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「恋人がいないから私には価値がない」という固定観念を手放す具体的な方法

【初めての方へ】ご挨拶とご案内。

【お勧め記事】「恋愛こじらせ」「依存こじらせ」について50000字以上で深く解説しました。




相談者のはるさんが送ってくれた質問回答の最終回になります。


前回、前々回の記事でもお答えしています。





【ご相談ここから】


送信者:はるさん


こんにちは。
はるです。

この間は長い質問にお付き合いいただき、ありがとうございました。



確かに、私はRyutaさんに挙げていただいたワークに多く取り組んできました。過去の自分や、それによる影響を受けている現在の自分については、ある程度把握できていると感じています。

ワークを通じて、「自分を否定する自分」の外側にいる「ニュートラルな自分」に気付き、その自分が否定的な自分を守ることが今の私の目標です。

また、「問題は自分の中にある」という考えを周囲の人の問題や不機嫌に適用してしまうことについて、まさにその通りだと感じました。特に元彼の件では、私に落ち度がないにもかかわらず、「私に価値がないからだ」と自分を責めていました。私は他者と自分との境界線が薄いように感じます。そのため、「他人は他人、自分は自分」と繰り返し自分に言い聞かせて、意識に刷り込みたいと思います。



最近、カウンセリングや日々のノートワークを通じて気づいたことがあります。それは、私は自分の抱く感情そのものを否定しているということです。

たとえば、「寂しい→寂しいから恋人が欲しい→だから、いろいろなコミュニティーに顔を出したり、アプリを始めてみよう」という自然な感情の流れがあっても、「寂しい気持ちで恋人を探すと失敗するからやめよう」と自分を抑圧してしまうことがあります。

これは自己否定の一環だと思いますが、このように感情そのものを否定してしまう場合、どのように自分と向き合えばいいのでしょうか。

ノートに「それはなぜそう思うの?」と自分に問いかけても、結局何も浮かばずに抱え込んでしまうことがあり、どう対処すればいいのか分からなくて質問させていただきました。



また、最近高校時代から仲の良い友人2人と海外旅行に行った際のことです。

旅行中、私は体調が悪い中、道案内や電車の乗り換えを調べるなど、ほぼすべての段取りをしていました。しかし、友達2人は恋人の惚気話で盛り上がるばかりで、私を手伝ってはくれませんでした。そのため、その日にホテルに帰った後「流石に体調不良なのに予約もやって、Wifiの手配もやっている上に、当日の道や地下鉄、お店を調べることもやっていて、正直辛かった。私に余裕があればよかったけど、体調も悪かったし、その上二人の惚気話を聞く余裕はない。だから正直モヤモヤしているんだよね。」と伝えました。

これまでの私なら、このことを自分の中で抱え込み、友人たちには言わなかったかもしれませんが、今回は伝えることができました。友人たちは「気づいてあげられなくてごめん」と謝ってくれましたが、その後もモヤモヤが残っています。

友人たちが惚気話をしている中で「手伝って」と言うのは、場の雰囲気を悪くするのではないかと思い、自分で対応しました。本当は地図を見るのも苦手で、方向音痴なことも以前から伝えていました。これも自立系が出てしまったというか、そういう頼れない自分も否定してしまいます。

「甘えられないから恋人ができない」「自分に価値がないから友人にすら甘えられない」「こんな自分だからダメなんだ」「こんな甘えられなくて、抱え込む自分じゃ恋人なんてできるはずがない」といった自己否定の思いが湧き上がり、教えていただいた自己否定を手放す言葉を唱えても、すぐに元に戻ってしまう感じです。

友達が少ないので、この2人を失うのが怖いという気持ちもあります。この件以外では、2人に尊敬する点もあり、仲良くしたいとも思っています。距離感も近すぎず、依存しているわけではありません。


ただ、なぜ恋人がいる人に嫉妬してしまい、恋人がいない自分を否定してしまうのか、自分でも分かりません。
友人だけでなく、恋人がいる人や、町ゆくカップルにも嫉妬して、辛くなってしまっています。

「恋人がいないから私には価値がない」という固定観念が無意識に刷り込まれているのかもしれませんが、他にも何か原因がある気がします。

この「恋人がいないから私には価値がない」という固定観念を手放すためにはどうしたらよいでしょうか。

また長文になってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします。



【ここまで】



今回の記事では、

ーーこの「恋人がいないから私には価値がない」という固定観念を手放すためにはどうしたらよいでしょうか。ーー

というご質問を一緒に考えていきたいと思います。


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