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SUPER BEAVER『東京』Release Tour 2022 〜 東京ラクダストーリー 〜大阪フェスティバルホールライブ感想文

※あくまで個人の感想です。ツアーのネタバレはないはずですが気になる方はご遠慮ください。あとライブの感想というより私の話です、なにとぞよろしくお願いします。

みなさん、大阪のイメージってどうですか。
大阪生まれ大阪育ち大阪住みの私なのだけど、やっぱり、独特な気がする。この独特さ、嫌いな人は嫌いだろうなあ、でも土地柄ってどうしようもないし、そこは申し訳ない、と思う。そして私の愛するバンド、スーパービーバーの推し都市は揺るぎなくずっと東京でたぶんこの先も東京で、そこがバンドの魅力のひとつなのだけど、やっぱり私は大阪の女なので、そんなに東京がいいんですかい、という気持ちになったりもするわけでありました。人間のサガって悲しく愚かしい。愚かしいついでにもんのすごい偏見を小声で言うと、大阪で東京に憧れてる人って、少数だと思う。だからというかなんというか、あんまり東京、大阪って比べて話すの好きじゃないけど、なんせツアータイトルが『東京』なので意識せざるを得ないのだった………。

という前置きをした上で、私の東京ツアー折り返しは2022年5月20日、地元大阪フェスティバルホールにて。もうほんとにチケット取れて良かった。このライブに参加できたのとできなかったのじゃ、紀元前と紀元後くらい、幕末と明治維新くらい、とにかく人生の意味が、生きてる意味が変わるくらい衝撃のライブでした。でもこれって、私が大阪の女なのでより一層強めに思った事かもしれない。愛の大砲で城ホール2DAYSやってくれたとは言え、アイラヴユーツアーでは大阪飛ばされたし、なんせ今回のアルバムと表題曲は『東京』だし、その『東京』とでかでかと書かれたボールを放り投げられて、あれだけの場外ホームランを打った大阪のみんなたちを私は心の底から愛してます。やっぱ好きやねん。(そう、大阪人のこういうところが嫌われるのだ。ほんまそういうとこやぞ。)

フェスティバルホールって、2013年にリニューアルされてからほんとに音の響きが良くて、もちろんステージの音も素晴らしいし、特に拍手の反響がすごいので、ここでライブやるのメンバーみんなテンション上がってくれたらいいなあ、と思ってたから、始まってすぐ全員テンションぶっちぎりの演奏に私の全情緒がやられたし、確信犯的にオラオラなぶーやんにニヤついてしまった……。
初めてこう思ったのが高松festhalleで、その時に書いたのが、

信頼感がある上での煽りって、笑ってしまうというか、確信犯というか。いけると分かってて、いけるよね?って言う楽しさというか。そうか、ぶーやんはこれがやりたいんだなーって初めて思った。

『SUPER BEAVER 都会のラクダSP 行脚 〜ラクダフロムライブハウス〜 高松festhalleライブ感想文』より

という文章なんだけど、この日以来2回目に思った。ぶーやん、分かってて煽ってる~!なにこの共犯感!煽りってそもそも、盛り上がってないからやるものだと思ってたけど、もちろんそれもあるだろうけど「こいつらとならいくところまで一緒にいける」って確信した時のぶーやんは凄い。信頼と、愛と、甘えが凄い。煽りってぶーやんの伝家の宝刀みたいに思ってたけど、それこそあれも諸刃の剣なんだよなぁ。もう、そんなの全力で応えないわけにいかないじゃないか。

いつもだったらライブを観ながら(ああ、この瞬間が止まるといいのになー、映像化されたら何回も繰り返し観れるのになー)と思うんだけど、この日は“今、この瞬間、ステージとフロアと、なんならフロア同士でも気持ちの往来ができてるのが尊い、なぜならそれはこの瞬間が消えるからだ”という、なぜ人はライブをやりそれを観に行くのかという問いへの答えのような哲学的想いが沸き上がってきて笑、ああ、本当にライブというのは大勢の知らない人と音楽を通して時間と想いを共有する尊い事なのであるなあ、と思った訳でありました。

それもやっぱり、紆余曲折のこの2年があったからで。時間と想いを共有するのに発声禁止やマスク着用なんて関係ないって信じられるようになったメンバーが、ライブに関してますます頑固に強固になっていくの、ライブバンドとしてあまりにもかっこよすぎじゃないですか。
メンバーが良く言う「きのう(今日)のライブを踏まえて」という言葉、実はあんまり好きじゃないのだけど、私たちはその1本に全人生を賭けて参加してる訳であって、それは次の日のライブやファイナルのためじゃないって思ってしまって。そういう意味じゃなくて、全部に意味があるって言葉だって分かってるけど、でも、自分が参加した尊いライブは踏まんとってほしい、と思っちゃう笑。
でも、この日は、“今日”の“今日まで”が”全部”好きって思ったライブだった。この日までのビーバーのどの1日が、どの1曲が、どのライブが欠けてもこのライブにはならなかったと思う。踏まれた日々がとても愛しい。この日の誰一人欠けても、どの想いが欠けてもたどり着けなかった到達点だった。ライブ後のビーバームービーでリーダーが「今これ以上のライブはできん!」って言ってたけど笑、それってこういう事だと思う。

ライブが凄すぎて何も言葉にできずもどかしいけれど、でもあの時間を共有できたことは忘れずに生きていきたいと思う。もうまじで無敵。

※この文章を書いた後に私の推しDJ大抜卓人氏がこの日ライブ直後のぶーやんにインタビューをしていて、
渋谷「ホールはライブハウス以上にその土地の空気を感じますね」
大抜「じゃあ大阪も独自のフィードバックがあった?」
渋谷「めちゃくちゃありましたね、もろ大阪だった」
大抜「それは親しみとかそういう?」
渋谷「そうです!(デカボイス)すごく楽しかったし気持ちよかったです」
(on air with TACTY IN THE MORNING - FM802より)
タクティ、そこ突っ込んで聞いてくれてありがとう。でもあのライブの後じゃそこ突っ込んで聞きたくなる。分かる。とてもそんなライブだった。
大阪の良いところでも悪いところでもあると思うけど、曲終わりの拍手の入りがワンテンポ速かったり(よ、余韻が…!と思わなくもない)、一人一人の拍手の音が大きかったり(アピールのでかさよ笑)、そういうちょっとした気持ちの大きさや先走り感がすごい渦となって会場全体を巻き込んで、ステージに届いてまたそれを返してくれたライブでした。ある意味で、あの空気の読めなさが、ぶーやんの言う『もろ大阪』だった気がする……笑。でもそれが良かったって言ってくれて嬉しい、そういうの嫌いそうなのに、ほんとにありがとうぶーやん。

メンバーのコメント振り返り。

分かる、ぶーやんのこの言葉にできない感じ。でもあの場にいた人に伝えたい感じ。最後に付け足された「絶対。」にグッときてしまう。うんうん、この日のみんなには絶対また会いたいよね。

やなぎ、なんて気持ちが溢れてるツイートなんだ……涙。
“俺”の使い方が抜群に効果的でさすが作詞家!と思わせといて『またライブに来てね』の意味じゃなくて、私たちが別れ際別れ難くて「次いつ会えるんだっけ!何々だっけ!」って確認するみたいにどこで会えるんだっけ、また会おうねって言っててめっちゃ可愛い……。大好きをくれてありがとう!!!私たちも大好きだー!!

リーダー!!!まだまだ、もっともっと。泣ける。もう、どんどん踏まえて欲しい。

この会場の写真、愛しのミキ氏が写りこんでるので見るたびニヤニヤしてる。ひろぽんのキック芸(芸?!笑)最高だったー!好きー!


大阪の思い出
大好きななお&ゆんとずっと一緒にいれてしあわせだったー!!!愛してるー!


1.やなぎが好きな大阪グルメ、ぶーやんとよく行ったって802で言ってたつけ麺雀。やっと行けたぜ!
2.美味しかった!!!
3.ライブ前にゆっくり話せるカフェがいいよね、という事で靭公園のグランカンテ。本気でゆっくりしてしまった笑。
4.カンテGでやっぱチャイとケーキ!あーーー楽しかった。
5.みんなで本日の催し物に写り込み。
6.うふふふふ、かわいいねえ。

この日連番してくれたKKちゃんもありがとー!!!夜の梅田を爆走したの楽しかったね!笑。

この先もみんなの東京ツアーが楽しくありますように!!!

おまけ
あまりにも尊いこの日のやなぎ………涙

LIVE DATE
2022年5月20日(金)【大阪】フェスティバルホール
『東京』Release Tour 2022 〜 東京ラクダストーリー 〜


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