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「こんな人と付き合えたらいいな」と遠くで見ているぶんには良いのですが、その人から真剣なアプローチが来ようものなら一気に拒絶感がでてきてしまいます

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【ご相談はここから】


送信者:tさん


初めまして。いつも勉強させていただいています。

Ryuta先生の記事を読んで、私には「親密になることへの怖れ」がとても強いと感じるようになりました。

私は過干渉毒親育ちで何事も親に決めつけられて親の思うように人生を歩かされてきました。

高校時代から親との関係はさらに険悪になって、大学でほぼ家出のような形で独り立ちしました。

今では親とは当たり障りのない良好な関係を築けています。

だけどパートナーシップはいつも悩んでいます。

「素敵だな」「すごく良い人だな」「こんな人と付き合えたらいいな」と遠くで見ているぶんには良いのですが、その人から真剣なアプローチが来ようものなら一気に拒絶感がでてきてしまいます。(最近よく言われてる蛙化現象!?)

こちらから追う恋愛は大好物ですが、追われる恋愛は大の苦手で関係をいつも壊してばかりです。

既婚者の男性など明らかに不誠実な人との気軽な関係が楽だとも思ってしまいます。

多分「親密になること」を拒否しているのだと思います。

私としては素直に素敵な人と素敵な恋愛をしたいと思っているのですが、もう一人の私がそれを許してくれない感じがします。

どうすればいいんでしょうか。


【ご相談はここまで】



tさん、ご送信ありがとうございます!

うーん、ご自身のご想像通り、これは「親密感への怖れ」ということで間違いないと思います。



ーー「素敵だな」「すごく良い人だな」「こんな人と付き合えたらいいな」と遠くで見ているぶんには良いのですが、その人からアプローチが来ようものなら一気に拒絶感がでてきてしまいます。ーー

ーーこちらから追う恋愛は大好物ですが、追われる恋愛は大の苦手で関係をいつも壊してばかりです。ーー


このくだりとか、共感できすぎて頷きすぎて首がとれかけてるメンバーも多いのではないでしょうか笑

親密になることを拒絶する心理が強い人って、特に女子はなんですけど「推し活」みたいな恋愛状況は大好物なんですよね。

憧れのサッカー部の部長に一方的に恋焦がれている少女漫画みたいなシチュエーションもそうですし、会社の「超しごでき(古い?)」な既婚者の先輩に恋しちゃうのもそうですし、
なかなか振り向いてくれない、あるいはアイドルなど物理的に近づけない、あるいは既婚者や彼女持ちなど「近づくことに罪悪感を感じてしまうような相手」を好きになってしまいやすいんですよね~。

なかなか振り向いてくれない相手を好きになれば自分の自己肯定感はどんどん落ちていきますし、
文字通りの意味での「推し活」が極端に進めばホスト通いやらボーイズバー通いやら女性用風俗通いやら推しライブの遠征費やらで数十枚数百枚の諭吉が吹っ飛ぶことになりますし、
既婚者相手の恋愛はもう法的なリスクがあり下手したら一発で社会的にも経済的にも抹殺されてしまうわけで。



もちろんそういう恋愛や推し活をするのは個人の自由ですし、不倫に節度と言うものがあるのかはさておき、節度を守れるのであれば恋愛は人生を潤わせますし、我が読者の自立系女子たちは「安定した恋愛なんてつまらん」「穏やかで優しくて誠実な相手なんて3日で飽きるわ」と言ってめまぐるしい抗争のような恋愛に飛び込んでいくものですから、それを「しんどい」と感じていなければそれでいいんです。

実際、私の読者やクライアントさんの中には「恋愛マスター」「セックスマスター」になることをライフワークとして設定されている方もいらっしゃいます。

「安定したパートナーシップ」ではなく「刺激的な恋愛」こそ自分に合っていて相応しいという考え方ですね。



ーー私としては素直に素敵な人と素敵な恋愛をしたいと思っているのですが、もう一人の私がそれを許してくれない感じがします。ーー


一方でtさんのように、「素敵な人を好きになるけど好きになられると去りたくなってしまう」「既婚者を好きになってしまう」という心理がある一方で、「幸せになりたい」「誠実な人とパートナーシップを積み上げていきたい」というジレンマを抱えている人だって多いわけですよね。

「誠実な関係をつくりたくない自分」と「誠実な関係をつくりたい自分」がせめぎ合ってしまっているわけです。

親密になることを拒否しつつも、もう一人の自分は「真剣に幸せになりたい」と望んでいるわけです。

どっちの自分がホンモノで、どっちの自分がニセモノでということではなく、時と場合によってその時々の心の状態によって「どっちもホンモノの自分」なのですから、これはとっても苦しい状況ですよね。

開き直って「私は既婚者と遊ぶんだ!」とやっているわけではないですから、既婚者と恋愛するにしても、気づいたら既婚者に惹かれていて、その後で「あーまたやっちまった」「自分はいったい何をしてるんだろう」「なんでいつも都合良い扱いされてるんだろう」と罪悪感も強く抱えるようになると思います。

そしてその罪悪感を解消するような感じで火遊びに突入していくという負のループも起こり得ます。抑圧と自分責めの迷宮にはまる。めちゃくちゃ辛いと思います。



解決策としてはどうするか。

結論としては、
「愛してくれて、優しくて、誠実なお相手とパートナーシップを積み上げられるような自分になる」ということだと思います。

親密感への怖れを癒やして、相手からのアプローチや、誠実な態度や、相手からの大きな愛を恐れず受け入れられるようになるのが幸せへの最大の道なのだろうなと思います。

くり返しますが、これは誰にでも当てはまるわけではありません。

根っからの自立系女子のように「アタシは一生恋するのよ」というタイプの人は、恋愛自体がライフワークになり得るので「1対1で築くパートナーシップ」に目を向け過ぎてしまうと心が窮屈になってしまうでしょう。

そうではなく、tさんのように、「親密感への怖れが強いけど幸せになりたい」「ほんとうはひとりの人に大切にされたいし、大切にしたい」「パートナー関係で幸せになりたい」という人はやっぱり親密感への怖れを癒やしていくのが良いでしょうし、自分のありのままの部分をさらけだせるようになるのが良いでしょうし、相手との「つながり」を感じられるようになれば最高でしょう。

次回の記事では具体的に「親密感への怖れ」を癒やしていくにはどうすればいいのか。

実践的なワークをご紹介できればと思います。

楽しみにしていてください。




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