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肝心なことは何もわからないレノファタイキャンプレポート【2日目】

 2月2日土曜日、タイ生活2日目。異国に居るという実感が今ひとつない、普通の朝。
 確かなことは、今日は土曜日なので仕事の連絡は入ってこないだろうということだ。今日明日はお気楽に過ごせる。
 せっかくの朝食付き(4,381円/泊)なので、というか食事を取る場所が敷地内のレストラン以外に無いので、昨晩と同じくClub Houseに向かう。朝だからまだ涼しいだろうと思い徒歩移動するも、またしても汗だくになった。
 ようやく異国に居ることを実感してきたというか、鳥が聞いたことない類いの鳴き声を発している。ジャングルみが強いというか、いきなり飛んできて襲われるのではないかとかちょっとだけ不安になった。ワニみたいな大きなトカゲもたまに出るらしいので、水場には近寄らないでおこう。

 朝食はブッフェ形式だが、メニューはけっこう豊富である。みなさんSNSやYABの映像で選手の食事シーンをいくらか見ていると思うが、朝昼晩と全部あんな感じです。昨年の反省を踏まえてクラブから要望を出していたらしく、味付けやメニューは胃腸の弱いわたくしからしても全く問題なく食べやすかったし、お腹も壊さなかった。メニューによってはかなり美味しいものもあり、個人的に特にお気に入りだったのが『おかゆ』と『豚肉のチョコレート炒め』でした。
 ただ、毎日毎食メニューが変わるとはいえ基本的な構成はそこまで変化がなく、3日目くらいにはちょっと飽きてきた。2週間滞在することになる選手はなかなかしんどいのではないか。

何やら『フルメタル・ジャケット』で観たことあるような設備?もあったり。また来ることになったら運動できる格好で行こうか…。

 さて、スケジュールには午後のトレーニングマッチしかなかったが、午前練もたぶんあるだろうと、宿泊棟の目の前にあるStadiumへ向かってみる。

 ただ人気は全くなく、練習が始まる様子もない。すると川の向こうのグラウンドで何やらボールを蹴っていたのでそちらへ向かってみたが、地元少年サッカーだった。はて、選手たちがカートに乗っていたのでどこかで練習はしているはずだが…。うろうろしていると、警備員のおっちゃんに呼び止められる。おっちゃんはタイ語しか喋れずに、わたしは日本語が少々と少しの英単語、タイ語はからっきしだったが、ジェスチャーにより会話が成立。

 なんとか練習場を探し当てることが出来た。しかしながら程よく遠巻きに見られる場所がなく、かなりの不審者になってしまった。そう、このタイキャンプにおいては、『練習見学やファンサービスについて』のルールが特に定められていないのだ。そりゃあまあ、こんな山奥まで取材陣以外の人間が来るとは思わないだろう。ファンサゾーンがない=ファンサービスは行われない、と解釈して、選手との接触は極力避けることとした。(そうでなくても緊張してしまって選手とはぜんぜん会話できないが…)
 もし来年もタイキャンプが行われて、タイまで行こうと思うサポーターの方がいらっしゃいましたら、クラブによく確認を取っておいてくださいませ。。。

 見学以外の用事もあったので、トレーニングマッチの前に広報スタッフの方に挨拶しておく。トレマや練習内容、メンバーをSNS等で発信しない、特に開幕までは伏せる、などを確認。

 そして夕刻、いよいよトレーニングマッチの観戦である。
 出場メンバーはどんなかなと見渡していると…

 ドストンがいる!動いてる!!ドストンベック・トゥルスノフは実在したのだ…!!!

 これでわたしは、クラブ関係者以外で動いている生ドストンを目撃したおそらく最初の人類になった。これだけでもタイまで来た甲斐があったタイ。

 

 ということでトレーニングマッチの内容についてだが…映画倫理機構(映倫)の規定により伏せさせていただきます。結果は公式発表のとおりです。

 レノファのメンバーや試合ぶりについては公開するのは憚られるので、代わりに対戦相手について触れておこうと思う。
 相手はタイ1部のサムットプラカーン・シティFC。パタヤ・ユナイテッドが移転・名称変更して誕生したものだが、このチーム、なかなか面白かった。

 しっかりボールを繋いでくるチームで、ビルドアップはCBとDHの4枚、相手が人数をかけてくればGKも使う。特徴的なのは、守備は4-4-2(4-2-3-1)で行いながら、マイボールになると右サイドバックを大きく上げ、右SHが中に絞り3-2-5のような形にトランスフォームする。左SBとSHは低めの位置を取り、相手の右サイド引き出したところにセカンドトップが裏へ抜ける、という戦法が多くみられた。ACLに出てくるわけではないのでもう二度と見ることは無いかもしれないが、とりあえず覚えておこうと思う。ぱっと見の感想なので、誰かタイへ行って本格的に分析してみて欲しい。

それと、すごくステイサムっぽい選手がいました。

 トレーニングマッチとはいえけっこうな観衆がおり、50~100人くらいはいたかもしれない。タイリーグのユニフォームぽいのを着ている少年や青年もいた。みんなサッカー好きなんだなあ。

 そしてとうとう、我らが「みんなのレノファ」クルーがとうちゃこ。混ぜていただいてぼっち飯から解放されました。

 というか、このnoteを読むよりも下記のコラムを読んだほうがよっぽどキャンプ情報が分かると今更ながら思います、まる。

 昨年来から続くシャワーの水圧と、某アナウンサーの部屋にドライヤーがない、という事以外には特に問題もなく2日目が終わった。

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