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「りくペディア」季節

私の心の中を50音順でキーワードと共にひもといていく「りくペディア」。

見に来てくれた人が少しでも創造的になれますように。

第7回「き」:季節

太陽がすっかり登った10時の蝉の鳴き声で起きる朝は夏休みを思い出す。 
春のポカポカした太陽と通学路の桜並木は新学期の不安を思い出す。

思い出は季節といつも一緒にいる。

好きな季節を聞かれると、時には夏と言ったり、時には冬と言ったり。  
春と秋とも言ったこともあるだろう。

これはまぎれもなく事実で、好きな季節を一つに決めきれない自分の表れだと思う。

人は過去に戻ることは出来ず、前を向くしかないけれど、季節はちゃんと毎年のように戻ってくる。

まるで人の代わりに。僕はいつもここにいるから、行ってきなさい。と。

前を向いて生きていける手助けをしてくれてるようだ。

【りくペディア/季節】

思い出とともに。毎年のように訪れてくれる安心感。







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