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本が好き=読書家ではない。

「貴方は本が好きですか?」と聞かれ「まぁ、はい」と肯定の言葉を返す。

あのバツの悪さは何なんだろう。

「本が好き」は凄く広い言い方で、この言葉は2種類の要素を内包してると思う。

1つ目は「本を読むのが好きな人」だ。

俗に読書家とも言う。

知的好奇心が旺盛で、本を読んで知識を吸収するのが好きな人、また本の世界に没入できる人を指す。

2つ目は「本を買うのが好きな人」だ。

俗に積読家とも言う。

知的好奇心は旺盛だが、本を少し読んでは次々に新しい本を買う人。

本を読まない人は、このカラクリに気が付かない。なので沢山本を買って読んでる人だと解釈し、本物の読書家と混同される。

私自身は後者だ。

これはお洒落にも似ている。お洒落な服を買うと自分はお洒落な人になっと錯覚する様に、本を買うと自分は頭のいい人になったと錯覚出来る。

それを繰り返す事で、本当に「頭のいい人」感が出る。半分マインドコントロールに近い。

錯覚したいため、また本を買う。自転車操業だが、漕ぎ続ける限り「頭のいい人」である事が出来るのだ。

夢ならば醒めないで。

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