見出し画像

アラビア語の壁①文字

こんにちは!

前回、アラビア語を本文に入れつつ書いてみましたが、「そもそもアラビア語ってどんな言語だよ!」っていう意見が飛んできそうなので、今回からアラビア語を学び始めるときに苦しんだ点を思いつくだけ書きながら、その特徴を紹介していきます!

最初になにを書くか迷いましたが、まずはアラビア語と切っても切り離せない関係にあるアラビア文字について書いてみます。

そもそもどんな文字?

アラビア語の文字といえば、普段見慣れている漢字やアルファベットとは異なり、比較的少ない線と点でできた抽象的な形が特徴です。アラビア語の文字には以下の28文字があります。

画像1

文字数自体はアルファベットと変わりませんが、先頭のアリフを除いてこれらすべて子音です(母音についてはまた今度)。点の個数や位置が違うだけで全く違う音になる文字もあり、区別がつきづらいです(特に手書き)。また、日本語でサ行、タ行にあたるものなどが2個ずつ、ハ行にいたっては3個もあります。特にアルファベットの下に点がついている文字はアラビア語特有の子音なので、発音が難しいものです(いまだに正しい発音がわからない、、、)。アラビア語学習はまずこの文字たちを覚えることから始まります。

どのように使われているのか?

それでは、実際の使用例を見てみましょう!アラビア語で「こんにちは」を意味するアッサラームアライクムは以下のように書きます。

画像2

さっきの文字たちはどこへいった?実は、先ほどの28文字の一覧は単独でいる場合の仮の姿で、実際に文章で使われる場合には隣の文字とくっついて連続して書かれます。先ほどの仮の姿を単独形とよび、文中の姿として頭字(単語の最初)、中字(単語中)、尾字(単語の最後)の3つの形が存在します(ただし、後ろにつなげられないز, ر, ذ, د, اの5文字は尾字だけ)。例として、先ほどのアッサラームアライクムを単独形に分解して書く(本来はこんな風に書きませんが)と、

画像3

こうやって比較してみると、少しづつ面影は残しているものの特にカーフ(ك)なんかはだいぶ文字の形が変わっています。おそらくこの点がアラビア文字を格段に難しく感じさせる要因になっていると思います。

今回はアラビア文字にフォーカスして紹介してみました!何回かにわけてこういう形でアラビア語を紹介していければと思います。次回は、後回しにした母音を中心に書いてみます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?