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「嫌われてる」「避けられてる」を感じてしまう理由

つらい幼少期だった人は「避けられてる」「嫌われてる」と感じやすいです。

否定され続け「叱られるのは私に問題があるから」という自己否定を抱えてきたから。

「嫌われるくらいなら近づきたくない」と他者との近い関係を避ける一方で、「この人だけは私を分かってくれる」と依存する傾向も。

大切なのは「自分と向き合う」「過去と向き合う」ということなんです。

解説していきましょう。

【自分を否定するクセが関係を歪める】

幼少期に否定され続けた経験がある人は、「自分には価値がない」「愛される資格がない」と感じがちです。

そのため、相手が少し冷たい態度を取っただけでも「嫌われた」と思い込み、自分から距離を取ろうとしてしまいます。

逆に、元ポストでも言いましたが、優しく接してくれる人に対しては「この人だけは私を必要としてくれる」と極端に依存することがあります。

しかし、この依存は長続きしないことが多く、相手に負担をかけたり、期待が裏切られるとさらに深い傷を負う結果を招きます。

【自分に対する視点を変える必要性】

「避けられている」「嫌われている」と感じるとき、それは必ずしも事実ではなく、自分自身の内面が映し出された結果である場合が多いです。

人は過去の経験や思い込みによって現実を歪めてしまうことがあります。

あえて難しく言えば「観念→認知の歪み」です。

そのため、まずは自分の内面と向き合い、「自分は愛される価値がある」という感覚を取り戻すことが大切です。

【他者との距離感を再構築する】

他者と健全な距離感を保つスキルを学ぶことも重要です。

すべての人に好かれる必要はなく、またすべての人を拒絶する必要もありません。

自分がどんな距離感なら安心して付き合えるのかを見極め、無理なく関係を築ける相手とつながることが、他者への極端な依存や恐れを軽減する助けになります。

理想論に聞こえるかもしれませんが、向き合っていくことで可能になります。

【過去を受け入れ、未来をつくる】

つらい幼少期の記憶は消えませんが、それに縛られ続ける必要もありません。

過去を否定するのではなく、「あの経験があったから、私は他人の痛みに敏感になれた」「自分の成長につながった」と捉えることで、未来をポジティブに生きる力が湧いてきます。

つらい経験は「自分の一部」ではあっても「すべて」ではありません。

なお、このように考えられるようになるにはある程度のワーク経験が必要だし時間もかかるので、現状メンタルが沈んでる方はここまで考えなくてもかまいません。落ち込む時はとことん落ち込んだ方がいいです。

ポジティブに向かうためには「とことんネガティヴに向き合う」がめちゃくちゃ大切。

【自己肯定感を高める小さな行動】

日常の中で自己否定の感覚を和らげるには、小さな成功体験を積み重ねることが効果的です。

「今日は少し勇気を出して話しかけてみた」「自分の気持ちをきちんと伝えられた」といった小さな行動を評価することで、自己肯定感は徐々に育ちます。

そして、その肯定感が他者との関係性にも良い影響を与えます。

私のnoteメンバーシップでも、このあたりの考え方は超具体的に解説してます。

【まとめ】

つらい幼少期を経験した人が抱える「避けられている」「嫌われている」という感覚は、過去の記憶に基づくものであり、必ずしも現実ではありません。

繰り返しますが、「認知構造」がその思い込みを作り出してるに過ぎません。

過去の傷を癒すには、まず自分を認め、自分に優しくなることが重要です。

さらに、他者とのヘルシーな距離感を学び、自分を大切にしてくれる人とつながることで、心のバランスを取り戻すことができます。

過去の経験は変えられませんが、未来の自分をつくるのは今の自分次第です。

…とまぁ、ポジティブ寄りな結論になっちゃいましたが、向き合う際には「自分のネガティヴ感情」を否定しないことも、重ね重ね大切ということを覚えておいてくださいね。


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