都道府県庁の組織体制比較(埼玉県)

■埼玉県
人口:7,332千人(R5.6.1推計)
面積:3,798km2
政令市:さいたま市(1,306千人)
中核市:川口市(567千人)、川越市(344千人)、越谷市(338千人)
市町村数:63(40市22町1村)
職員数(一般行政):9,172人(R4.4.1)
R5当初予算額(一般会計):22,111億円

最強「県」候補筆頭の埼玉県。都道府県人口は全国5位。市町村数2位・市の数1位。
さいたま市・中核市3市のほかに所沢市(340千人)・草加市・春日部市・上尾市が20万人を超え、なんと40市全てが5万人オーバー政令市抜きでも600万人と、同じ「県」といえども、他と並べ比べてよいものか悩ましいほどの大所帯。

知事部局
・企画財政部…政策・財務局、行政・デジタル改革局、地域経営局
・総務部…人財政策局、総務局、契約局
・県民生活部…県民スポーツ文化局、県民矯正局
・危機管理防災部
・環境部…環境未来局
・福祉部…地域包括ケア局、少子化対策局
・保健医療部…健康政策局、医療政策局、食品衛生安全局
・産業労働部…産業政策局、地域経済・観光局、雇用労働局
・農林部
・県土整備部
・都市整備部
(・出納)
出典:r50401kikouzu.pdf (saitama.lg.jp)

独特なものとしては
・土地水政策課(企画財政部)
・個人県民税対策課(総務部)
・化学保安課(危機管理防災部)
・医療人材課(保健医療部)
・商業・サービス産業支援課、産業支援課(産業労働部)
・都市整備部、公園スタジアム課

大所帯なので部>局制。しかし、局から外れていたり、部を跨ったり(保健医療部内に少子化対策局長下の課がある)と、複雑な組織図。指示系統はどうなっているんだろう。
規模が大きいゆえに飛び出て1課とされたと思われるところも多い(文書課・学事課や、個人県民税対策課、化学保安課、医療人材課など)。土木関係から都市整備部門が飛び出ているのも、ベッドタウンとして発展してきた埼玉県の特色と言える。
細かいところでいうと、出納関係が1部局となっていないのも初出。


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