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本来SYNC HDが使えないPro Tools Studio環境で、Ultimate環境と近いことができるように
Avid Pro Tools用のシンクロナイザー「SYNC HD」は、基本的にPro Tools HDXかHD Native、つまりPro tools Ultimate環境で使用するための機材です。なぜかというと、SYNC HDはHDX CoreカードもしくはHD Nativeに搭載されているシリアルポートとシリアルケーブルで接続する必要があるからです。
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例外としてSYNC HDはスタンドアロンモードでも使用でき、汎用のマスタークロックジェネレーターとしても使用することが出来ます。
さて、Pro Toolsユーザでも知らない方が多いと思いますが、実はWindowsにのみ、SYNC HDをPCからコントロールするための「SYNC Setup」というユーティリティソフトウェアが存在します。
しかしこのSYNC Setupはソフトこそ立ち上がるのですが、PCとSYNC HDを交信させるやり方が以前から全くわからず、結局使えなくてお手上げでした。
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そこで今回、英語マニュアルを頑張って紐解いたところ、やはり「ケーブルを自作する必要があるだろう」という結論に達し、生まれて初めてmini‐DIN 8pin ケーブルを自作しました。
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正直なところ、私のはんだ付けの能力的にmini‐DIN端子の自作は手に負えないレベルでしたが、なんとか頑張ってケーブルを自作。そして自作ケーブルでPCとSYNC HDを接続したところ、SYNC Setupソフトが使える状態で立ち上がり、SYNC HD本体の「REMOTE MODE」のランプが点灯、見事PCからSYNC HDをリモートコントロールすることに成功しました。
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これなにが言いたいかというと、Pro tools Ultimateって年間使用料がめっちゃ高いんですが、そのひとつ下のPro Tools Studio環境でもSYNC HDを使用でき、ほとんど近い恩恵に預かれるんです。
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Pro Tools Studio環境でSYNC HDが使えている動画は、普通の人が見てもピンと来ないと思いますが、Pro Toolsにお詳しい方がみたら「お~すげーじゃん」と思っていただけるかもしれません。
自作ケーブルでWindowsとAvid SYNC HDがつながり、本来SYNC HDが使えないPro Tools Studio環境でもUltimate環境と近いことができるようになった。
— 木村玲(Ryo Kimura) (@r_kimura) January 21, 2024
再生してるのはPro Tools Studioだけど、SYNC HDを一体的に使えている様子。 pic.twitter.com/f1QJsTANkq
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