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浅草ボドゲ試遊即売会を開催して

こんにちは。ボードゲーム制作サークルのRMBCと申します。
2021年からボードゲームの制作を開始し、『ワニャマ』シリーズや『ルームシェア』といった作品を発表しました。

この記事では、我々が開催した『浅草ボドゲ試遊即売会』というボードゲームの即売会に関して書きたいと思います。

具体的には、開催の経緯、イベントの施策及び反省点、出展者アンケート結果について、今後の予定等を書いていきます。


浅草ボドゲ試遊即売会とは?

まず、「浅草ボドゲ試遊即売会」がどういうものだったのかを簡単に説明します。

「試遊をたくさん行い、面白かったら作品の購入してもらう、感想をポスト(ツイート)してもらう等、試遊会と即売会の中間を目指していく」ことを目標に開催されたボードゲームの即売会となります。

2023年8月12日(土)に浅草の台東区民会館という場所で開催され、最大100人が入る会議室の中に全19サークルが入って、来場者とともに試遊や頒布を楽しみました。

開催の経緯

主に2つ理由があります。

まず出展者側の立場です。
即売会で試遊卓を設けたときに、実際に我々の作品で遊んでいただいて、来場者の方に購入してもらえるというのがとても嬉しいと感じました。
ただ、試遊卓の設置は、通常の出展料よりも金額が高くなることが多く、安く試遊できるイベントがあるといいなと思ったのが1つ目の理由となります。

次に来場者側としての立場です。
色々見てボードゲームを購入するのだけでも楽しいのですが、遊んだりできたほうが楽しいのでは?と感じたからです。
せっかくイベントに参加するのであれば、より充実した1日を過ごしてほしいと思ったのが2つ目の理由となります。

この2つの理由をもとに小さめに開催できる会場はないかと探したところ、たまたま台東区民会館の会場が空いていたため、開催したのが本イベントの経緯となります。

参加人数、当日の様子について

参加人数は、赤裸々に記載しますと、出展者が27名、来場者が38名でした。

サークル数と来場者数の比率で見ると、全19サークルあるので、1サークルあたり2人になります。

今回のイベントで目標にしていた来場者の人数は57名となります。

これは、試遊をメインとしている性質上、一人あたりの滞在時間が長くなると予想できるため、会場の上限人数及び1サークルあたり3人いればある程度試遊を回せるのでは?と考えた結果となります。

今回の状況を見る限り、全ブース試遊可能な即売会の最適な人数は、会場の上限人数を考えなければ、1サークルあたり来場者4~5人が適当ではないかなと考えます。

当日の様子はというと、出展者の方に他のブースの試遊を手伝っていただく等、臨機応変に対応していただいたため、少なめの来場者数にしては、多くの試遊ができたのではないかと思っております。

本当に今回参加していただいた皆様には、感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです。

今回のイベントでの施策及び反省点

ここでは、本イベントで行った宣伝や盛り上げるための施策を反省を踏まえて記載していきます。

X(Twitter)関連

・出展者紹介
公式アカウントより、↓のように1つ1つサークルを調べながら、出展者のご紹介をさせていただきました。

意図としては、少しでも出展者の方の宣伝になればいいなと思いポスト(ツイート)させていただきました。

意外と好評だったので、次回開催する際も引き続き行っていきたいと思います。

・公式リツイート
指定のフォーマットで指定の時間にツイートしたものを、公式がリツイートする企画を行いました。

こちらも少しでも出展者の方の宣伝になればいいなと思い行いました。

デザインフェスタのリツイート祭りのようなものを考えていたのですが、そもそも公式アカウントにフォロワー数が少ないし、常に「浅草ボドゲ試遊即売会」関連のツイートは見つけてリツイートしていたのであまり効果がなかったと感じられます。

次回以降は取りやめて、公式アカウントのフォロワー数が多くなった段階で再開していきたいと考えております。

・その他反省点
X(Twitter)に関しては、まずフォロワー数を増やす施策を行うべきだと考えております。

具体的には、商品(入場券やボードゲーム等)がもらえるRTキャンペーン等を次回は行っていきたいと考えております。

チラシ関連

・ボードゲームカフェ・ショップへの依頼
今回、チラシはビーランバー様 (Xアカウント) に作成していただき、ボードゲームカフェ・ショップ(合計9か所)に置かせていただきました。

ボードゲームカフェでチラシを見たというツイートもあったため、一定の効果はあったと考えられます。

次回はもう少し範囲を広げ、より多くの場所に置かせていただけるように活動したいと考えております。

そのうえで、微力ながらお礼として、X(Twitter)での紹介やショップカード・チラシを会場に置かせていただく等、ボードゲームカフェ・ショップの宣伝をさせていただきたいと考えます。

・その他反省点
今回、チラシに出展者の紹介は書いてあったのですが、会場図が描いていなかったため、急遽作成し、イベント受付時にお渡ししたのですが、受付から会場を見ると上下逆さまになっており、かなり見づらい図となってしまいました。

こういうミスも次回は直していきたいと思います。

会場図(受付側から見ると逆さまになってしまい見づらい)


プレスリリース

今回プレスリリースをさせていただきました。

意図としては、やはりTwitterのフォロワー外の方への宣伝の強化が目的となります。

複数のサイトに送付させていただいたのですが、結果として2つのサイトに載せていただくことができました。

・Table Games in the World 様
「浅草ボドゲ試遊即売会」8月12日開催 – Table Games in the World (tgiw.info)

・BROAD 様
浅草ボドゲ試遊即売会が今週土曜の8月12日に開催! | BROAD|ボードゲームマガジン

こんなに丁寧し紹介していただけるとは思わなかったので、掲載されたときはとても嬉しかったのを記憶しております。

来場者チケットのページのUU(ユニークユーザー数)も増えましたので、次回以降も引き続き行っていきたいと考えております。

抽選イベント

試遊したボードゲームの感想を3つ以上ツイートすると、抽選で1名の方にギフト券があたるというイベントを企画しました。

意図としては、本イベントにある程度の時間滞在してほしいという点と、感想をたくさんツイートしてほしいという点、そして抽選に当たった人が新たにボードゲームを買ってくれる販売促進という点の3つありました。

ボードゲームの感想は、イラストやゲームデザインと同じくらい重要な情報だと考えております。

ゲームマーケット終了後に自分の作品の感想がツイートされ、その情報を見て、通販や他のイベントで買ってくれる層が一定数いるのではないか?と感じております。

本イベントはハンドキャリーのみなので、たくさん自分の作品を売ることは難しいと思います。

そのうえで、感想がたくさんツイートされ、その感想を見た方が、通販や他のイベントで買ってくれるという副次的な効果をあれば良いなと考えております。

景品に関しては、ギフト券ではなく、そのイベントだけで使える券にすればよいのでは?というご意見がございました。

次回以降はそのようにしたいと考えております。

その他(ブース装飾、時間等)

・ブースの装飾
今回、装飾についてはテーブルのみとさせていただきました。

意図としては、出展者間でブースデザインの差を小さくし、試遊回数(時間)の差を少なくしたかったからです。

色々なイベントに出展したり、長年出展しているサークルさんの多くは、ブースレイアウトが確立しており、大きなタペストリーや展示台等を効率的に使い、他のブースよりも目立たせることができると考えております。

その一方で比較的新規のサークルさんは、敷布だけとか、そもそも敷布もないサークルさんもいるのではないかと思っております。
(多くのサークルは、イベントがあるごとに少しずつ買い足していっているのではないかと思っております。)

本イベントは試遊がメインのイベントであり、ブース間での試遊回数の差はなるべく減らしたく、テーブルのみ装飾というルールにさせていただきました。
(もちろんサークルの知名度等でも差は出ると思いますが、なるべく小さくしたいということです。)

・イベント日程
今回のイベントは2023年8月12日に開催されました。

理由としては、たまたま小規模かつ商用利用な会場がその日程しかなかったためとなります。

そしてその日はコミックマーケット1日目と同じ日になります。

コミケがあることは把握しておりましたが、実験的なイベントということで、今回はそのまま開催してしまいましたが、次回以降は、大きなイベントと重ならないよう、確認しながら、会場をおさえていきたいと思います。
(もちろん我々の宣伝不足が第一の原因ですが・・・)

・イベント時間
今回のイベントは、11時~17時半で、11時~17時が試遊と販売の時間、17時~17時半が販売のみという形式でした。

最後の30分を販売のみとしたのは、色々試遊した後に購入できる機会を作りたかったのと、試遊の時間が少し長引いても、問題ないようにしたかったからです。

イベント終了間際で遊ばれたゲームは、時間を気にしてゲームに集中することができず、あまり買われることはないのではないかと思っております。
(実体験としてそう感じております。)

それだったら最後に販売のみの時間を設けて、少しくらいならオーバーしても良い時間を作り、時間を気にせず遊んでほしいと思ったので今回の時間にしました。

出展者アンケートの結果を見ても、長すぎるという意見はほとんどなかったため、次回も同じようにしたいと思います。

出展者アンケートの結果

今回、出展者アンケートを取らさせていただきました。
その結果を踏まえて、次回以降の反省点を記載していきます。

回答数は、16となります。(参加サークルは我々を除くと18サークルです。)

出展料(3000円)の価格設定

(1:安い~5:高い)
平均点:2.38点

→多くの方に安いと思っていただけたようです。

会場費をサークル数で割ってキリよくした金額を出展料としているので、次回もそのようにしたいと思います。

ただ、後述する「ブースの広さ」の項目において狭いと感じられる方が多く見受けられたため、会場の広さあたりのサークル数を少なめにしようと検討しているので、次回は少し上がるかもしれません。

来場者入場料(500円)の価格設定

(1:安い~5:高い)
平均点:2.31点

→出展者の方には安いと思っていただけたようです。
次回も同じようにしたいと思います。

ブースの広さ

(1:狭い~5:広い)
平均点:2.75点

→狭いと感じられる方が多くいたようです。
荷物を置ける場所がなかったため、少し狭いかな?と思いながら会場図を描いておりました。
次回は荷物を置けるスペースを確保するよう検討したいと思います。

会場・通路の広さ

(1:狭い~5:広い)
平均点:2.94点

→ほとんどの方が3に回答をいれておりました。
狭くならないように引き続き、会場・通路の広さを取っていきたいと思います。

来場者の人数

(1:想定より少ない~5:想定より多い)
平均点:2.50点

→こちらは予想通りと言いますか、出展者の方には本当に申し訳なかったと思っております。
次回以降は本記事に記載の対策をもって、より多くの方に来ていただけるよう頑張りたいと思います。

試遊の回数

(1:想定より試遊できなかった~5:想定より多く試遊できた)
平均点:3.19点

→平均点の3を超えました。
次回以降は、出展者がインストだけして、入らなくても試遊を回せるよう、より多くの方に来場してもらえるよう努力していきたいと思います。

頒布物の売れ行き

(1:想定より売れなかった~5:想定より多く売れた)
平均点:2.94点

→私自身が予想していた点数よりかは良い点数でした。
個人の体感ですが、試遊をしてもらうと買ってもらえる率が高くなるように思えます。
来場者、試遊の回数を増やして、こちらの点数も上げていきたいと思います。

イベント時間の設定

(1:短い~5:長い)
平均点:3.06点

→ほとんどの方が「3」に投票しておりましたので、次回も同様の時間(11時~17時半 17時以降は販売のみ)にしたいと思います。

抽選イベントの満足度

(1:低い~5:高い)
平均点:2.69点

→まず抽選イベントの参加者が来場者38名中7名という低さでした。
次回以降は、来場者の方に楽しんでもらえる(かつ出展者の方が得する)ようなイベントのアイデアを思い付きましたので、実行していきたいと思います。

宣伝活動への満足度

(1:低い~5:高い)
平均点:3.50点

→こちらが想定していた点数よりも高い点数でした。
Twitterでの活動がかなり目に入ったのかな?と思っております。
前述の通り、次回以降は、Twitterのフォロワー外の方にアプローチができるようにしていきたいと思います。

次回開催されたら出展したいですか?

(1:出展したくない~5:出展したい)
平均点:4.31点

→こちらはほとんどの方に4と5をつけていただきました。
本当にありがとうございます。
次回は本記事記載の施策を行い、さらに来場者の方にも出展者の方にもリピートしてもらえるよう、頑張りたいと思います!

今後について

今回の反省を踏まえ、また開催したいと考えております。
具体的な時期については未定ですが、ゲムマ2024春の日程判明後、その前後で空いている会場を取って開催したいと考えております。

来場者の方も出展者の方も満足するようなイベントを開催していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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