モラハラは伝えることが難しい

私は夫からモラルハラスメントを受けている。

モラルハラスメント（通称：モラハラ）は、

数あるハラスメントでも

言語化しにくいハラスメント上位だと思う。

例えばこういうエピソード。

「母の日に、夫からテディベアと花束をもらった」

これを聞いてあなたはどう思うだろう。

これは私に対してのモラハラ行為だ。

なぜなら私は前々から

「花は好きじゃない、ぬいぐるみも好きじゃない。」

と言っている。

当然、花は買ったことなど一度もないし、

ぬいぐるみも一つも持っていない。

夫もそれは知っている。

なのになぜ花束とぬいぐるみを買ってくるのか。

夫の性格からして

母の日当日の夕方に買い物に行き、

適当に入った店のなかで一番安く、

こんなもんなら妥当だろうという品物で、

さらに割引になっているものを買ってきたのだろう。

私はいつも

「プレゼントはいらない。

ただ、たまには誰かが作ってくれたごはんを食べたい。

だから特別な日は私の代わりに夕食を作ってほしい」と言っている。

もちろん、最高級食材でお店のような味を求めているわけではない。

ただたまには誰かが作った温かい料理が食べたい。

それだけだ。

そんな私の願いを聞き入れてもらったことは一度もない。

夫は自分が周りから悪く思われないように、

最低限のことをする。

「母の日に、俺がお金を出してプレゼント買って、

子供から渡させる、俺っていい夫だな～」

という下心があるのだ。

決して私に感謝しているとか、私を喜ばせるためのものではない。

さらにそれをモラハラだと認識すらしていない。

本気で「俺っていい夫だな～お前たちは俺に感謝しろよ～」と思っている。

だから

「母の日に、夫からテディベアと花束をもらった」

という事実は

私にとっては苦痛以外のなにものでもない。