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「コントロール」と「おねだり」の微妙な境界線

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「コントロールはパートナーシップを崩壊させる」ということをよく書いています。

なぜなら、RKメンバー向けに敢えてややこしい表現をするならば「コントロールは相手の精神的リソースの搾取」ということになるからです。

分かりやすい表現に直すと「相手を疲れさせてしまうから」ということになります。

依存型女子やこじらせ自立系女子の恋愛やパートナーシップが上手くいかない理由はまさにこの「コントロール」というところにあります。

例えば依存型女子でしたら彼に嫌われることをおそれて普段は彼に言いたいことを言えず、やってもらいたいことを「やって欲しい」と言えずガマンし、自分ばかり責めまくって、気持ちをためこんで、ふと気がゆるんだり何かのキッカケで爆発ということを繰り返していますよね?(お見通し)

心がカラカラに渇いていて欠乏しまくっているのが依存型女子なわけですが、日ごろから言いたいことややって欲しいことを抑圧し、ある閾値を超えたところで「どうしてこうしてくれないの?」「私はこんなに頑張ってるのに」「どうして分かってくれないの?」とやってしまうわけです。

これは、単刀直入に言えば「彼に自分の想い通りに動いて欲しい」「何も言わずとも私の気持ちを分かってほしい」というコントロール思考に他なりません。

交際初期ならば「ごめんよ」「俺が悪かったよ」「俺にはお前しかいないよ」ということでハグしてセックスして仲直り、、、という風になるのでしょうが、これが繰り返されますと「面倒」「重い」「疲れる」「うざい」となって彼の愛がどんどん冷めていってしまうわけですね。



自立系な人は依存型の人とは表面的には逆でして、「こうあるべき」「こうしてもらいたい」ということを相手にどんどん伝えると思いますが、それが自らの枯渇した心からくるものですと、得てしてそれは「モラハラ」のような形をとることがあります。

特に自立系男性に多いと思うのですが、「こうあるべき論」が強すぎて気に入らないことがあると相手を論破して従わせようとしたり、「そっちがその気ならこっちはこうする」「俺はこうしてやってるんだからお前もそうしろ」というように利害関係を持ち出して足し算引き算のソロバン勘定でパートナーシップを考えようとしたり、自らの主張を上手く言語化できずにモノに当たったり、ムッツリ黙り込んで不機嫌で相手をコントロールしようとしたりしますよね。

男性に多い傾向と書きましたが、自立系女子のみんなも当てはまるよね?笑



「自立」はマインド的には「依存」から一歩進んだ形だとよく言われていますし、自立することである程度の主張はできるようになるのでちょっとはパートナーシップも楽になるのですが、それでも自立系な人は「こうあるべき論」が強すぎて上述の色んな方法で相手のコントロールに走ることが多いです。

こうなると結果は依存型のものと似たようなことになりますよね。

すなわち、パートナーからしたら「なんでこんなに言われなアカンの」「なんでそんなに不機嫌になるの」「めんどくさ」「もういいわ」「なんか無理だわ」という風になっていくわけです。

人は、コントロールされすぎると疲れ果ててその相手と一緒にいるのが辛くなってしまうんですよね。これが恋愛の別れに繋がります。

あるいは結婚していて子どもがいる状況などでは仮面夫婦化したり、妻のことを「家政婦兼セックス人形」とみなすようになったり、夫のことを「ただのATM」とみなすようになったりもします。
つまり、子どもがいるなどして別れにくい状況下でコントロールが続くと、感情が枯渇して心の交流がなくなってしまいかねないということですね。



「ではパートナーへの要求をしてはいけないのか」
「それではして欲しいことがある時はどうすればいいのか」
「相手にしてもらおうとすることは全てコントロールになってしまうのか」

これらが当然の疑問になってくると思うのですが、ここでの問題は「自分自身のマインド」ということになってきます。これはめっちゃ重要です。

重要なのは「相手に何かをして欲しいと言ったり思ったりする」という表面的なことではなくて、あくまで自分のマインドが大切。

具体的に言うと、その相手へのお願いが「自分の枯渇した心からなされているのか」or「自分の心が満たされている上でご機嫌マインドからなされているのか」の違いになります。

「パートナーと最近セックスをしてないから、セックスをしたいというお願いをする」という例えでいきましょう。

前者の「心が枯渇した状態(つまり、例にあげた依存型や自立系の状態)」でセックスをお願いしたいと思うとどのようなことになるのかと言えば…

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