ブランド戦略の必須条件

こんばんは。今日はブランド戦略についてお伝えします。
ブランド戦略は、もちろん新規のお客様を獲得することも大事ですが、自分のブランドにファンを作ることで、コストも労力も抑えることができます。
例えば、
アマゾンと楽天で同じカメラが売っているとします。
アマゾンでは9万円、楽天では8万8千円。どちらを選びますか?アマゾンを選びますよね。ではスタバとドトールで同じコーヒーを販売しています。
スタバは500円。ドトールは300円。スタバを選びますよね。同じもので安いものがあっても、人間はブランドに左右されてモノを買っていると分かります。まずはいい商品も大事ですが、いいブランドを作るほうが得な気がしますよね。ではどうやってブランドを作ればいいのか。お伝えしていきます。

ブランドの戦略って?

そもそもブランド戦略とは何でしょう。
ブランド戦略とは、カスタマーに自社の強みに対しての共通認識を与えることです。わかりやすく言うと、自分の商品の強いところやいいところや伝えたいところを、お客さんに同じイメージを持ってもらうことです。
例えば無印商品のイメージを一言でいうと?ほとんどの人がシンプルと答えると思います。これがブランド戦略です。ただこの無印商品が柄のシャツを出したらどうでしょう。仮に1億円の売り上げが上がると分かっても絶対に売らないはずですよね。それは、ブランドのイメージにそれ以上の価値がついているからです。
ブランドの価値を上げるにはどうすればいいでしょう。ただ単に単価を上げればいいと思いますか?ただ価格を上げるだけをやってしまっては、お客様が来なくなって終わりです。まずブランドの構築にはFES戦略が重要になってきます。

FES戦略とは

ブランドの構築には以下の3段階を考えましょう。
FUNCTIONAL                          機能的な
EMOTIONAL         感情的な
SELF-EXPRESSIONAL            自己表現的な

1つずつ説明していきます。

FUNCTIONAL  機能的な
機能的な部分は、ユニークセリングポジションと80:20の法則を使います。

スライド1

ユニークセリングポイントは以前にお伝えしたので省略しますが、ドミノピザの話が分かりやすいです。以前のピザデリバリーは質重視で、届くまでに1時間かかりました。その分質は高かったですが、お客さんに怒られることが多かったそう。そこで、おなかが空いている人は質よりもスピードが大事だと思い、スピードを自社の強みにして大成功することができました。
80:20の法則は、売り上げなどすべてにおいて、上位20%の人が握っているということです。大体のお店の売り上げも、20パーセントのお客様層が握っているということになるので、そこの20%に対して特化すれば無駄が省けるという施策です。ほかの80%を捨てると、お客様は減ってしまいそうですが特化することによってお客さんは増えてくるのです。

EMOTIONAL 感情的な
これは以前からお伝えしている通り、
・ストーリーテリング
・ブランドハイディング

の二点です。ストーリーテリングは、何事にもストーリー性を持たせることで人の感情に刺さり、記憶してもらえるというもの。ブランドハイディングは、見せたい商品は見せないということです。あるスーツケースのブランドは3年で年商300憶を達成しました。とてもSNSの運用がうまくいっているのですが、SNSでは商品の写真がほとんどありません。ひたすらに旅の画像を乗っけています。商品を売っているのではなく、旅をするという体験やストーリーを売っているので感情に刺さり、結果商品の販売に繋がっているんです。また、ブランドにはしっかりとストーリーのあるキャッチコピーをつけるのも大切です。

SELF-EXPRESSIONAL  自己表現的な
ブランドとは客の心の中にあるものです。どうやってお客様の心に訴えかけるかが重要です。二つのブランディングを心掛けます。
インナーブランディング
インナーブランディングはしっかりとガイドラインを作りましょう。
5SENSE 人間の5感を刺激する 匂い、色、感触など
コミュニケーション コミュニケーションを取る 販売方法など
コンセプト 価格、質、キャッチコピーなど

アウターブランディング
アウターブランディングはしっかりと発信すること。5Aを意識します。
Awere   知ってる 認知
Appaul  好きかも 訴求
Ask    調べよう 調査
Act    よし買う 購入
Adovocate 教えよう 推奨

人間の購買心理です。一番大事なのは最後の推奨の部分です。お客様の口コミと一緒でしっかりと広めてもらうまでを考えましょう。
勧めたいと思うには、
・自分が参考にしている人と同じことをしたくなる
・大衆が希少、高価だと感じる

ということが大きな要因になります。

非常に長くなりましたが以上です。ブランド戦略もしっかりとフレームワークに落とし込み、施策やブランディングをしていきましょう。今日もありがとうございました。

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