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No.01 『レバレッジ・リーディング』

著者:本田直之  発行日:2016/12/14
おすすめ度:★★★★★

この本を読めば、あなたの「読書」が激変します。

本書を読み終えた今の私は、レバレッジ・リーディングを実践し成長する、これからの自分にワクワクしています。

レバレッジ・リーディングとは

レバレッジ・リーディングの「レバレッジ」とは、重い岩もらくらくと持ち上げる「てこ」の原理のことです。つまり、レバレッジ・リーディングとは、てこの原理を意識した読書法のことで、少ない労力で大きな結果を出すことを目的としています。

読書が最高の自己投資である理由

著者は、この読書法を主にビジネス書に用いています。ビジネス書には、様々な偉人らが成し遂げた功績が凝縮されており、彼らの一生を数時間で疑似体験できます。さらにビジネス書では、彼らの数十年分の試行錯誤の軌跡が整理されており、ほんの数時間で理解できます。つまり、読書はてこの原理が凝縮されたツールなのです。だからこそ著者は、読書を月3万円以上投資する価値のある最高の自己投資であると言います。

80対20の原則 -為になる本はたった2割。2割を理解すれば十分-

「80対20の原則」は、イタリアの経営学者が提唱した「イタリア国民の2割が、イタリア全体の8割の富を生み出している」という有名な法則です。この法則は幅広い分野に応用されており、読書も例外ではありません。毎年何万もの新たな本が生まれる世の中でも、自分自身の為になる本は、全体の2割程度です。だからこそ、為になるかどうかわからない本を一冊じっくり理解するよりも、数多くの本に触れ、自分の為になる本に出会う回数を増やすことが重要です。またこの法則は、一冊あたりの重要な内容の割合にも適応でき、2割程の内容を読めば、全体の8割程度の内容は理解することが出来ます。この法則を前提に、本の重要な内容のみを理解し、数多くの本に触れる読書法がレバレッジ・リーディング(多読術)です。

目的を持って読む

レバレッジ・リーディングを行う上で重要なのが、目的を明確にすることです。同じ本を読んでいても、読者ごとに重要だと捉える内容は異なります。だからこそ、自分が何の為にこの本を読むのかを明確し、自分が読むべき内容とそうでない内容を明確に区別することが重要です。読書する目的を明確にすることで、じっくりと読むページ数を減らすだけでなく、どの本を読むのかを選択するスピードも早くなります。結果、読書から得られる知識が増加します。

読むだけでなく、実行する

一方で、数多くの本を読んだだけでは、単に物事を「知っている」に過ぎません。知識に経験が加わってはじめて、物事は『できる』ようになるのです。だからこそ、本から得た知識をしっかりと実行し、自分のものにしていくことが大切です。メモを取ったり、ページを折り曲げたりして、本は徹底的に汚し、自分のものにする。図書館や友達からの借り物ではなく、自ら購入すし、本に「投資」することが、レバレッジ・リーディングでは求められます。読む過程で重要だと思った箇所や感じたことを本の中に書きとめ、それらを抽出した自分専用のメモを作り、それらを何度も見返して実行し続けます。そうすることで、読んだ知識が習慣化され、はじめて自分のものになります。


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