自分を受け入れる
どうしたらもっと平穏に生きられるんだろう。私はそんなに行いが悪かったのだろうか? それとも前世でよっぽど善くないことをしたのだろうか? 調子が悪くなるといつもこんなことを考えてしまう。
こんな考えよくないよなって、自分でも分かっている。でも考えてしまう。
自分というものを私は自分で受け入れられないのだろう。受け入れるのが怖いのだ。弱い自分……情けない。
私はただ統合失調症という病を抱えて生活しているだけだ。もちろんそれによる弊害は多い。でももしこの病に罹っていなかったら私は大切なものに気づけなかったかもしれない。
しかし私はこの病のせいでいっぱい苦しんだのも確かだ。いまは亡き母は生前「こんなに苦しい時を乗り越えてここまできたんだから、絶対にこの経験を無駄にしないで」とよく言っていた。
いまの私の悩みは恋愛が上手くいかないこと。病の渦中にいた頃の私は自分が恋愛で悩むということすら想像できなかった。でもずっと憧れていた。私は通院以外殆ど外へ出られず、社会との接点を持てない時期が何年もあった。そんな自分がいまは恋愛で悩んでいる。改めてそう考えると少しは自分の憧れに近づいてるのかなと思ったりもする。
悩みに大きいも小さいもないが、私の場合どんな時も自分というものを素直に受け入れ、その時の自分ができることを少しずつやっていくしかないのかなと思う。私にはどうやら一段抜かしができないみたいだから。
足元を見つめつつ、自分の未来を諦めずに生きていれば笑顔になれる瞬間もきっとあると信じたい。
またここからゆっくりやっていこう。マイペースな私は呑気にそう思うのだ。
もし上手くいかなかったら、またその時に考えればいい。そんな心持ちで。
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