【書評】「採用基準」伊賀泰代著

こんにちは。リコです。

読んだ本、読みたい本はたくさんあるけど、
自分で要約・文章化できていないリコです!!

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以前書いた「ソース」の感想を読み返したけど、長い!長い!本人でさえ、長い!と感じるので、読んでいる人からしたら、もう長いこと間違いなし!笑

記事はこちら!


これからは、どうにかして短くしていきたい!と思っています。笑


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さて、今日は、伊賀泰代著の「採用基準」という本について書いて行こうと思います。

*要約

マッキンゼーというコンサルティングファームという会社に17年間務めた著者が、マッキンゼーの中で大切にされてきたこと、これからの日本人やグローバルする世界の前線に立って活躍する人材について書かれていました。

結論からいうと、これからの日本人には「リーダーシップ」が大切になってくるということを著者は本の中で一貫して述べています。


この本でのリーダーシップとは、「自分で判断し、結果責任をとる覚悟をもち、指示を出せる人」のことです。

これは日本人が思っている”リーダーシップとは全くもって違うもの。日本でのリーダーシップとは、

・組織の中に一人か二人かいればいいもの
・時には雑用とも言える仕事をする人
・目立ちたがり屋
・能力のある人

などと思われがちです。これも日本が貧しい時代、勉学に取り組むことができる人が少なくその人たちがリーダーとなり物事を決定していたことや、中央集権国家という国の在り方が理由だと本の中では言われています。

一方アメリカでは、就職や転職の際、リーダーシップ経験が絶対に問われます。リーダーの経験が就職の際に聞かれることって、日本では考えられないことではないでしょうか?

リーダーに対する認識の根本的な違いから日本でリーダーシップというものが重要視されてきていないのです。しかしそれではこれからの日本は衰退してアジアや中国が優位に立っていくということを著者は述べています。

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*リーダーシップとは

それでは、マッキンゼーで働いてきた著者が必要としていることは、「全員がリーダーになること」です。個人個人が上司や部下など関係なく、声を上げリーダーになることが大切になってきます。

この本で語られている「リーダーのタスク」は

1、目標を掲げる
2、先頭を走る
3、決める
4、伝える

の4点。


リーダシップを「鍛えるためにすること」は

1、バリューをだす
2、ポジションを決める
3、自分の仕事のリーダーは自分
4、ホワイトボードの前に立つ

の4点です。

内容は割愛しますので、ぜひ読んで見てください^^


そして、リーダーシップを鍛えると、

・自分のキャリアをゼロベースからどうしていきたいのかと考えることができるので、常識や世間の評価にとらわれなくなり、新しいキャリアを形成することができる。
・自分で自分の人生を操作することができる。

と述べています。

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*この本を読んで

とにかく自分の過去を振り返るきっかけになったし、自分の甘さを痛感する一冊だったと思いました。

私はこれまで、中学・高校とバスケ部のキャプテンをやったり体育祭で応援団をしたり、学級副委員長をしたりと、何かと人をまとめるリーダーという立場に立つことが多かったんです。

ただ、私は「支えられて活きるタイプ」のリーダーでした。「自分が判断して決める、自分から発信する」この著者がいうリーダーシップとはかけ離れたものだったんだと感じました。

また、高校時代キャプテンをしていて後輩と衝突したことがあります。
私は、言葉で示すのではなく、行動で示すタイプでした。誰よりも頑張っている姿を周りに見せることで付いて来てくれる、そう信じていました。その分誰よりも練習に必死に取り組み、妥協せずに走り続けました。

しかし、後輩と揉めた時に、言葉にして思っていることを伝えることや、メンバー間で目標を共通認識として理解することの大切さを学んだことを思い出しました。本の中でも言葉にして伝えることはリーダーのタスクの一つとして挙げられています。反省を生かしていきたい、、!


また、過程やプロセスではなく成果がどうだったかが重要視される世界。ビジネスの世界だと当たり前だと思います。しかし、私は就活の時「結果はもちろん、過程もしっかり見てくれるような企業が良い」と言っていました。

甘い、、、

とにかく甘い、、、

そう感じざるを得ない内容ばかりで、本当に胸が痛かったです。笑


*最後に

成果に貪欲に。どんなバリューが出せるのか。自分で決断していきながら。

新卒を迎えるのが楽しみで仕方ありません。

デスクの横に常に置いておきたい本No1です。笑