Rmenu式プロトタイプ開発

システムの開発方法はいくつかありますが、その中でRmenuはプロトタイプ開発に一番近いのではと開発者は考えています。

プロトタイプ開発は、開発段階で試作品(プロトタイプ)を作成し、ユーザーと共有することでユーザと開発側のズレをなくし、より早くシステムを完成するという開発方法です。                    しかし、試作品を作るということは、ある程度機能を作りこむ必要があるためコストがかかる、大きなシステムには向かないといったデメリットがあげられます。


では、Rmenu式プロトタイプ開発とはどういったものなのでしょうか。

<Rmenuの開発手順>
1.顧客要件を確認しながらデータモデル(プログラムの設計図:ER図)を作成。同時に画面イメージと画面遷移(画面がどう移っていくか、ページ移動の様子)を作成しながら顧客要件を確定していく。

2.要件が確定したら、出来るだけフレームワークの機能を利用しプログラムを作成していく。

3.テストを行う。

4.完成。


Rmenuでは試作品(プロトタイプ)を作るのではなく、はじめに画面イメージ・画面遷移だけを作成します。画面イメージ・画面遷移だけであれば、簡単なものであればユーザーとの打ち合わせ時に作成できますし、画面数が多くても短時間で作成することが出来ます。

またRmenuはフレームワークなので、ある程度の機能はすでに装備されています。そのため簡単なシステム(データを登録したり、照会したり、変更・削除・検索といった基本的な作業を行う画面)であれば、装備された機能でほぼ補うことが出来るようになっているので、開発時間やコストなども大幅に削減できます。(※Rmenuでは、基本的な機能(一般的なシステムに共通する機能)についてはフレームワークで行い、ユーザー独自の処理だったり機能が必要であればコーディングを行うといった開発方法です。)

大規模なシステムでも、あくまではじめに行うのは画面イメージ・画面遷移の作成だけなので、早い段階でシステム全体を把握することができます。
また大規模なシステムだからといって、全ての画面が複雑な機能を必要とするとは限りません。ユーザーが重要としている画面だったり、複雑な機能が必要な画面にしっかりと時間を割くことが出来るので、ユーザーと開発側のズレを最小限に抑え、結果的に開発時間とコストを抑えることが出来ます。