありませんでしたが「人生の中でたった2週間しか海外に行かないのか」と思うと短く感じたんです。
前職のままだと連続した休暇は2週間が限界でした。(それでも多い方だと思います)どうすればよいか迷いましたが、家族を優先しようと考えました。海外に行きたいという妻の願いを叶えたかったんです。自分が困ったときに頼れるのも、最後に傍にいてほしいのも家族なので、1番大切にすべきだなと。妻には多くのことで価値観を変えてもらい、とても感謝しています。
失敗しても、またできることから始めればいい
ーそんな背景があったのですね。会社員を退職してからのお話も伺いたいのですが、現在の状況はいかがですか?
会社を辞めるとき、手に職があるわけでもなければ、稼げる手段や取引先はありませんでした。ただ、会社員としてそれなりに成果も出していたため、がんばればなんとかなるだろうという自信はあったんです。
フリーランスとしての第一歩として、昔から興味のあったドローンの仕事に挑戦。しかし、ドローンを商業利用するためにはさまざまな資格が必要で、自分が思い描く海外ノマドな生活と相性があまり良くないことが判明しました。
そこで、他に自分ができる仕事を探し、まずはWebライターとしてのキャリアをスタート。1記事100円の口コミのお仕事から始めて、徐々に文字単価の高い案件に挑戦し、現在は文字単価2円のお仕事も請け負っています。
Webライターを続けていると徐々に仕事の幅が広がり、紆余曲折を経て現在のディレクターやInstagramの運用代行の仕事へ辿り着きました。
ー最初からすべてがうまく行っていたわけではなかったんですね。
自分の人生は失敗の歴史だと思ってます。会社員時代の実績だけを並べるとそこそこの経歴に見えるかもしれませんが、私は誰よりも失敗してきました。新規事業部を立ち上げたとき、何でも挑戦して良いと言われたので健康サプリメントを売ろうとしたこともあります。インテリア業界なのに…(笑)もちろん失敗しました。
たくさん挑戦をして、その度に多くの失敗を経験しました。それだけ挑戦してきたからこそ、大きな成功も得られたのではないかなと思います。
ー経歴を見ると成功の部分しか見えませんが、失敗の積み重ねが基盤にあるわけですね。それでは、ケンさんの今後の目標について教えてください。
直近の目標は、夫婦で海外を巡りながら生計を立てることです。ゆくゆくは私の地元の種子島と妻の地元の福岡、そして海外を好きなときに移動できるような生活を目指しています。そのために、金銭的にも時間的にも余裕を持つことを目標にがんばっています。
個人的には、コーチングを通じて頑張る人たちを応援したいと考えています。自分で自分の可能性にふたをして「できない」と自己否定している人に「そんなことはないんだよ」と伝えられるようなコーチになりたいです。私がこれまで学んできた知識や経験が少しでもお役に立てれば嬉しいですね!
答えは必ず自分の中にある
ーそれでは最後に、自分の将来へ悩んでいる人へ向けて一言お願いします!
「自分がどのように生きていくのが幸せなのか」を真剣に考えてほしいです。今の仕事があなたのやりたいことであれば、一生懸命自信を持ってがんばってほしい。そうでないなら、新しく行動を起こすべきだと思います。
「何か満足していない」「不満はないけど、何か物足りない」といった曖昧な気持ちに悩んでしまう人もいれば、「やりたいことが多すぎて何から手をつければいいか分からない」という人もいます。どう生きたいか、どのように行動すべきかの答えは他人に求めても得られません。その答えは必ず自分の中にあります。自分で見つけるしかないと思います。なので、めんどくさいし嫌かもしれないけど逃げずに自分と向き合ってください!これが意外と難しいんですよね〜(笑)
ーケンさんありがとうございました!!
ケンさんへのコンタクトはこちらから↓
X(旧Twitter):@kentarouNomad
編集後記
私が会社を辞めるきっかけを作ってくれた1人でもあるケンさん。最初にX(旧Twitter)でお見かけした時は、ライターで1記事5000円を獲得されている時期で「始めたばっかりで5000円の仕事取れるのすごい!」なんて安直に思っていました。
「たくさん失敗しているからこと成功がある」。SNSで見えるキラキラした部分だけで人と比べて落ち込む必要がまったくないことを感じています。
いろんな人がいるから焦ることもたくさんあるけど、自分のことにだけ集中して、自分と向き合って、歩いたり走ったりして進んでいきたいですね。進んでいても自分のやりたいことからは、いつの間にかブレてしまうこともあるんですが、その都度自分と向き合って進んでいきましょう。
ご協力ありがとうございました!
サポートありがとうございます!!咽び泣きます。とっても励みになります。これからもあなたの背中を押せるような有益な記事を作成したいなと思います!!