見出し画像

ウーリッツァー(Wurlitzer)にクラシカルなリバーブをかけて80年代風サウンドに

先日に引き続き、ウーリッツァー(Wurlitzer)の音色をご紹介したく、もう一つ動画を作ってみました。

クラシカルなリバーブを付けて80年代風サウンドに

先日ご紹介した動画は、少ししっとりとした曲調を弾きましたが、実はエレクトリック・ピアノという楽器は、ソウルやファンクといったグルーヴィーな音楽で伴奏をすることも多く、多くのミュージシャン達に愛されてきました。

今回の動画では、ウーリッツァーの音をDIというダイレクトボックスを経由して、DAW(パソコン)に録音していますが、音を80年代風のサウンドにするべくリバーブ(残響)をかけています。

使用したリバーブはNative Instrumentsの「RC48」というもの。

画像2

80年代サウンドに欠かせないデジタルリバーブ「Lexicon 480L」を元に作られたプラグインで、かけるだけで雰囲気が出て気持ちよく演奏ができます。

グルーヴィーな曲を演奏するときには、さらにフェイザーやコーラスといったエフェクターをかけると、さらにゴキゲンな音になります。

ノンエフェクトのコロコロサウンドも魅力

とはいえ、ノンエフェクトの素朴な音もウーリッツァーの魅力です。前回ご紹介した動画をもう一度貼っておきますね。

白金ピアノスタジオでは録音機材として、最新版のPro Tools | Ultimateを常設しておりますので、是非レコーディング用途でウーリッツァーをお使いいただければ嬉しいです。ピアノと同じ441Hzで調律をしています。

電子ピアノとエレクトリックピアノの違い

余談ですが、エレクトリック・ピアノという楽器は、「電子ピアノ」とはまったく違う楽器です。

電子ピアノはいわゆる、本物のピアノの代わりに家に置くことの多い、デジタル音源を鳴らすピアノで、見た目こそピアノに似せていても、中身はピアノの音を専用に鳴らすシンセサイザーのようなものです。

一方、エレクトリック・ピアノというのは、弦などをハンマーで叩き、その音をピックアップで電気信号に変換し、アンプとスピーカーから音を再生する楽器です。ローズ(Rhodes)やウーリッツァー(Wurlitzer)が有名です。

電気を入れなくても、小さな音が鳴ります。エレキギターみたいなものですね。

Program_491.movマルチカメラ.09_34_59_30328.静止画003



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?