人生で一度はしておきたいこと

人生で一度はしておきたいこと

人生100年時代。その中で「一度はしておきたい」と思っていることを、思いついた順に書き記そう。これで全てではないけど、常日頃思ってるのはこの程度かな。達成できるかどうかはわからないし、やるかどうかもわからないけど。

1.野生の鶴を見たい

私は実は、野鳥がちょっと好きだ。でも私が住んでる場所にはそこまでの種類の野鳥はいない。たまに遠出して自然豊かなところに行くと、街なかでは見られない鳥たちがいるのがとても楽しい。そんな中でも、野鳥観察の王様と言えば、鶴だ。

優雅に飛翔する鶴を、できれば雪景色の中で見てみたい。

2.箱根駅伝を生で見たい

私は全然駅伝が好きではない。三が日に家でぼーっとテレビをつけて見る、というのが私の実家での暮らしだった。しかし、生でランナーの速度を見たことがない。その速度と熱狂は、ちょっと生で見てみたい。

3.インドで最高級カレーを食べたい

私はカレーが好きだ。それもインドカレー。なので本場・インドのカレーも食べてみたい。インドの街なかのカレーというより、高級なレストランにおけるカレーを食べてみたい。辛いだろうけど、そこは我慢する。

4.ベートーヴェンの第九を生で聴きたい

私は高校生のときに初めてまともにベートーヴェンの交響曲 第九番を聴いた(いわゆる「第九」)。それ以来、この曲は繰り返し聴いてきた。が、一度も生演奏で聴いたことがない。

一度は生で聴いてみたい。

5.自分でお皿を焼き、それを使いたい

食卓に並ぶお皿というのは、生きることの基本である「食」に彩りを添えるもの。なので世の中、様々なお皿が売られ、高級品もたくさんある。しかし高価なもののみが良いというわけではなく、個人的な思い出みたいなものが染み込んだお皿などで食事をすることで、より一層、食に生きることの意味を見いだせそう。

この世に一つのみの、オリジナルの皿を作って、それで食事をしてみたい。

6.美容室で「おまかせで」とオーダーしてみたい

美容室に行くと「今日はどのようにしますか?」と必ず聞かれるが、「横はこうで、後ろはこうで、前髪は多少残す感じで…」みたいな、いつも決まったことを言っている。しかしチャレンジして、「美容師さんにおまかせします。何してもいいです」と言ったら、その美容師さんのセンスに全てを委ねることになる。正直、私は髪型にこだわりがない。ちょっと堅い仕事をしてるから、真面目な髪型にはしてるけど、その縛りがなければどんな髪型・色でも良かったっちゃ良かった。

一度で良いから、美容師さんに全てを委ねて、どんな髪型になるのか見てみたい。

7.自分より長生きな盆栽を育ててみたい

ペットというのは、ほとんどの場合、自分よりも先に死ぬ。過去、何度も味わってきたが、ペットは死別が辛い。

というわけで、自分よりも長生きなものを育てたい。色々考えると、盆栽が良いかもと思ってる。盆栽やりたい。

8.蒸気機関車(SL)に乗ってみたい

私は蒸気機関車に乗ったことがない。映像でしか見たことがない蒸気機関車。私は鉄っちゃんではないけれど、やっぱりあの鉄の塊たるフォルムや、独特な音を出すSLには憧れはある。たぶん、私がおじいさんになる頃には廃止されるんではなかろうか。

ということで、一度は乗ってみたい。

(おわり)

最近聴いてる音楽

Iermoç《Falm》(2003)

物凄くマイナー、というか全然知られてないアマチュアな人の曲。古い時代のエレクトロニカ。にしても、硬派で好き。工業的な音色を使う音楽を「インダストリアル・ミュージック」なんて呼び方もするけど、この曲はその走りくらいかも。

Blue Sky Research《Jasmine》(2005)

"Blue Sky Research"というのは、Jonathan Fisherというトラックメーカーの別名義。Jonathan Fisherは"Hippocamp"という、エレクトロニカ系の無料オンラインレーベルを2003年頃に立ち上げ、その後、このレーベルからは莫大なトラックメーカーのアルバムたちがリリースされていった。このレーベルのリリースまとめを見ると、200枚近くのアルバムが数年のうちにリリースされている。ものすごいペースだ。

この曲はテンポはゆったり目で、独特なリバーブがかったパッドシンセを背景に、会話のサンプル音源なども混ざりつつ、落ち着いて聴ける。

Blue Sky Research《Thin Places (Bad Format Mix)》(2005)

Blue Sky Researchで私が聴き続けている曲がある。それがこの曲だ。

多少、ノスタルジックな音色・メロディに対して、ハイテンポなドラム。当時、これはドラムンベースを超えた細かなカットということで、「ドリルンベース」と呼ばれたようなジャンルだ。この曲はリバーブとディレイの使い方が過剰にあり、それが非常に効果的。

Jonathan Fisherはもともと、アンビエント系を得意とする人だったようだ。上記の通りレーベルの活動を数年にわたって精力的に行ったが、2007年頃から活動ペースが落ち始め、2009年は数回のリリースのみである。また、Fisher本人のリリース数は非常に少ない。上記のようにとても緻密でメロディックな曲を作れる人だったが、2009年に、下記のような音色自体を目的としたような実験的なアンビエントのアルバムをリリースして以来、全く消息がつかめなくなってしまった。

私はBlue Sky Researchの曲が好きだった。人の消息はつかめずとも、作品は残る。私の記憶だけではなく、このように記録に残さないとだな、とも思う。

(おわり)

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