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プロジェクト管理

Project Management
PMBOKこんなのがあります。
PMBOKとは、アメリカの非営利団体PMI(Project Management Institute)が策定した、
モダンプロジェクトマネジメントの知識体系。「A Guide to the Project Management Body of Knowledge」
という書籍にまとめられており、事実上の標準として世界中で広く受け入れられている。
PMBOKは4年ごと、ちょうどオリンピックの開催年に改定されている。

プロジェクトマネジメントは1950年代後半に米国防総省が大規模プロジェクトを管理するためにマネジメント手法を
体系化したのが始まりとされる。従来の「QCD」(品質・コスト・納期)の3つに着目したマネジメント手法と区別して、
「モダンプロジェクトマネジメント」と呼ばれることもある。PMBOKは、プロジェクトマネジメントの遂行に必要な
基本的な知識を汎用的な形で体系立てて整理したものである。

PMBOKでは、プロジェクトを遂行する際に、スコープ(プロジェクトの目的と範囲)、時間、コスト、品質、人的資源、
コミュニケーション、リスク、調達、統合管理の9つの観点(「知識エリア」と呼ばれている)でマネジメントを行う必要があるとしている。
適用分野(業界)を超えた標準知識体系を定めることによって、プロジェクトマネジメントの共通概念・用語を設定している。

・テクノロジーの進化はプロジェクトマネジメントに変化をもたらした
・世界中のプロマネからフィードバックを受けた
・彼らは価値提供を求められており内容を大幅に見直さざるを得なかった

アジャイルな考え方になってきた。
Rmenuhaその点動かして、変えていく、アジャイル要素満載です。

ソフト開発プロジェクト解説書
プロジェクト管理と位置づけ

ここでは、上記内容で、今まで行われてきた。
プロジェクト管理全般を掲載していきます。

システム企画

  1. 情報戦略の立案
    経営戦略の理解
    経営環境の調査・分析
    現行業務の調査・分析
    現行システムの調査・分析・評価
    よくある業務上・システム上の問題点
    情報戦略の立案

  2. システム化全体計画の策定
    システム化の目的
    システム化全体計画の留意点
    システム化対象業務の選定
    最新情報技術の調査・選定
    業務の理解
    業務モデルの作成
    アーキテクチュアの策定
    費用対効果の予測
    システム化と情報戦略の整合性
    システム化全体計画書の作成と承認

  3. 個別システム開発計画の策定 開発基本方針の策定
    マスタスケジュール作成
    調達方針の策定
    プロジェクト体制の策定
    プロジェクト企画書の作成

  4. システム化の評価
    システム化の評価
    評価項目

1.情報戦略の立案

■経営戦略の理解
経営理念・経営方針を理解する。
中期・長期目標を理解する。
経営戦略を理解する。
ビジネスモデルを理解する。
ビジネスプロセスを理解する。

■経営環境の調査・分析
内部環境を調査する。
外部環境を調査する。
SWOT分析(組織の強み:Strength、弱み:Weakness、機会:Opportunity、脅威:Threat)を行う。

■現行業務の調査・分析
業務フローを作成する。
業務上の問題点・課題を抽出・分析する。
調査・分析結果を文書化し、現行業務の状況を関係者と共有する。
※「調査の方法」

■現行システムの調査・分析・評価
システムの目的・システム構成・機能・アーキテクチュア・規模・キャパシティ・性能・運用保守体
 制と管理状況・障害発生状況・性能劣化状況・コスト等を把握する。
システム上の問題点・課題を抽出・分析・評価する。
調査・分析結果を文書化し、現行システムの状況を関係者と共有する。

■よくある業務上・システム上の問題点
① 外部環境の変化
法律が変わる。
競合他社の業務改革・システム化が進んでいる。
顧客のニーズに柔軟に対応できない。
競争力がない。
顧客に新しいサービスを提供したい。
陳腐化・老朽化
ビジネスモデルが時代遅れ。
技術や知識が陳腐化している。
材料や部品の供給が減少している。
機械が古くなった。
リースが切れる。
IT化が遅れている。
情報が古く、活用できない。

■よくある業務上・システム上の問題点
② 高コスト・非効率
コストがかかり過ぎる。
手間がかかり過ぎる。
時間がかかり過ぎる。
情報の流れが悪く、共有もされていない。
人材が不足している。
利益が上がらない
無駄な作業が多い。
同じデータを何度も入力しなければならない。
例外処理が多い。

■よくある業務上・システム上の問題点
③ 運営上の障害
法律上の問題がある。
自社の強みが生かされていない。
全社的な統制管理ができていない。
情報を早く手に入れたい。
部門間で業務要件が異なり、矛盾がある。
在庫等の数字が合わない。
データが生かされていない。
システムの障害が多い。
システムの処理が遅い。
システムの操作性が悪い。
インフラが整っていない。

■情報戦略の立案
1.現行業務や現行システムと経営戦略のギャップを明確にする。
2.上記ギャップに対して業務改革案・業務改善案を検討する。
3.業務改革案・業務改善案の中からシステム化すべきものを抽出する。
4.新しい業務フローを作成し、現行の業務フローと比較する。システム化によって業務と情報システムがどのように変化するのかを把握する。
5.システム化要件を導出する。
6.システム化要件に優先順位をつける。優先順位付けは、外部環境への適応度、中期・長期目標達成への貢献度、費用対効果に基づいて行う。
7.システム化要件に対して必要となる資源やコスト、リスク等を調査する。
8.システム化要件を優先順位・資源・コスト・リスク等に基づいて取捨選択し、投資対象を選定する。
9.システム化の目標を設定する。
10.情報戦略を文書化し、最高責任者の承認を得る。

2.システム化全体画の策定

■システム化の目的
01.環境変化や新規制への対応
02.コスト削減
03.業務効率や生産効率の改善
04.品質改善
05.新しいビジネスモデルの実現
06.新商品や新サービスの提供
07.コンプライアンス
08.業界競争力強化
09.企業価値の向上
10.社会的評価の向上
11.社会貢献
■システム化全体計画の留意点
01.システム化の目的が明確である事。
02.システム化の目的が経営戦略や情報戦略に基づいている事。
03.求める効果が明確である事。
04.システム化の前に業務の見直しをする事。
05.業務改善を行い、運用だけで実現できるものは対象外とする事。
06.業務プロセスにおけるシステム化の範囲を明確にする事。
07.システム化に必要な技術を調査する事。
08.関連システムを調査し、システムの全体最適化を図る事。
09.システム化する事により、他の業務プロセスに与える影響について検討する事。
10.システム化に必要なコストを見積もる事。
11.システム化の範囲策定に際しては、経営者、事業部門、IT部門の合意が取れている事。
12.システム化ロードマップを作成する事。
■最新情報技術の調査・選定
1.調査目標・調査対象範囲・調査項目を設定する。
2.最新情報技術に関して調査を実施する。
3.日頃から専門誌やセミナー等を通じて、最新情報技術の動向に注意しておく。
■業務の理解
01.業務フローを作成し、取り扱われている情報を整理する。
02.用語とその概念を統一し、関係者の間で共有する。
03.各業務プロセスの成果物を整理する。
04.同じ業務でも部門や担当者で認識が異なる事があるので、その差異を調べて、業務を再定義する。
05.事実を集め、誤りや曖昧さを無くす。
06.業務ルール、制約事項を整理する。
07.業務を理解する為の手法や道具を持つ。
08.業務の理解が未熟なまま、要件定義等、次のフェーズへ進んではならない。
09.業務をモデル化する。モデル化とは、事象や実体、それらの属性や関係を抽象化し、一定
のルールに基づいて図式化する事である。
10.モデルをコミュニケーションの道具として利用し、関係者の共通認識を深める。
■アーキテクチュアの策定
01.システム化対象業務の機能を定義する。
02.調査結果を基に最新情報技術の適用を検討する。
03.機能を実現する為のアーキテクチュアを策定する。
04.主要なハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク・データベースの構成を検討する。
■費用対効果の予測
01.システム化する為にかかる費用とその投資効果について予測する。
02.売上増加・経費削減等の定量的効果を予測する。
03.業務効率改善・業務体制改善等の定性的効果を予測する。
04.開発・導入・運用・保守等にかかる期間・体制・工数・費用等について予測する。
05.投資効果に対する費用の回収時期について予測する。
■システム化と情報戦略の整合性
01.情報戦略を再度確認する。
02.システム化の内容が情報戦略から外れていないかを検証する。
■システム化全体計画書の作成と承認
01.システム化全体計画書の記述項目や構成等を設定する。
02.システム化全体計画書を作成する。
03.システム化全体計画書のレビューを受ける。
04.最高責任者の承認を得る。




先行して作成しているRmenuschoolも参考に見てください。