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妹の誕生祭

そう、先週私の妹が誕生日を迎えた。
「妹(いもうと)」と呼ぶには名前が長いので、ここからは「妹子(いもこ)」と呼ぶことにする。

妹子は兄弟の末っ子。
趣味も好みも全く異なるが私とは話が合うからか、よく学校のことや部活のことなど口を開いてくれることが多い。


そんな妹子が誕生日を迎えた。


そして、

兄弟に初めて誕生日プレゼントというものを渡した。

めちゃくちゃ仲がいいという訳ではないが仲が悪いわけでもない、絶妙な関係を保っている妹子に誕生日プレゼントをあげるという思考がなかった。誕生日近くにハリーポッターにハマった妹子が「ハリーポッターが観たい」と言っていたので、誕生日も近いし、せっかく観たいと言っているしと誕生日プレゼントをあげる言い訳を自分に聞かせながら、ハリーポッターのBluRayを足りない包装紙で包んでいた。
受け取った妹子は、まさか「あの姉」から誕生日プレゼントを貰えるとは思っていなかったのであろう。驚きと喜びが入り交じった絶妙な顔で「ありがとう」と言った。


早速テレビで観ていた、
わたしも一緒に観た、
日曜の午後を少し贅沢した気分になった。

妹子よ、
この先楽しいことが沢山あなたを待っている。
その時は心の底からその状況を楽しめばいい。
中学生らしく黒歴史に残ることをすればいい。
周りに迷惑をかけない範囲で思う存分青春時代を過ごしてくれ。
けれど、楽しいことだけ楽しむそんな上手い話はない。苦しいことも迷うこともあるだろう。頭に血が上ることも、理不尽な目に遭うことも、誰かから裏切られたと感じることも。
自分の子どもが辛くなることや悲しむ思いをすることはできる限りあってほしくないと願うのが親であるが、わたしはそんな経験こそたくさんして欲しいと思う、経験は生き続けるから。

あなたには、あなたにしかない色がある
あなたにしか染められない色がある
いろいろな壁を打ち破る度にその色は変化する

思う存分、青春時代を今の君にしか染められない自分色で染めてくれ。

どんな色だってそれが今の自分なんだ

どんな色だっていい、ゆっくりでいい。

周りに頼ったっていいし立ち止まってみてもいい

だから挑戦することをやめてはいけない。


(何これ急に真面目)



P.S

このnoteが妹子に見つかったら、とりあえず呑みに誘おう、もちろん私の奢りで。

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