音楽の先生が言った「曲は最後まで聴きましょう」は今でも守っている
中学の時、音楽の先生が「曲は最後まで聴きましょう」は今でも守っている。イントロからアウトロまでちゃんと聴いている。
❏ 先生が言ったこと
中学のときの私は音楽の成績が芳しくなかった。でも、授業を受けているのは楽しかった。いろんな曲を聴いたり、楽器を鳴らしたりするのは楽しかった。しかし、テストはまるっきりダメだった。
それゆえ、私は音楽の授業でどんなことを学んだのかあまり覚えていない。「なんとなくこんなことやったかな?」程度である。
そんな私でも覚えていることがある。音楽の授業で学んだことでハッキリと確実に覚えていることだ。曖昧な記憶なんかじゃない。それはこちら……
曲は最後まで聴きましょう
これは音楽の先生の一言である。
❏ 曲は最後まで聴きましょう
これは「音楽鑑賞」というコンサート映像や音源を視聴するときの先生の一言である。
音楽鑑賞の最中は観て聴いてわかったことをメモしなければならない。音楽鑑賞が終わったあとは鑑賞感想というA4用紙1枚程度の感想文を提出しなければならない。
そのメモを書いているときに先生は「曲は最後まで聴きましょう」と言ったのだ。
先生曰く、曲を聴くときは「早送りダメ」「巻き戻しダメ」「途中で終わるダメ」とのこと。これには意味がある。
❏ 作詞者・作曲者・歌唱の想いを知ろう
なぜ、先生は「曲は最後まで聴きましょう」と言うのか? それには理由があった。
作詞者・作曲者・歌唱の想いを知ろう
先生は作詞者や作曲者、歌唱の想いを知るために、曲を最後まで聴こうと言ったのである。
中学生のころの私はこれを聴いた瞬間、幼いながらも「これが音楽かもしれない」と感じた。
急いでいるときは早送りしたりアウトロでぶつんっと切ったりしたくなる(そもそも急いでいるときに音楽は聴くものではないけど……)。
どんなときでも曲を流したからには最後まで聴くべきである。これは音楽家たちへ敬意を表しているだろう。
❏ こう感じた中学時代
音楽家たちは曲の最初から最後までこだわって想いを込めて曲を作っている。そんな音楽家たちへ感謝の気持ちを表するために「曲を最後まで聴く」のかもしれない。
あるいは最初から最後まで聴くことで、その曲のすべてを楽しむことができるのかもしれない。
中学のときの私はそのように感じた。
これが正しいのか誤りなのかわからない。そもそも正解があるのかわからない。でも、音楽ってそういうものだと思う。
私はそう思っている。
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