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暑いお盆休みに思うこと~親軸、親子癒着、実家暮らし~

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世間はお盆休みですね。ニュースを見ていたら帰省のピークが始まっていて東名高速道路で45キロの渋滞が起きているとのことでした。

45キロの渋滞というのはどれほどのものなのかちょっと想像がつかないのですが、きっと大変な長さなのでしょう。

車で帰省される方も新幹線、飛行機で帰省される方も、まだまだ暑さが続いてるので気を付けてくださいね。





私の実家は都内中心からおよそ2時間程度のところで、今やお盆に特別な行事を行うこともなくなってしまったので最近はお盆の時期をずらして8月下旬や末に帰っています。年末年始を合わせると年に2回程度の帰省になります。

親。とくに父親とは小学高学年くらいから折り合いが悪くなってきて、中学高校時代には反抗期を通り越して父に対しては心を凍り付かせて閉ざしていたほどだったのですが、そのように年に2回、父の顔を見るようになった今だから思うことは、「父はひとりのオッサンであり、母はひとりのオバサンなんだな」ということです。

いや、正確にはもうオッサンではなくおじいさん。オバサンではなくおばあさんになってしまっているわけですが。何も特別なところのないその辺のオッサンなんだなということを毎回特に感慨もなく感じています。

「父はただのオッサンであり、母はただのオバサンである」というのは受け入れがたい人にとっては受け入れがたいと思うのですけれども、良い悪いではなく事実そう感じます。また、そう感じているほうが健全だとすら思ってます。



私のもとには親子関係で苦しんでる多くの方からご相談や、メッセージをいただきますが、そういった悩みを抱えてる方ひとりひとりの意見を伺ってみると「父親・母親を必要以上に特別な存在として扱ってしまってる」という傾向があります。

もちろん、父親・母親は私たちを産み育ててくれたという一点において特別中の特別であることは言うまでもないのですが、そういうことではなくて、生物として見るとただのその辺の50代の人、60代の人、70代の人であるわけなんです。何も特別なところもなく何の変哲もない、ただの初老~老人です。



親軸(他人軸の親バージョン)についてよくお話していますが、親軸で苦しくなってしまうということを心理学的にディープに噛み砕いてみると「心理的な親との癒着」ということが見えてきます。

癒着とは「相手を私として感じてしまい、私を相手として感じてしまう」という心理傾向のことでして、特に共感能力の高い女子と母親の間で起こることが多いようなのですが、母×息子や、父×息子、父×娘の間でだって起こり得ます。
親子癒着が強いと子は「親の求める自分」を必死で探して親の求める姿になろうとし、何もかもを投げ出してでも親を優先し、親のための人生と言っても過言ではない姿になってしまいます。

「自分が親の理想通りの姿じゃない」ということにより親が苦しむ心理をまるで鏡写しのように自分自身が感じるようになり、親の喜びや安心感を第一に行動するようになります。



ではそんな親子癒着はどうして起きるかと言うと…


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