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【1400万インプ記念】メンタル乱れる原因のほとんどは執着です~認知の歪みと執着~

【初めての方へ】ご挨拶とご案内。

【お勧め記事】「恋愛こじらせ」「依存こじらせ」について50000字以上で深く解説しました。



1400万インプ記念ということで、先日の記事からこちらのポストについて解説しています。




先日の記事では、パートナーシップだけでなく、
お金の不安や、人間関係における後悔や、親への罪悪感までもが「執着」だと言えるということで、具体例を説明しました。

ポストでも書いたとおり「メンタル乱れる原因のほとんどは執着」なんですね。
人生におけるありとあらゆるネガティブ感情やメンタル乱れには、執着がかかわっています。


でもやっぱり、その中でもRKメンバーやXのフォロワーから多くの相談をいただくのはパートナーシップの執着についてです。


パートナーシップの執着と大きく関わる要素として「認知の歪み」というものがあります。

最近、Xなどの心理系やメンタル系の発信者の間でもよく使われている概念なので聞いたことのある読者もいるかもしれませんね。


例えば、彼の帰りが最近ちょっと遅くて彼がちょっと最近冷たい、あるいは彼が何となく私から離れていこうとしている気がする、あるいは彼が他の女の子に意識を向けている気がする…

そんな時、執着という強い感情が起こるかもしれません。

「彼を手放すわけにはいかない」「彼を離れさせるわけにはいかない」「彼と別れるわけにはいかない」という強烈な執着です。



でもこの、「彼の帰りが最近遅い→彼がちょっと冷たい→彼を手放すわけにはいかない」という執着の思考プロセスにはある「認知の歪み」が存在するかもしれません。



それは、「彼の帰りが最近遅い」という事実に対して、
「彼が冷たくて離れていきそう」という解釈付けをしている部分です。

端的に言えば、それはもしかしたら「早とちり」であるかもしれないということですね。


「彼が冷たいような気がするんです」「彼の心が冷めてるような気がするんです」「女の勘なんですけど、彼が浮気してるような気がするんです」と相談してくる方は、自己肯定感がそもそも低すぎて、相手(彼)のどんな行動や言動もネガティブなものに見えてしまうことが少なくありません。

例えば、「彼の帰りが最近遅い」というのは事実であって、
「ということは彼は私に冷たい」「ということは彼は浮気をしてるんだ」というのは単なる解釈ですよね。

もしかしたら彼の仕事が忙しい時期なのかもしれないし、たまたま飲みが多くなっているだけなのかもしれないし、あるいは本当に浮気をしているのかもしれませんが、「帰りが遅い」というのは単なる事実であって、「浮気している」というのは確定した事実ではなく解釈に過ぎないわけです。


その解釈を「女の勘」だと言う人も多いですが、そのようなレッテル張りにはけっこう慎重になった方が良くて、「女の勘」というレッテルを張ってしまうことによって自分の深層心理にある本来的な傷を見逃してしまいます。

つまり、本当は自分がそもそもとても傷ついていて、自己肯定感が低くて、無価値感が強くて、それがゆえに彼の行動や言動に対してネガティブな解釈をしてしまっているのに、それを「女の勘」という風に悪い意味でシンプルに片づけてしまうと、自分自身を振り返る機会が永遠に失われてしまうからです。

女だろうが男だろうが、深層的に「不安」が強くて、相手の行動を見るレンズの歪み(認知の歪み)があれば、相手のどんな行動も懐疑的に見てしまうということですね。

そこに女の勘も男の勘も存在せず、ただひたすら自己肯定感の低さがあるということなんです。

めっちゃ厳しい突き付けになってしまいましたが、自分の中にある「自己肯定感の低さ」「無価値感の強さ」が、自分の認知レンズを歪めてしまい、相手の単なる「帰宅の遅さ」という事実を、「浮気」だと解釈してしまっていることを振り返る必要があります。


ある解釈(彼は浮気してる…!!)をした由来に対して、「女の勘」という風に片づけるやり方は、正直言って楽チンです。頭に負荷がかかりません。

一方で、「自己肯定感の低さ」という整理の仕方には困難や苦痛がともないます。
パートナーシップを自責で捉えねばいけなくなるし(「自責」と「自己否定」が違うことにも注意が必要)、考えて向き合わなければいけないこともたくさん出てきます。


「自己肯定感の低さが認知の歪みをつくりだす」「その認知の歪みがネガティブな解釈をつくりだす」「そのネガティブな解釈が執着をつくりだす」という風に書くと厳しく感じますし、難しく感じますし、ハードルを感じますよね。。

でも、こういうことに向き合っていかないことには、いつまで経っても同じパターンを繰り返すことになってしまいます。

すなわち、上の例で言えば、彼の何らかの行動に対して「これは女の勘だ!」と言ってネガティブで懐疑的な解釈をし、彼へのコントロールに走り、それで彼との関係が崩れ、自分がした解釈の由来を「女の勘」で片づけてしまっているのでその恋愛から何ひとつ学びを得ることができず、
そして次の恋愛でも同じようなことを繰り返し、「これは女の勘だ!」と言って相手をコントロールしようとして相手との関係が崩れ、
そしてまた次の次にも同じことを繰り返し、、、、、

という風になりかねないですし、実際こういうパターンでものすごく苦労している人が多くいます。


恋愛から学びや教訓を得て次に同じことを繰り返さないためには、自分の自己肯定感の低さや認知の歪みと真摯に向き合うことです。

これって大変な苦痛がともなうことですし、頭を使いますし、手間も時間もかかります。
幼少期や親子関係と向き合う必要も出てきて、心にも負荷がかかります。

でもその分得られるものも多いです。向き合うことで、次の恋愛では、ひとつ成長した自分と出会えるはずです。幸せに一歩近づけるはずです。スパルタがお好きな自立系の皆ならきっとこっちの方が好みですよね笑



あるいは、もっと過激で根本的なそもそも論として、

「彼に別れを告げられた」という事実に対して、「私には価値がない」と解釈付けしてしまうのもまた、認知の歪みだと言うことができます。


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