日本vsアルゼンチン~2連戦から考える板倉滉の起用法~ [親善試合]
日本vsアルゼンチン2連戦の第2戦は3-0で日本が勝利しました。南米の強豪相手に対して対人の勝負でも負けておらずとてもおもしろい試合でした。
この試合で2ゴールを決めた板倉選手は第1戦ではCB、第2戦ではボランチで起用されました。
この記事では2試合からみえた板倉選手の最適な起用法について解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
1.第1戦試合概要
スタメン
得点
アルゼンチン
'21(1-0)ガイチ
1-1.縦への弱さ
第1戦で板倉はCBの左で起用されました。しかし、相手の縦への突破に対してついて行けずにかわされるなど、縦への弱さを感じる場面が何度かありました。
また、簡単に裏をとられることもあったため、CBでの起用には不安が残る結果でした。
上の画像の場面はハイライトの0:18からです。
2.第2戦試合概要
スタメン
得点
日本
'45(1-0) 林大地
'68(2-0) 板倉滉
'73(3-0) 板倉滉
2-1.中盤での守備
第2戦は第1戦よりも守備面での良さがみえました。ボランチではCBよりも積極的に前に出て守備をすることができます。この起用によって板倉の前に出る守備の強さが出ていました。
2-2.攻撃面での課題
ボランチ起用での課題をあげるとすればプレス耐性の低さだと思います。
この試合では攻撃時には2ボランチの田中が低い位置、板倉が高い位置をとることが基本となっていました。この時に板倉はライン間にポジションをとることはできていました。しかし、相手に強くプレスをかけられるとプレーの精度が落ち、パスミスや囲まれてからのボールロストにつながる場面が目立ちました。
3.2試合からみた最適な起用法
この2試合から板倉はボランチでの起用の方が良いと感じました。ですが、第2戦のように高い位置をとらせると攻撃面での課題が出てきてしまいます。
そこで自分が考えたOA枠を入れての11人がこちらです。(この記事は板倉選手の起用法を考える記事ですので、「板倉外して遠藤使え!」という超的確なツッコミはなしでお願いします)
OA枠はCB吉田、右SH伊東、CF大迫です。そして、板倉はボランチに起用します。攻撃時には下のように可変します。
板倉は中盤でフィルター役、SBの旗手にハーフスペースをとらせる起用法です。旗手は内外を使い分けることができる選手です。元々は中盤の選手であるように、高い位置でのプレーの精度も板倉より高いと考えられます。そして板倉には中盤で相手の攻撃の芽を摘んでもらう方がより2人の良さがでると感じました。
また、両サイドの伊東、久保と三笘、旗手は流動的にポジションを変えながらプレーできます。後ろに瀬古、吉田、冨安が残っているためカウンターの対策もできています。
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