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#13 初めて人前で大喜利をやった日

昨年5月のゴールデンウィークに初めて人前で大喜利をやりました。
今回はその時の話をします。


元々、大喜利はお笑いが好きなのもあって気がついたら触れていたという感じでした。
IPPONグランプリやフットンダが物心ついてから見た「あ、これが大喜利か!」という形式としての認識化が出来たコンテンツだったと思います。

恥ずかしながら家でノートやバインダーなどをフリップに見立てて出すスピード感を一人で練習してたりしてました。(気持ち悪い)


小学校の頃から欠かさずIPPONグランプリは見て他にも数年前にダイナマイト関西のDVDを買い揃えたりもしました。


2016年、とあるものに出会います。それはTBSラジオ「山里亮太の不毛な議論」で毎年夏に開催されている「大喜利甲子園」です。
シンプルな企画で出されたお題に面白い答えで返す。
読み上げるのはパーソナリティーの山里亮太さん。
2016年のこの放送にはゲストに歌手のaikoさんが来ていました。
なんとリスナーに交じってaikoさんも答えを考えるとのこと。
今でもaikoさんが考えた「どう見ても香田晋」(お題は深夜すぎるものだったので割愛)は覚えている。
「ここに参加したい!」となったので、2年後(翌年は参加出来ず)に参加しました。
深夜1~3時までぶっ通しで大喜利なので終わったら脳みそは黒焦げ状態。
今では毎年参加しています。

そんな感じで大喜利に触れながら生きていた中でふと芽生えた思い。

「いつか人前で大喜利がしてみたい」


昨年の4月、東京に大喜利が出来るカフェがあるとSNSで知りました。
名前はボケルバ。
噂を聞き、ゴールデンウィークを利用して東京旅行を兼ねて行くことを決意しました。

しかし、いざ来てみると足がすくむ。
人前で大喜利をやるという行為に対して「自分の解答は伝わるのか?」「ウケるのか?」「恥ずかしい思いをして帰るだけになったら嫌だな」「ただでさえ通らないのに声が届かなかったらイヤだな」などの葛藤に揉み消されそうになる大喜利欲。
実際、店前で数分立ち往生していました。
人が振り切ったことをする前にあるのはこういうハードルなのだろうと今なら分かります。
そんな思いを振り切って振り切って「どうせここから行く場所もないから当たって砕けろ!」と自分に言い聞かせて(ボケルバの周りはビル群で目立ったものもなし)脳にすり込ませてやっとボケルバのある3階まで行けました。


その日に来た人数によって、人をグループで振り分けて行くシステムで自分の順番が来るまでは気が気でなかったです。葛藤は消える訳ではなく、しっかりと根をはってそこにいました。

そしていよいよ自分の番。人前で文字にして「緑のサカナ」って自己紹介したのは初めてでした。

ここからは自分が出した中で覚えてるお題&解答を一部抜粋して。


「英会話教室に通ってるヤンキー」
・(フリップに卍のみを書いて)「あの確認なんですけど、これってアルファベットですよね?」
・(なんで習いたいの?って聞いたら)「マサチューセッツ工科大学、名前カッコイイからそこを攻めたい」
「フレンドリーな市役所」
・死亡届を出したら、肩を叩かれて飲みに誘ってくれた
・こないだ行ったら、貸してたドンキーコングJr.返してくれた
「おみくじに書いてあった気になる一文」
・(金運の欄に)借金大王/ウルフルズ
「プレーは最高なんだけど普段は最低な野球部員がよくやること」
・プレーは最低なんだけど、普段は最高な野球部員とよく揉める


都合よくなんとかウケたかなってものだけ抜粋しちゃってます。
大袈裟な言い方をすると理屈っぽい自分にとって大喜利は「今まで見た大喜利の視聴経験値」と「自分を出す為に必要な言葉と問題を目の前にした時に自分なら実際はどうするか」の混合物だと思ってます。(素人が黙ってろ!)
卍は東京リベンジャーズから引用したり、ドンキーコングJr.は響きが面白いのと借りてたってのが大事かなとか。

何はともあれ大喜利を体験したい方はぜひボケルバに。




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