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[日本代表]森保さんでも勝てる3バック案[チーム解説]

日本代表のW杯アジア最終予選はオマーン、中国相手に1勝1敗でスタートしました。1勝はしたものの内容は2試合とも酷く、森保さん解任の声もこれまでで最も大きくなっています。

ただ日本サッカー協会の田嶋会長は森保さんを信頼しているそうです。森保さんも海外へ視察に行くそうですし99%解任は無さそうです。

それなら森保さんでも勝てるチームを考えよう!ということで今回の記事では2連戦の問題点を簡単にまとめて、それを森保さんでも解決できるシステムについて書いていきます。

基本情報

上の図が2連戦のスタメンです。1段目がオマーン戦、2段目が中国戦、1人しか名前が無いポジションが両試合のスタメンです。ここに今回いなかった南野や田中碧、守田辺りが入ってくる感じでしょうか。守田はいたけど。ここからは2連戦での問題点を解説していきます。

問題点1:SBの位置低すぎ問題

1つ目の問題点はSBの位置が低すぎることです。下の図はオマーン戦の22分30秒の場面です。このようにSBの位置が低いと相手のSHが対応できるため、ディフェンスラインにズレを作ることができません。図の○の位置を取れればSBが対応しなければならないため、SBが引き出されディフェンスラインにズレを生じさせることができます。

SBが高い位置を取れない原因は4バックのままビルドアップをしていることです。先程の図の○の位置までSBがポジションを上げた場合、ボールを持っているCBとの距離が遠すぎるためパスが通らなくなります。

問題点2:選手の特性被りすぎ問題

2つ目の問題点はSBとSHの選手の特性が被りすぎなことです。選手によって外側のレーンでのプレーが得意、内側のレーンでのプレーが得意など特性があります。同じサイドのSBとSHは異なる特性の選手を並べる方がチームとして機能します。同じ特性の選手を並べると使うレーンが被ったり、誰もいないレーンができたりしてしまいます。日本のSHとSBを特性で分けると下のような感じです。

SH
外側のレーンが得意な選手
→伊東純也、三笘薫、相馬勇紀など
内側のレーンが得意な選手
→堂安律、三好康児、南野拓実、鎌田大地、古橋亨梧など
どっちもいける選手
→久保建英

SB
外側のレーンが得意な選手
→室屋成、長友佑都など
内側や低い位置が得意な選手
→酒井宏樹、中山雄太、佐々木翔など
どっちもいける選手
→山根視来

橋岡ってどっちだっけ?

この中から外側と内側の選手でサイドのコンビを組むのが基本です。ですが、森保さんは何度も同じ特性の選手を並べています。例えば中国戦では右サイドに外側タイプの室屋と伊東を並べています。オリンピックでは左サイドで内側タイプの中山と三好を並べることもありました。このように就任当初から未だにこの問題を繰り返しています。

森保さんでもミスをしないシステム

そこで自分が提案したい、見てみたいシステムが下の3-4-3です。

左サイドが長友以外誰がいるかな?Jリーグサポーターの方「うちの左SBいいよ!」って人いたら教えてください。

このシステムだと上の2つの問題が自動的に解決します。

まず1つ目のSBの位置低すぎ問題。この問題の原因は4バックのままビルドアップをしていることと解説しました。これを3バックにすることで後ろが3枚になるためSBが高い位置を取ってもCBとSBの距離が遠くなりすぎずにパスが通せるようになります。

4バックでもボランチがディフェンスラインまで下がって3バックにするなど可変を使えば良いのですが森保さんにその考えは無いと思います。それなら最初から3バックにしようというシステムです。

2つ目の選手の特性被りすぎ問題。3-4-3は最初から外側のWB、内側の2シャドーと分かれているシステムです。そのため森保さんが選手の特性を考えずにスタメンを選んでも自動的に外側タイプと内側タイプの組み合わせになります。流石の森保さんでもWBに中山や佐々木を使ったり、シャドーに伊東を使ったりはしないと思うので。しないよね?

また、古橋のCF起用に関しては4-2-3-1の1トップで使うよりも、3-4-3で1トップ+2シャドーの方がいいのではないかと思います。森保ジャパンの1トップには大迫のようなボールを収めるプレーが求められているので。古橋と2シャドーの選手で流動的に動きながらの方が上手くいくような気がします。


最後までご覧いただきありがとうございました。こんな感じて森保さんが何も考えずに選手を並べるだけである程度は上手くいくシステムを考えてみました。それでも本当に強くなるにはもっと細かいところを詰めて行く必要があるので監督は変えた方が良いと思いますが。

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