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「人気」と「人気」

僕はつまらない人間だ。

自分自身は大した努力もせず、スポットライトを浴びている人を羨み、嫉み、妬み、心の中で「バーカバーカ」と叫び、だ。


人気作家のメディア露出など、今やいつでもどこでも情報が入り込む。

賞をいただきました、本を出しました、インタビューを受けました、たくさん入り込む。

話題作を読んでみるも、なんかしっくりこない。でも、周囲はそれを名作だと、素晴らしいと、褒め称えている。

なんか、くやしい。


めっちゃフォロワーがいる人の作品を読む。

自分としては「これ面白いか?」と思っても、めっちゃいいねついてる。めっちゃスキついてる。

なんか、くやしい。


人気の作品とは、どういうものなのだろうか。

ここでの意味は、「人気の作品に共通するものはなにか」ということである。

答えは人によりけりなのだろうが、一つ、自分でこうじゃないかなと思う解を見つけた。

それは、「人気ひとけがある」ということだ。

「素晴らしい作品だから認められている」
のではなく、
「たくさんの人の目についているから認められている」
のではないか。

そういう考えに至った。


もちろん、いいねやスキやビューの数が絶対ではないし、内容が素晴らしいことは大前提だ。

その上で、たくさんの人に認知されている=人気ひとけが多いものが、人気の作品と言えるのではないか。


執筆業だけではない。

たとえば歌なら、テレビで人気の歌手よりも、場末のスナックで飲んだくれてるおじさんの方が上手なことだってある。

でも、上手なだけでは歌手としてやっていけない。人気ひとけのあるところで歌を披露しないと、売れる歌手にはなれない。

プロ野球も、東京ドームとかエスコンフィールドHOKKAIDOでやるからたくさん人が来るのであって、鳥取砂丘とか富士の樹海でやっても集客効果は低いだろう。


ということは、人気になるためには、人気ひとけの多いところに出向く必要がある。
読んでもらうために。
売れるために。

影響力の高い有名人に広めてもらう方法もあるが、そんなことできるんならとっくにやってるもんね。

だから、
「ビューが伸びない」とか
「スキが少ない」とか
しょーもないことを嘆く前に、自分にできることをやりきれよ。


僕はつまらない人間だ。

そんな僕でも行ける、人気ひとけの多いところ。実は、それがすぐそこにあるんだなぁ。なにかって? 今日から始まる、アレだよ。


66日ライラン~シーズン2、テイクオフ。





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