失敗しないために身につけるべき能力(無料記事)
『マイナス思考』と聞くと良いイメージが浮かばない人も多いでしょう。
何事も良くない方向に考えてしまう感じがするので、できればポジティブな『プラス思考』でいたいと思うかもしれません。
しかし、私はNo.2として『マイナス思考』は大きな武器になると考えています。
事実、何度も『マイナス思考』のおかげで大きな失敗をすることを避け、成功に導いてこれました。
それは『マイナス思考』のおかげと言っても過言ではありません。
私は常に最悪を想像して物事を進めるようにしています。
というと聞こえは良いですが、実際は心配性なのか「あれがあったらどうしよう」「こんなふうになったらどうしよう」という疑問が次から次へと出てきてしまうのです。
それが凄く嫌だったのですが、トップから
「双葉が最悪を想像してくれるおかげでミスがなくなったよね」
とお褒めの言葉をいただいた時、私の価値観がガラッと変わったのです。
私が最悪を想像する時の思考の一端をお見せいたします。
例えばトークショーを開催するとなった場合、
チケット購入ページを見ていただくところから、イベントが終わるところまでをシミュレーションします。
一度皆さんも想像してみてから、私が気になったポイントを見てみてください。
私がざっと考えたものは
・チケット購入ページのURLが長すぎて、宣伝の文章を邪魔してないか
・ログインせずに購入できるか(新規登録はハードルが上がるため、購入率が下がる)
・会場へのアクセスは簡単にわかるか(googleマップのURLを貼り付けておくとワンタップで見れる)
・もし電車遅延などがあった場合はどうするか(録画をしておいて、後日動画でも見れるようにする)
・受付の際に購入の有無をすぐに見分けるにはどうするか(名前のリストを作って、すぐにチェックを入れられるようにする)
・ホワイトボードのペンが薄かったらどうする(予備のペンを持っていき、いつでも渡せるようにする)
・終了後にサインを求められた場合を想定(サインペンを用意して、事前に渡しておく)
以上となります。
実際はもう少し詳しく想定して、あらゆる対策を取りますが、3回ほどシミュレーションを繰り返して穴がないかを探ります。
それでも当日予期せぬトラブルはあります。その都度それをメモして、次回のイベントの時の注意事項に記載して、同じミスを繰り返さないように気をつけます。
『マイナス思考』と言われるとイメージが良くないですが、
最悪を想像してミスを回避する
という考え方にすると、とても力強い武器になります。
何事も『良い面』と『悪い面』があり、どちらにスポットライトを当てるかで変わっていくものです。