見出し画像

バチェラーでみたシスターフッド

ジェンダー講座を受けるようになってから、日常会話はもちろん、見る番組や映画で色々なことを感じ、考えるようになった。モヤモヤを感じることも多々あるのだが、嬉しいことも見つけられるようになったと思う。

最近観た番組でバチェラーでも嬉しいと思うことを見つけられた。え、もっと多様性重んじているような映画とかじゃなくていきなりバチェラーかよと思われるかもしれないが、少しお付き合いいただけたら...

何にせよ、シスターフッドを感じられる場面が所々あったので、それについて書きたいと思った。

*シスターフッド:女性同士の連帯。1960~80年代にかけてアメリカから始まった女性解放運動でよく使われていたが、現代では#MeTooが流行してからよく耳にするようになった。

バチェラーにハマった私。

画像1

バチェラー3から見始めハマったバチェラー、バチェロレッテシリーズ。

一人のハイスペックな独身男性が応募した女性が20名ほどの中から運命の相手を見つけるという恋愛リアリティショー。

こういう類の番組は正直女性を見せ物として描くことが多いからあまり観ないが、愛着の湧く魅力的な女性や男性が多くコロナを機にハマってしまった。

リムジンでの移動、ヘリで空中散歩や海上クルーズ、打ち上げ花火など、笑ってしまうほど豪華なデートが毎回繰り広げられていて、リアリティはもはやないのだが、推しを見つけて楽しむことができるし、徐々に参加者の人となりを知るのが好きで気づけば見入ってしまう。

少し批判的なことを書くと、女性に水着を着たり料理を作らせたりして「いかにも」な行動を取らせたり、あえてなのかわからないが個別のインタビューで悪口を言う場面が多かったり、女性同士を対立させようとする仕掛けが多く感じる部分はあるし、そこは支持できない。

でもそこから垣間見れる、きっと番組では面白くないからカットされたであろうシスターフッドが見え隠れしていたように感じる。

(注意:以降ネタバレあり。)






垣間見れるシスターフッド

画像2

例えば、バチェラーがある女性にキスをしたことが女性陣に知られた時、まだ男性と付き合ったことのない女性がこの話を聞いて傷つかないか本気で心配して怒ったり、キスをした女性を仲間外れにしないようにフォローする女性がいたりした。

例えば、奇抜で自分に自信はあるが、いわゆる「男ウケ」しない女性をもっとよく見せようとナチュラルメイクを提案していた(そこは個人を貫いてほしい部分もあったが)。
もしかしたら番組に映っているように悪口を言い、足を引っ張り合うようなことも事実あったのかもしれないが、それ以上に仲間を想い一緒に己を磨いていく姿もあったのではないかと思う。

これは後からYoutubeに掲載されている参加女性へのインタビューなどでもわかったことだが、実は女性陣は互いにアドバイスをし、お互いの健闘を祈りながら旅を重ねていた。

さっしーこと指原莉乃さんのコメントが素晴らしくて毎回推せた。
「自信がある女性が好き」と言ってその女性を称えていたり、最後のセレモニーで破れてしまった女性が涙を見せずに潔く去った時、「そうそう、やっぱり休ちゃんはかっこいい女なんだよ」とコメントしていたり、本当に聞いていて嬉しくなる言葉が多かった。

つらつらと取り留めもなく書いてしまったが、結局はシスターフッドっていつでも健在だし、足の引っ張り合いではなくて互いの幸せも願えるような女性ばかりじゃないか!ということを言いたかった。

結ばれた二人にも幸せになってほしいし、参加した女性たちが自信を持って次の道へ進んでますます輝いて幸せになってほしいな(誰目線)と思った。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?