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オスグッドセミナー

こちらは2024/7/10に開催した【オスグッドセミナー】の内容をまとめたものになります。


オスグッドの問題点

オスグッドの問題点はいくつか考えられます。

とりあえずストレッチだけをしている
問題点:ストレッチのみの治療では、症状の根本的な改善には繋がらない場合があります。ストレッチは対症療法であり、なぜ伸張性低下が生じるのかを考えるべきです。

伸張性低下だけが問題としている
問題点:伸張性低下のみを問題視することは、症状の一部しか捉えていない可能性があります。他の要因、例えば筋力バランスや運動機能の低下も考慮する必要があります。これは成長期の特徴を知っておくことが重要です。

動作をキューイングだけにしている
問題点:動作指導だけでは、患者が日常生活で実践できないことが多いです。運動学習理論を整理すると運動療法の解決の糸口が見えてきます。

成長期特有の問題を考えていない
問題点:伸張性低下だけが成長期の特徴ではなく、他にも姿勢制御系の問題も隠れています。

問題点の言語化

先ほどの問題点を一度まとめてみると

大腿四頭筋のストレッチだけでは改善しない
動作修正は口頭指示で良くなれば苦労しない
運動学習の考え方が不足している
成長期特有の姿勢制御系の問題も隠れている

上記のような内容になります。

現在の認識ではオスグッド患者と伸張性低下はセットで考えていますが、基本的には伸張性低下が関係ない患者も少なくはないです。

ストレッチだけをしていても改善しないのは、伸張性低下以外の要因を考えて治療アプローチをしないといけないです。

この状態を解決していくには、成長期の特徴、オスグッドの病態理解、必要な評価方法、運動療法エクササイズを網羅するべきです。

ではここから本題に入っていきます。

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