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Web広告効果を高めるために知っておくべき4つの広告戦略企画

川手@RKawtrです。

Web広告の効果を伸ばすための取り組みは多岐に渡りますが、施策レベルのものは常に「競合も同じことを容易に展開可能である」という前提で考えなくてはなりません。つまりサイト上で、自社独自の強みを押し出して展開し、顧客獲得に奔走する必要性は、広告運用の自動化の流れが加速する今、今後より強まっているように実感しています。

自分は、過去にブログで「企画を立てる」ことの重要性について何度も触れてきました。

またどのようにすれば「戦略を考えられるようになるのか」といった点について、noteにまとめて記載したこともあります。

今日は「広告効果を伸ばすための4つの広告戦略企画」を4つお伝えできればと思います。

広告効果を伸ばすための4つの広告戦略企画

(1)値下げキャンペーン

初めから最終手段のご紹介です(苦笑)

値下げキャンペーンは即取り組むことが必要なケース、準備期間が1ヶ月しかないケースなどで、実施することで即効果が期待できる戦略です。これを広告でもしっかりと訴求し、サイト上でも、特にファーストビューで訴求することで、広告効果の最大化が見込めます。

田端信太郎さん@tabbata もTwitterで述べられている通り、営業においても、広告においても、サイト、ブランドにおいても、最終手段です。

値下げによる一時的な売り上げの最大化は、蜜の味です。知らなければ誰も欲しがりませんが、当たり前、鉄板になるとこの抵抗から抗うのは困難です。また定期購入、リピート性のある商材の場合、目には見えない形で、口コミやレビューなどで信用が目減りしていく恐怖と、長期的に戦わなければならなくなります。そういった副作用もあるという点だけ、ご留意いただければと思います。

(2)季節訴求

意外と使えるのが季節訴求です。例えば出会い系、婚活系アプリ広告などを見ていればお分かりの通り、夏は海をバックに、冬はイルミネーションをバックにした広告などを散見することも多いのではないでしょうか。

この点は、オフラインでの百貨店のイベント、催事場イベント、セールなどを見ていても、とても勉強になるかと思います。実際に足を運ぶと、大きなヒントを得られることも多いかと思います。

Web上には、販促カレンダーなども多く存在します。それらも参考にしながら自社商材と訴求可能なキャンペーンを仕立ててみると、良いかと思います。

(3)物量でペルソナを網羅する

物量でペルソナを網羅するというのは、特に特定のSNSなどで展開するのであれば非常に有効です。

下記は楽天オーネットのTwitter広告です。

遊び心ある画像を用いつつ、確実に「アニメが好きな層」「映画が好きな層」を別々に狙っています。ターゲット層は当然「結婚したいけど相手がいない人」ですが、その中で各ターゲットをどう狙っていくかというのは非常に重要な視点です。

特に予算が潤沢な場合、検索広告では広く浅く狙いつつ、SNSなどでは投稿として広告を配信できるため、それぞれが別々の世界観でも、検索広告と異なり齟齬が生じにくいため、かなりセグメントを細かく分けて攻めるという攻め方は、非常に有効ではないかと思います。

(4)UGCを使う

UGCを使う手法は、非常に有効な手法です。

例えばTwitter広告では、ユニクロ、ダイソンなどがそれらを駆使し、広告展開しています。

他のTwitter広告ではいわゆるクソリプもついていますが、これらの広告はリプライ欄も好意的なものが多く、ブランド形成にも良い影響を与えている広告なのではないかと、自分は考えています。

広告戦略はあくまでも広告上の話

長期的な広告効果の最大化には、組織体制の変更や、オペレーションの見直しが必要です。広告戦略は経営戦略ではありません。SEO、Webサイトに関しても然りです。この点については、改めて企画会議の際に提言しても良いかもしれません。そして前述した組織体制の変更、オペレーション方法の見直しを行った方が、最終的な売り上げ、粗利の最大化は早いです。これについてはギャップライズの鎌田さん@kamatec も下記のようにツイートされています。

広告はあくまでも表面上の1要素でしかありません。過度に期待しすぎず、適度な距離感を保ち、依存しすぎない関係が必要です。

また初めて企画を立てる場合、あまり持ち出しせず、展開されることをオススメします。例えば社会的なトレンドや、波に乗るのも重要です。昨年であればキャッシュレス還元、今年であればマイナポイント還元など、社会的なイベントに乗じるのも、1つの手です。

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