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自立系女子はなぜ委ねられないのか~我慢しすぎで尽くしすぎな人が自分軸を取り戻すための記事~

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「ちゃんとしすぎ」

「尽くしすぎ」

「与えすぎ」

「奉仕しすぎ」

「他人軸すぎ」

「自己犠牲しすぎ」

「自分追い詰めすぎ」


そんないわゆる「ダメダメな恋愛」「つらい恋愛」に悩んでる女子を自立系女子なんて言ったりするのですが、どうすれば理想のパートナーシップを築けるのかという相談をよくいただきます。

「相手を頼ることが重要」「相手を育てることが重要」だなんて恋愛本には書いてありますが、表面的なノウハウをなぞっただけだと相手もパートナー関係も本当の意味では「育って」いきません。



恋愛も婚活も結婚生活も、まずは相手がどうこうという「他人軸」の姿勢ではなく、「自分軸」に目を向けることがとても大切です。
受け身ではなく自分主体で能動的にパートナー関係を築いていくのが幸せになるための基本中の基本なんですね。


理想的なパートナー関係をつくっていくために、自分軸を意識しつつ自分の深い部分にある心の傷と向き合っていくべきなのですが、その傷の根源的な部分はやはり大ボスの「親子関係」にあることが多いようです。

今日は「ちゃんとしすぎ」「与えすぎ」な自立系女子と親子関係の傷について、傷を癒すワークとともに最終的にどういうマインドを持てれば幸せになれるのかについて書いてみました。



***



【ツイートはここから】


自己肯定感が低い人の特徴は「頑張れない自分はダメ」「ちゃんとできない自分はダメ」「完璧じゃない自分はダメ」と自分へのダメ出しが激しいことです。

親に過干渉されたり否定され続けると自分を許せなくなる。

いつも完璧を求めガチガチに緊張してしまう。自己肯定感が高い人は自分にも優しいです。


【ここまで】



「頑張りすぎる」「毎日全力すぎる」「完璧主義すぎる」「競争しすぎる」「自分に厳しすぎる」そんな特徴を持つ我らが自立系女子の話をよくします。



RKマガジン読者などからは「ちっちゃい頃からお母さんから厳しくされすぎて超人並にしっかりしちゃって習い事もほぼ週7で行かされてましたし両親が遅くまで働いてるから宿題やりながら弟の晩御飯作ったりしてましたしおかげで根性とか生活力とかはめっっちゃついたんですけど、Ryutaさんがいう『自分を甘やかす』ってやつがぜんっぜん腑に落ちなくてこの人本当に日本語話してる?レベルでした」なんてことを言われたりだとか、

「家がめちゃくちゃ教育家庭で小3から中高一貫対策させられてそのまま周りの子たちと同じように東大目指して合格できたはいいんですけど、実力競争が激しいコンサル会社に就職して運に恵まれて起業もしてここまでバリバリやってきたらもうアラフォーです。どんなに働きまくってても女としての自分をすてたくないし、恋愛とかも頑張ってきたつもりなんですけどRyutaさんがいつも言うように『甘えられない』『頼れない』を発揮してしまいます。目標は自分でつかみ取るものという固定観念が強すぎて自立しすぎてることが問題なんだと思います。でもこれじゃ女性として本当に幸せにはなれないなと薄々どこかで感じていまして、、、」



こんなご相談をいただいたりします。前者をAさん、後者をBさんとしましょう。



「頑張り過ぎる」「ちゃんとしすぎる」から派生して、恋愛では「与えすぎる」「尽くしすぎる」というパターンにハマってしまう人も多いみたいです。他人軸である、彼軸であると言い換えてもいいですね。



上のご相談では両者のケースで、「与えすぎ」「尽くしすぎ」に陥りそうな心的傾向が伺えます。



例えばAさんの場合では「幼少期から超人並にしっかりしちゃってる」「弟のお母さん役のような役割を小学時代からしていた」というのがポイントになりまして、小学生中学生のころというのはとても多感で潜在意識的にかなり影響をうけやすいですから、「近しい人に対してはお母さんのようにお世話をやくべき」「近しい人に対しては自分の時間や労力を犠牲にしても尽くすべき」という刷り込みがあるかもしれません。


もちろん、しっかりした姉として弟さんにご飯を作ってあげたり、弟さんの身の回りの面倒を見たり、ある意味忙しいお父さんお母さんにかわって弟さんを育てたというのは大変立派なことですし、褒められるべきことですし、それによりAさんが得たものだってあるんでしょうし、例えば家事のスキルを小学時代から身につけてきただとか母親の大変さを体験ベースで理解できたとか素晴らしい技術とマインドを得てきたのでしょうが、それがAさんの生きにくさに繋がる「尽くしすぎ」に結び付きそうな以上はガッツリ向き合ってあげる必要がある気がします。

弟さんに対して母親のようにふるまってきた、あるいは振舞わざるを得なかったAさんは「自分を甘やかす?何それ美味しいの?」という風に思っていらっしゃるようですし、おそらく彼ができてもなかなか甘えられないんだろうなと推察しますし、尽くしすぎ与えすぎになってしまい相手がどんどんダメな男になっていってしまうのが瞼の裏に思い浮かびます。



どうすれば、尽くしすぎ与えすぎを止められるのでしょうか。

どうすれば、自分軸を強化して振り回されない恋愛関係や人間関係をつくれるようになるのでしょうか。

どうすれば、「頑張りすぎ」をやめて楽にパートナー関係を築けるようになるのでしょうか。

どうすれば、「ダメダメな恋愛」「つらい恋愛」を卒業できるのでしょうか。

どうすれば、彼を頼れるようになるのでしょうか。

また、どうすれば、彼が「頼れる人」に育っていくのでしょうか。



内側にある「過剰な自立マインド」に目を向けつつ、これらの解決法を探していきましょう。





さてさて、改めてですが、

尽くしすぎ与えすぎでは何がいけないのか?

彼に尽くしてあげるのが良い恋愛のコツなのではないのか?

そんな女子も一定数いると思います。



もちろん、ナチュラルボーン的というか、「尽くすこと与えることが心から好きで、それにより彼がどんどんだらしなくなるのも厭わないし、自分を母親扱いみたいにしてくるのも母性が癒されて最高だし、全力でご奉仕するのがライフワークです」という感じの女子が一定少数いるのも把握しているところでありまして、そういう風に心の奥底から尽くすのが大大大好きなのであれば全くもって問題ありません。

皮肉めいた言い方とかではなく、ガチで、パートナーシップはそして人生は「自分らしくあること」が第一ですし、それこそが幸せになるために大切です。もし彼のお母さんみたいな存在になることすら厭わない、厭わないどころかそれが人生の理想、それこそがパートナーシップの理想、それこそが幸せへの道というのであれば、どんどんそうすべきだと思います。

「彼のお母さんになってはいけない」というのは軒並みな恋愛本に書いてあるくだらない一般論です。彼に尽くしすぎたいのであれば、それがその人にとって、あるいはそのカップルや夫婦にとっての正解です。



でも、AさんBさん含め「彼に尽くしすぎるのをやめたい」「そんなのは自分らしさではないと思う」「そんな恋愛や結婚生活は幸せに繋がらないと思う」「でもなぜか突き動かされるように頑張り過ぎてしまう」「彼が自分をお母さん扱いしてくるなんて気持ち悪い」そんな自立系女子は大勢いると思います。

そして、さっきは恋愛本のくだらない一般論扱いをしてしまいましたが、それでも一般論として彼には頼りがいがあって欲しいですし、彼女や妻をママ扱いだなんて虫唾が走るものだと思います。

そしてこれは一般論ではないかもしれませんが、パートナー関係を真剣に考えている人であれば、「自分軸をもって、彼と高めあいながらパートナーシップを築いていきたい、お互いに尊敬しあい高めあっていきたい」と心から望んでる人もいることでしょう。



よって、「尽くしすぎては何がいけないのか」「与えすぎではどんな弊害があるのか」「奉仕しすぎるとどんな問題があるのか」という質問への答えは、巷の一般論と、そして本記事の主テーマの「自分軸の話」の両サイドからの回答が可能です。

答えをシンプルに分かりやすくまとめるなら「パートナーをお母さん扱いするようになる男になってしまうから」ですし、
さらに「尽くしすぎ与えすぎてる自分はあまりに他人軸・彼軸的で、理想の自分じゃないから」となるでしょう。



「彼に尽くしすぎること」「彼に与えすぎること」これらっていったい何がよくないのか、どうして避けた方がいいのかを言語化してみましたが、これらって私がこうして書くまでもなくみんな直観的に分かってることなんですよね。

「与えすぎるのは本来的な理想じゃないから、自分軸じゃないから」「彼とは相互に高めあっていきたいから」というのはRKマガジンでもない限りなかなか思いつかない理由かと思いますが、「彼が私をママ扱いしてくるとか生理的にムリだから」とか「彼を尊敬したいから」というのは女子であれば何となくみんな共有してる考え方かと思います。



問題は先ほど問題提起したように、「彼を頼りがいのある男にするためにはどうすればいいのか」、、、

もう一声追加して「ちゃんとしすぎを手放すためにはどうしたらいいのか」「頑張りすぎないためにはどうしたらいいのか」「与えすぎてしまう心的習慣を手放すためにはどうしたらいいのか」「彼軸を手放すにはどうしたらいいのか」ということです。

深いところまで解説していければと思います。



我らが自立系女子たちは自身の「彼に甘えられなすぎ」「彼に頼れなすぎ」「彼を信頼できなすぎ」「何でも自分で背負いすぎ」ということにとてつもない問題意識を抱えてるものでして、だからこそ購読してくれているのでしょうし、noteを読んでくれているでしょうし、Twitterをフォローしてくれているのだと思います。そしてそこには「こんなに自分で背負っていたら彼がダメ人間になってしまう」「こんなに自分がやりすぎていたら彼のお母さんと化してしまう」という先ほどの問題意識があるのでしょう。



そこで、どうやったら「ちゃんとしすぎ」を手放せるのかという猛烈なトライ・アンド・エラーが始まります。

例えば書店に行けば「アゲ妻になる方法」なんて本はたくさん置かれていますので、その一冊を手に取りマーカーペンと付箋を常備しガリガリと読み進めます。そしてそこにはこう書いてあります。「彼を育てましょう。彼育をしましょう」

自立系女子は「彼育!!!なんて素晴らしい響きだ!!それしかない!!」という熱い思いとともにそれを「トライ」します。彼が珍しく料理をする気になったら「すごい!」と褒めてみたり、手間と材料費ばっかりかかって大して美味しくもない彼のスパイスカレーに賞賛の嵐を送ってみたり、今までやってみたこともない「おねだり」をしてみたりします。


もちろん「褒めて伸ばす」は正解だとされていますし、「喜んで伸ばす」もきっと正しいのですが、いかんせん恋愛本の表面的なテクニック論をなぞっただけなので彼育のトライは撃沈に終わることが多いです。

手間と材料費ばかりかかるスパイスカレー作りや手間と材料費ばかりかかるパエリア作りが彼の日常の料理習慣として定着するはずもなく、結局家事やら育児やらなにやらを背負いながらハードワークし続ける自立系女子の日常は続きます。

そういうんじゃなくて余りものを組み合わせて10分で3品つくれるスキルとか、スーパーの特売品をとりあえず買っておいて後からメニューを組み立てられる機転とか、栄養バランスを考えた作り置き作りを学んで欲しいものです。3時間半かけてエスニックでスパイスでクミンでコリアンダーなカレーを作るスキルは日常ではあまりお呼びではありません。たまに食べるから旨いだけであってそんなん外食すればいいだけだし。





というわけで自立系女子の彼育はけっこうな確率で頓挫することが多いというお話でしたが、ここはいつも言うように現実は内面(マインド)と鏡合わせなので女子サイドが「ねばならない」「しなきゃいけない」を手放していくのが先かもしれません。

結局色々やりすぎてしまい、彼がどんどんだらしなくなっていってしまい、理想のパートナーシップからどんどん離れていってしまうのって女子サイドが責任とか義務とか我慢を根本的に背負いすぎてるからなんです。相手の目ばかり気にして、彼軸になってしまい、自分軸を半ば放棄してしまっているからなんです。

表面的テクニック論的に「甘える」「頼る」「育てる」とかを実践しようとしても潜在的なマインドが「超自立」で「ねばならない」で「しなきゃいけない」だと現実はどんどんそっちに引きずられていってしまいます。これが彼育の失敗の原理的な部分です。

根本的な背負いすぎを手放していく、根本的な義務感を手放していく、根本的に自分を許してあげる、根本的な自立を解放していく、表現は色々あるのですが、つまりそういう認識が重要なんですね。



それでいつも言うように「ねばならない」「しなきゃいけない」「こうすべき」という自立的な観念ってやつはどうやって形成されるかと言いますと幼少期などの「強烈なネガティブ感情」がもとになってることが多いのでそこに向き合って自分のネガティブ感情を癒やしてあげる必要があります。

また同時に「自分は本当は何を求めてるのか」「自分はどうしたいのか」「義務や背負ってるものをとっぱらったら何がしたいのか」という自分軸の意識も大変重要です。最近流行りのマインドフルネス的に言えば「自分と繋がる」という考え方ですね。

「自分軸」「自分と繋がる」、、いろいろ言い方はありますが、重要なのは表現方法ではなく「自分の感情を大切にする」という根本的な考え方の部分でして、繰り返しますがこの考え方が極度の自立や他人軸を手放すキーになってきます。



「自立を手放す」「自分と繋がる」この二点が幸せなパートナーシップには重要というお話でしたが前者はどちらかといえば傷を癒す作業であり、後者はより深い幸せを求めていく作業です。

自立系女子はボロボロの傷だらけで瀕死状態であることが多く、まずは自分と繋がるとかライフワークとか「より大きな幸せ追求部門」は放っておき、傷を回復させることに専心するのが良いと思います。

骨折してる人が「もっとマッチョになるんだ!」とか言って筋トレしてる場合ではないですよね。確かにマッチョになるのも大事だけどまずは病院行って折れた骨を元通りにしなさいよということです。私が親子関係の癒しなどにかなりの重点を置いてるのはボロボロに傷ついてる自立系読者がとても多いからです。





ーーちっちゃい頃からお母さんから厳しくされすぎて超人並にしっかりしちゃって習い事もほぼ週7で行かされてましたーー


ーー家がめちゃくちゃ教育家庭で小3から中高一貫対策させられてそのまま周りの子たちと同じように東大目指してーー



こう見てみるとAさん、Bさん、ともに傷の根底には家庭環境があるようですし、家庭環境由来で「頑張りすぎ」「ちゃんとしすぎ」「しっかりしすぎ」なマインドが染みついてしまった人はとても多いと思います。家庭環境含め「超自立」の原因をざっとならべるなら、、、


・お母さんが過干渉すぎた(Aさんのパターン)

・エリート家庭で教育にうるさかった(Bさんのパターン)

・逆に貧しい家庭でガマンすることが多かった

・兄弟が多い長子だった

・お父さんがお母さんを振り回すタイプでお母さんを守るためにしっかりせざるを得なかった

・シングル家庭で親を楽させたいとずっと頑張ってきた

・親が大きな病気をしたことがあり親に甘えられる環境じゃなかった

・思春期に友人とのいざこざでトラウマをかかえた

・思春期にいじめにあったことがある

・大失恋の経験がある



まだまだ出てくると思いますが代表的にはこんな感じになると思います。



これらのできごとにヒモ付くさまざまなネガティブ感情が「こうじゃなきゃいけない」「こうすべき」「しっかりすべき」「ちゃんとしなきゃ愛されない」という観念に繋がっていくんですね。

なので、「ちゃんとしなきゃ愛されない」という観念にいたった出来事、当時の感情にじっくりと向き合い、その感情を詰まらせたままにせず解放してあげる必要があるのです。


例えばAさんのようにお母さんが過干渉だった場合、「ちゃんとしなきゃお母さんに愛されない」「しっかりしなきゃ褒めてもらえない」「頑張って弟を背負わなきゃ自分には存在価値がない」という潜在意識の思い込みが顕著になってしまうことでしょう。

その思い込み(自立的観念)を癒やして手放してあげるためには…

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