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ロマサガとドラクエリメイクに歓喜する中年が、後ろからぶった切られた話

昨日、ほんの気の迷いから寝る前にスマホをいじっていたところ、個人的に衝撃的なニュースが流れてきました。

ロマンシングサガ2 3Dフルリメイクです。

昔やってたゲームのフルリメイクってなんであんなに心躍るんでしょうか。
昔やってたゲームってなんであんな気軽にフルリメイクするんでしょうか?


ゲーマーだった私の心は躍りに躍ったわけです。

このゲームに対する思い入れ

このゲームは私にとってすごく思い入れ深いものです。歳の離れた兄が結構ゲームをしてた時期に「1番面白かったゲームはロマサガ2。あんなに完成されたゲームは他になかった」と言っていたのです。

それを聞いた小学生の私は「そんなに面白いならやってみよう!」とチャレンジするものの難しすぎて運河要塞で挫折しまくってましたが…

当時いろんなゲームのデータが非常に消えやすかったのにも関わらず、ロマサガ2だけは不死身のデータ仕様となっており全く消えません。
起動するたび「ほら、待ってるぞ。早く来いよ」と言われているような気分でプレイしてました…

そんな幼少期のトラウマと、もっと遊びつくしたかった!という気持ちは抱えたまま大人になり、モヤモヤを残す私に8年前に届いた朗報。

ロマサガ2リマスター発売!

これは嬉しかった!
また出来る!という嬉しさ+スマホで出来る気軽さが私の心にぶっ刺さり、発売後即購入し楽しみました。

出張の飛行機の中でボクオーンと死闘を繰り広げたことをなんとなく覚えています。

そして私の旅はゲームクリアというリベンジをもって、終了したのでした。
私も思いました。「このゲームめちゃ完成されてて超面白かった!」と。

拭いきれないモヤモヤ

一応の完結は見せた私のリベンジですが、このゲームは本当に面白かったという事実は、悪く言えば私の心の中に爪痕を残しました。

だから大体知ってるのに3Dになったらまたやりたいんです。
たぶんやんなくていいんですよ、別に。だって大枠のストーリーは変わらないはずだから。

ただ、数々の名シーンが脳裏をよぎり、「あれがフルリメイクで…」と思うと心惹かれるわけです。

ですが同時になにか不思議な既視感とモヤモヤがありました。

「うーん、時間を作ることができるかなぁ?」と計画まで立て始めた瞬間にロマサガよろしく私の頭上に電球マークが現れました。

これは「旅と融資」の構図そのものやないか。と…

こちらはなにかとXで話題になっているコンテンツですので説明不要かと思いますが、簡潔に。

「お前らの旅行は計画する段階で楽しみを享受していて、始まってしまったら『終わった後のつまらない日常に帰る恐怖』で楽しみは霧散している。計画する瞬間の楽しみがピーク」

みたいな話です。

そこで言うと、恐ろしいことに私は「発表された今この瞬間に、すべての楽しみを享受してしまった」状態みたいなんですよね。




これ書いて改めて感じますけど本当に恐ろしい話ですよ。




「ちょっと肩撫でられた」くらいのことを大袈裟に…
本質は全然違った。


今までフランケンさんのラジオを聞いて「切れ味ヤバwww」とか思いながら聞いていましたが、ここまで理解が追いついて初めて「あぁ遂に本当にぶった切られたわ…」という感覚になりました。

たぶんプレイしたら40~50時間くらいかかるんでしょうね。
私の旅は15分で幕引きとなりました。

ちなみに

フランケン氏はしっかり「旅の楽しみ方」もお話してくれております。

曰く、「ケツを決めずに日にちだけ決めて、どこに行くかも不明な旅。具体的なプランのない旅。これは最大限に楽しめる」ということです。

しかし大変残念なことに私たちの旅にも終わりが待っています。
というか終わらなかったらそれはそれで困ります。

最後の希望も無残にも爆散してしまいましたね…

ここまで言うてますが、私自身いつかやるとは思います。いつか。
ある日「よーし父さんアバロン城からはじまる世界征服を企んじゃうぞー」となった時に「やんないって言ったじゃん!嘘つき!」とか言わないでください。お願いです!石を投げないでください!!

その時は私にとって「ケツを決めずに楽しめる時間」になっていることだと思います。そうなってから私はもう寄り道もしまくりますね。何周もやって冥術使ったり火山止めたり、なんなら隠しダンジョンまで楽しんじゃったり…その時は楽しみ尽くせると思います。

でもそれは来たら来たでいいやくらいの感覚にしておこうかと思います。
そのために時間は作らない。

でもそれは融資という対価を得てまで辿りたいものでは、今の私にとってはなかった…とても美しい思い出として残るプレイ体験だっただけに寂しさも残りますがね。

最後に

個人的に後味悪すぎるので最後に勝手に宣伝かまして終わります。
今回紹介したコンテンツでフランケン氏が着想を得たとお話していたセミナーが、福岡で開催されます!

おそらくフランケン氏がおっしゃっていた「融資というタイムマシンと利息という使用料」のお話はこちらのセミナーを受けて着想を得られたのではなかろうかと思います。

表テーマとしても非常に魅力的な今回の内容のようですが、裏テーマとして参加者の表情や感想を見れば、また違った示唆に富む体験を私たちにもたらしてくれるかもしれません。

君も第二のフランケンになろう!(違)

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