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【妊婦体験とかいう茶番】100日後、父親になる男(3日目)


出典:刃牙

正直、

「命を抱えてないのに妊婦体験とか妊婦の方に失礼じゃないか?」

と思っていました。

しかも数分、体に8kgの重りをつけるだけで妊婦体験とか・・・
ちゃんちゃらおかしいぜ!

でも実際に体験して良かったです。
ぶっちゃけしんどかった。


市が開催しているマタニティ研修に
7月のじっとりとしたクソ暑い中、妻と参加。

マタニティ研修は一気にやるタイプではなく、
2日に分かれていて下記のようなプログラムでした。

・1日目は「食事」と「歯磨き」
・2日目は「妊娠→出産のDVD」「妊婦体験」「沐浴体験」

1日目はがっつり座学でした。
ただ、

「これ市がYouTubeとかで配信してた方が見返すこともできるし、力入れてるよーアピールにもなって良いんじゃないか?そして多くの人に見てもらうことでブラッシュアップもできるよなー」

エビデンスがちゃんとした子育ての情報なので隠す必要もないし、
わざわざこれから親になる方をクソ暑い中に集めて聞く情報でもありませんでした。
正直、この程度の情報なら他のYouTuberがもっとわかりやすく、もっと飽きさせない作りをしています。

(これ2日目大丈夫か・・・?)

そう思いながら2日目も参加すると、

1990年代の「妊娠→出産のDVD」を視聴することになりました。

古い・・・
生まれた頃の時代や・・・

逆にこのDVDを数十年流し続けてるのか?と感心しました。

出演してるこれからお父さんになる方が競馬が好きなようでお腹の中の子どもに実況中継を聞かせるシーンがありましたが(どんなシーンやねん)中山競馬場でサクラミライという馬が走ってました。
※引退レースが1994年の牝馬

DVDの中で「どこで売ってるんですかそれ?」と言いたくなるような分厚いメガネをかけた大学の教授が「これは最新の研究を元にした・・・」と言ってたのですが、

「いや、もう30年前だよ!!!」

と妻と視聴が終わった後にツッコミました。

ツッコミどころ満載のDVDでしたが出産シーンで自分がまさかの涙。
産声をあげている赤ちゃんをお母さんが抱いてるシーンがグッと来ました。
ふと妻の方を見ると目がパッサパサ。

次に「妊婦体験」。

とうとう来やがったぜ・・・
妊婦体験!
なんかSNSで「こんなの全然重くないぜ!」と言って
妊婦体験中に腹筋やスクワットを始めた旦那さんのネタを思い出しました。

「じゃあ妊婦体験したい人〜!」と元気良く講師の方。

「行ってくれば良いじゃん」と妻。

「はい」と素直に手を挙げる自分。

<妊婦体験の準備>
1.胸が張ってくるのを再現するためにサラシみたいなのをキツく巻きます。
2.全体で8kgある胸とお腹が膨らんだ重りをつけます。
3.青いエプロンをつけます。

小林諒平!妊婦エディション完成!

「じゃあ記念に写真とかいかがですか?」と元気良く講師の方。

「ヘラヘラ、パシャパシャ」ニヤニヤしながら撮影する妻。

(すん・・・)無言で撮られる自分。

(お腹こうなってるよー)と妻に見せます。

「仰向けになってみてください!」と元気良く講師の方。

ぐっ
これは・・・!
重い!!!

内臓にどストレートにくる重さ!

私と妻は22:00くらいに一緒に寝ているのですが、
お腹が大きくなってくるとベッドに寝っ転がるのも大変そうだったので、
横になる補助や布団をかけてあげたりしていました。

うん、過去の自分グッジョブ!
こりゃー補助してもらえると楽だわ!

妊娠して子どもが大きくなっていくと
内臓が圧迫されていく動画を見たことありますが
仰向けになると妊婦さんはより負荷がかかりますね。

(寝返り打つのも大変そうだとは思ってたけど、こんなに大変なのか・・・)

「じゃあ次は階段を降りてみましょー!」と元気良く講師の方。

(えっまだ続くの?)

「足元気をつけてね。見えないから」と妻。

「ほんまや」

お腹で下が見えん。

感覚と妻の支えがあってなんとか階段の上り下りをしました。

私は妻とおでかけする時、階段を降りる時は妊娠する前から
妻を支えていたので妊娠した後も癖で支えていました。

うん、過去の自分グッジョブ!
こりゃー補助してもらえると楽だわ!

なんだかお腹の膨らみが愛しくなった数分の妊婦体験が終わり、いつもの体に解放。

1日目に「変わる強さと変わらない強さ」と書きましたが、
女性の妊娠を支えるために男の体は変わらないのかな?と気づきました。

<妊婦体験前の自分>
妊婦体験とかちゃんちゃらおかしいぜ!
鼻ホジホジ!

<妊婦体験後の自分>
妻と妊婦体験に参加したことで体験してみないとわからない日常生活の困ったところ、助けてもらえると嬉しいところを数分の間ですが体感することができました。
体感したことにより妻を精神的だけでなく身体的にも支えていこう!という気持ちが強くなりました。
また私は恥ずかしながら妊婦体験を軽くみていたところがありましたが、体験したことがないことをハナから否定していた自分に気づき反省。
これから初めてのことだらけの子育てをする上で「おむつはこう変えとけば良いんでしょ?」「寝かしつけはこうやっておけば良いんでしょ?」と軽く思わず、実地経験を積むまでは何が起こるかわからない。と思い、妻と一緒にできる限り準備をしていきます。
ありがとうございました。

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